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(c)安野 光雅
  みどころ  
 

静岡県の相良町は駿河湾で獲れた塩を信州の方まで運んだ「塩の道」と呼ばれる街道の起点です。この塩の道は日本のほぼ中央を横断するフォッサマグナに沿って通る街道で、全国各地にある「塩の道」とは別格の主要道路といえます。今回この旧街道を旅するには「水戸黄門」の助さん、あおい輝彦さんです。さて道中、どんな事件、物件、人件に出会うのでしょう?「では、助さんまいりましょうか。」

 

 



 
 

相良喧嘩凧

静岡県は浜松をはじめ全国でも凧上げが盛んな所。相模湾に沿った相良町にも浜松に負けないほどの喧嘩凧があります。保存会総出で「助さん」を歓迎してくれました。あおいさんも早速挑戦します。が、凧に尻尾が無く二本だけの糸目で操作する為になかなか思うようにはいかずしょんぼり。仕方なく観戦する側に回りました。麻の凧糸にガラスの粉を70メートルすり込んだ秘密兵器を使って、戦闘機のような空中戦を繰り広げる地元の名手達。その手に汗握る妙技の数々に、助さんの声も弾みます。
空中を泳ぐ凧を手元の操作だけで急降下や急上昇させる達人達の技は必見ですよ。

 
























 
 


相良油田

相良町にはなんと油田がありました。秋田県や新潟県の油田はよく聞きますが、太平洋側での油田は日本でもここだけなのです。明治の中期から昭和30年頃まで続いていましたが、現在は廃止され、広い無花果畑の中にポツンと一本の鉄管が立っていました。かつての機械掘り井戸の跡です。相良油田の原油は世界一といっていいほど純度が高く、さらさらしています。色もガソリンの様に透き通っていて、タール分が少ないことが目で見てはっきり分かるほど。ライターで点火すると薄い黒煙が出て、石油独特の臭いを発します。驚くのは、精製せずにそのまま原油の状態でバイクに注油するときっちり走ること。あおいさんもこの話を聞いては放って置けません。早速、案内してくれた高塚さんの愛機にまたがり試走させてもらいました。風を切って颯爽とバイクを転がす助さんの喜色満面のお姿。カワユイ。

 

 
         
 



ふたつの古楽器

静岡県は言わずと知れた楽器の産地、日本のピアノのほとんどを製造しています。ピアノに必要な木が多く採れ、天候もよく、空気が乾燥している為、沢山の楽器製造会社が集まったそうです。塩の道を西北へ行くと日本の古くからの楽器、琵琶を製作している人が菊川町に、ヨーロッパの古楽器チェンバロを一人で手作りしている人が天竜市にいました。菊川町に住む大橋さんの琵琶の一つは、コレクションの世界最高を誇るニューヨーク・メトロポリタン美術館に、あのバイオリンの名器「ストラディバリウス」と肩を並べて展示され、新聞に載るほど話題を集めました。映画「耳なし法一」に出てきた琵琶の音色に心を打たれ、すっかり琵琶のとりこになって琵琶作りにまでハマってしまったという大橋さん。琵琶作りの難しいところは、一枚の板であの美しい球状の丸みをつくっていくこと。今でも15回に1回は失敗するという緊張の仕事場を見せてもらいました。
一方、天竜市に住む佐藤さんの製作したチェンバロは、ODAによってルーマニアやカザフスタンに輸出されています。ルーマニアの演奏者の方は、「自分はおなかが減るのは我慢する、しかしもっといい楽器で演奏をしたい」と月給4000円という暮らしの中、より良い楽器を待っているそうです。こんな心温まるお話にあおいさんは、音楽のプロとして深い感銘を受けたようです。
薩摩流正派の名手、大橋さんによる心地よい薩摩琵琶の響き、そして、「音楽は楽しみの友、悲しみの薬」とラテン語で書かれた、佐藤さんの温かいストーリーから生まれる手作りチェンバロの音色。このふたつは音楽好きでなくとも一聴の価値あり。

 


 
         
     

 

 
  このほか今回は森町に伝わる日本でも唯一という珍しい天王祭舞楽や十二段舞楽など街道に残る伝統と新しい試みや面白いお話に出会った、発見と感動の助さんの旅ですよ。日本にはまだまだ知らない事がいっぱいあるのですねぇーーー。日本が面白い。「遠くへ行きたい」はますます面白いヨ。      
         
 

 
 
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