みちのくのメープルシロップ 金山町杉沢地区で始まったメープルサップ(楓の樹液)作り。イタヤカエデの幹に 穴を開けると中からサラサラした樹液が・・・木の香がぷーんとして舐めるとほんの りと甘いのです。山村さんの表情と言葉からその不思議な味わいを想像して下さい。 町ではこれを煮詰めてメープルシロップとして売出し中です。 2.5リットルの液から50ccのシロップということですからなかなかの貴重品で す。これが採れるのは2月、3月の間だけ、木が葉を出す準備のため大量に水分を吸い上げるこの時期にしか採れないということです。
金山杉 金山町のもうひとつの特産物が金山杉。樹齢80年以上の杉の木しか金山杉と呼ばないブランドもの。山の見事な美林には300年は経っているという杉がずらりと並びま す。この木立がちょっと変わった形をしています。風の当る側にだけ枝が生えて、中を囲むように木が立っているという不思議な眺めです。 樹木医の松坂さんのお話がなかなか含蓄のあるものでした。「人間様よりも団体生活が出来ています。外側の木がこういう風に枝をいっぱいに張って内側の木を守ってい るんです・・」