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今回、山形を旅した柴田理恵さん。実は、実家が富山県八尾市の老舗旅館だそうで、伝統的な木造建築が大好きなんです。自宅も古民家を移築して建てたほど!そんな柴田さんがぜひ訪れてみたかったというのが、銀山温泉。銀山川のほとりに広がるノスタルジックな温泉街は、大正末期から昭和初期にかけて建てられた木造旅籠屋建築の三階建て、四階建ての温泉宿が軒を連ねています。大正時代の美しさがギュッと詰まった小さな温泉街に歴史を感じます。江戸時代初期、島根の石見、兵庫の生野と並び、三大銀山として数えられた山形の延沢銀山。その名残をとどめる銀山温泉は、JR大石田駅から昔懐かしいボンネットバスに揺られて約40分、奥深い山あいの里にあります。建築の見どころは、旅館の外壁や戸袋に描かれた鏝絵(こてえ)。各旅館が競い合うように腕のよい左官職人を招き、鏝絵を建築に取り入れるのが伝統になったそうです。建築の巧みが随所に息づく、美術館のような温泉街は一度訪れる価値ありです。「鏝絵・アルバム」で少しお見せします〜
銀山温泉の「素敵な喫茶店」 日が暮れるとガス燈の灯りが暖かく温泉街を包み込みます。レトロなムードにのんびり酔いしれたい。そんなときにオススメの店が「クリエ」です。埋もれ木を利用した美しいテーブルやアンティーク家具がお洒落な店内。今の時期は、マスターが淹れてくれるアイスコーヒーを飲みながら、川沿いのテラス席で夕暮れの銀山温泉を眺めるのはとても気持ちがよいです。(お酒好きの方は、日本酒や洋酒もありますよ!)忙しい時間を置いてきぼりにしてくれる、そんな空間です。
<酒茶房クリエ> 住所:山形県尾花沢市銀山新畑410 TEL:0237-28-2038