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(c)安野 光雅
柴田光太郎 オロロン街道 北浪漫
 

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みどころ

 
 

広大な北海道の日本海岸沿いを切れ間無く続くオロロンライン。この街道をひたすら北へ北へと向かって留萌市から稚内市までの距離を柴田光太郎さんが旅します。海からの気持ちいい風を受けながら颯爽と歩く、日本最北端「宗谷岬」までの道のり。そこで出会う北海道ならではの人々、どんな話が聞けるのでしょう。


 
 

湿原を行く、しじみ漁

天塩町に住む漁師、菅井さんの川船に乗せてもらいます。向かうは天塩川の分流サロベツ川の奥、パンケ沼。
広大な湿原の中、風を切って川舟を走らせる菅井さん。北海道の雪解け水を含んで、栄養分いっぱいの泥炭で育つシジミはどのような物か?
菅井さんの網にかかるシジミは8年の年月を生きてきた大物ばかり。その大きさといったらアサリを見ているかの様です。
漁の後は、菅井さんお手製のうしお汁、シジミ御飯を頂きました。はたして、身の大きな天塩のシジミの味は?

   
 
 

苫前町羆襲撃事件

大正4年に起こった羆(ひぐま)襲撃事件で有名な苫前町を訪ねます。日本獣害史上、最も悲惨な死傷者11名というこの事件は今もなお村民たちに伝えられています。
開拓時代を忍んで地元の伝統行事として作られた「くま獅子舞」の練習風景を見せてもらいます。事実に沿って進行していく物語に対して、演技する側はまだ小学生。指導員の声にも力が入ります。「緊張感とほのぼの感」が入り混じった「くま獅子舞」です。
実際にこの事件が起こった現地では、そのとき俵の陰に隠れて、一部始終を見ていたという人の手紙をもとに話を聞かせてもらいました。「猫が鼠を食うような歯音」を聞いたという、当時5歳だった人の生々しい手記に柴田さんも声が出ません。

   
 
  幻の青いケシ「ブルーポピー」

ヒマヤラ高地やチベットなどの秘境にしか咲かず、出会うことさえ難しい「幻の花」。その「幻の花」を涼しい土地柄を生かして栽培に成功した方がいます。25度以上の日が3日以上続くと枯れてしまうというデリケートな花は「メコノプシス・ベトニキフオリア」というブルーポピーの一種。その色は世界で一番美しいといわれています。その栽培の苦労話と、それに費やされた7年間の集大成の花「天上の青色」をとくとご覧あれ。
 

 
 
  山靼船

サンタン船と呼ばれる船を復元した人が稚内にいました。
この「サンタン船」なる物は、世界地図にその名を残す間宮林蔵が北方探検のときに使用した船。黒龍江(アムール川)を渡るため、舳先が砕氷船独特の形をした木造船です。
そしてなんと言ってもびっくりするのが、帆。サケの皮を300枚、アイヌの手法で縫い合わせて作られているんです。
間宮林蔵顕彰会の会長、田上さんに水にも風にも強いこの帆の唯一の弱点や、実際にこの船でサハリンまで行ったときの事など、面白話に火がつきます。
 

 
 
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