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(c)安野 光雅
  みどころ  
 


今回の遠くへ行きたいは、「釣りキチ三平」の作者として有名な漫画家の矢口高雄さんが 登場します。

日本海にぽんと突き出た能登半島を舞台に、ヤセの断崖や泣き砂などで 知られる能登金剛から能登最大の港町輪島、そして最北端の珠洲市、禄剛岬まで旅します。

半島ならではの美しい景勝地、豊富な歴史や伝統を持つ奥能登の暮らしぶりに触れ、・・ はたして三平君どんなことになるのやら?

 




 
 

内浦町 「たこすかし」

周りを海に囲まれた能登半島では、全域に渡って釣りはもちろん、浅瀬の岩場でのたこ獲りがこの時期盛んです。 内浦町に住むタコ獲り名人こと大瀧さんに、「たこすかし」の技を見せてもらいました。

この「たこすかし」は、鉤つきの竹竿の先に本物の蟹やゴムで出来た疑似餌で石や岩の間に擬態しているたこをおびき寄せ、餌に食いついてきた所をそのまま引っ掛け上げるというもの。一見簡単なように思えますが、 難しいのは15センチ程度の浅瀬でも、たこは忍者のように擬態 しているため見つけにくく、餌を探して動きまわっているので行き違いになってしまう事なんだそうです。

秋田県の山村で育った矢口先生は、このたこ獲りを見るのは勿論初めてとの事だったのですが、さすがは「釣りキチ三平」、この話を聞いてじっとしてはいられません。早速この「たこすかし」に挑みます。海の忍者との知恵くらべ、果たしてどんな激闘を繰り広げるのでしょう?

 

「たこすかし名人大瀧さんと」
 
 
 

輪島市 「輪島塗ルアー」

輪島といえばまず輪島塗。しかし輪島市の伝統お家芸、輪島塗にも少し変化が出てきたようです。伝統を生かした新しいものを模索するうち、つり好きが嵩じてルアーに漆を塗ったらどうだろう?ということにたどり着いた職人さんがいました。釣りの世界もルアーをハンドメイドする人達がふえていますが、このルアーは趣味の域をはるかに越えています。

スイミングテストを繰り返し、試行錯誤の末に出来上がったほんとに釣れるルアーに漆を塗っていく。そして最後は、輪島塗独特の蒔絵技法によって金粉を載せるという豪華な物。作って楽しい、見て楽しい、釣って楽しいという物を作りたいという意気込みが伝わってきます。

この贅沢な一品に漫画家矢口先生の目がキラリ、腕がムズムズ、黒塗りのルアーの上に三平君の絵を一筆!!しかしこのルアー、釣りマニアにとっては飛びつきたい程のお宝ですが、果たしてお魚は飛びつくのかしら??

 

「上塗職人中門さんと」
 
         
  珠洲市 「何とレトロな珠洲の七輪」

能登半島最北の町、珠洲市の地下には植物プランクトンを多く含む「珪藻土岩」(粘土のような岩)が広く分布しています。この珪藻土は断熱性に優れているため、七輪作りにはもってこいの素材なんだそうです。珪藻土の七輪は、他の地域でよく作られる、土をこねて整形するものと違い、切り出した珪藻土の固まりをそのままくり抜いて焼くという珍しいもの。土の中に空気が多く含まれているため、より断熱性に富んだ品になるそうです。

 

「切り出し七輪 脇田さんと」
 
  そしてびっくりするのがその切り出し現場、地下の珪藻土を切り出しながら掘り進んでいくこと300メーター・・そこは一つの大きな洞窟の迷路。薄暗いライトの奥から響いてくる岩を切り出す音、湿った岩肌、まさにインディージョーンズの世界です。これにはさすがの矢口先生も絶句。

1200万年前の海底から産まれて来る七輪を前に、先生は「七輪がどういう風に作られるかなんて考えたことも無かったけど、これは凄い。今、七輪はちょっとしたブームなんですね」と感心することしきり。

 

「切り出し現場 坑道にて」
 
         
  厳しい自然と背中合わせの暮らしに触れ、朝市の元気な掛け声を聞きながら、そして美しい景勝地を歩く、そんなこんなの矢口流奥能登の旅です。

 

 

 
         
 

 
 
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