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21世紀最初の旅は、正月恒例となりました「京都」ですが、今回登場する人々は 一味も二味も違います。番組の前説で渡辺さんが口にした言葉が「老幹新枝(ろうかん
しんし)」。<老幹とは老いた幹、たっぷりと時代を経た幹に、新枝、若い元気な枝が生える、つまり老幹とは京都の町そしてこの町に伝わる伝統的な文化、枝もろもろであります。
そういうものの中に間違いなく21世紀に元気にすくすくと伸びていく枝があるに違い ない、そういう希望を持ってですね、期待を込めてこの町を歩いてみたいと思います。>と語って旅をした渡辺さんの京都は将に「老幹新枝」でありました。というわけで、今回のテーマは京都の職人芸、京都の歴史を連綿と陰で支えてきた
人々の技を訪ねての職人語録です。
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額看板
京都の町を歩いていると目に付く木彫りの看板。慶応元年(1865年)看板一筋の清水末商店。
「筆の勢いを殺さずに字を彫るには、自分で字が書けないと駄目。原稿見た 時に、これはこういう風に筆が入っているなと、先に考えるんですよ。それから彫るんですよ。」
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宮絵師
ちょっとユニークな呼名のこれは、安川如風さんが自ら付けたもので宮大工という仕事にたいして神社仏閣の建具や造作に彩色する仕事に名付けた
というもの。平面だけでなく立体に彩色する技の難しさをお聞きしました。「立体も平面もあり、高いところも低いところもあって、難しいから・・
面白い。昔の工人たちが作ったお寺、お宮・・そういうものを勉強に見にいって、うまいな!って思います。行ったらそこで対話するの、お前上手いな、何百年前に生まれたか知らんが人間は人間だよね、こんなのどうして作ったのってね、見ながら対話するのね、面白いよ、昔の人と対話しながら物を見ていくの」
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飾り房
岡本啓助商店 三代目 岡本宏一さん
飾り房とは羽織の紐や掛け軸に下げる風鎮紐の先などを飾る房のことです。和房と洋房とあり洋房は写真のようなカーテンの先などを飾っている物です。国会議事堂の皇室などのための御傍聴席のカーテンのフリンジを20年前に手掛けたそうです。
「いわゆる王朝文化、公家文化に育まれたのが和房の世界。京都の場合はお公家さん、お寺さん、お茶、お花の世界それには皆、紐がいるんです。日常的に要る世界じゃないんですよ。ですけど無かったら困る、という世界なんですよ。メインを引き立てる為のサブの世界。」
主役ではない脇を支える世界の職人さんのプライドと自信が伝わるお話です。それにしてもさすが京都、お寺やお土産やさんなどの関係で、同業の方がなんと、七〜八十軒もあるんだそうです。
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青銅器
六代目秦 蔵六さん
蜜蝋で型を取って、時代を感じさせる細工をした青銅器を作る仕事を、明治生まれの初代から代々蔵六の名を引き継いで六代目の蔵六さん「中国、四千年の昔からやっている方法だと思うよ」と事も無げにおっしゃる。
初代の仕事のひとつが「天皇家のはんこ」と秦さんがおっしゃる天皇御璽印。四分の一のレプリカを見せて頂きましたが、本物は一貫五百の純金製、印の重さだけで押せるというものだそうです。
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その他銀細工のかざり錺匠、金襴という16世紀に中国から伝わったという織物などお話を見て聴いて頂くのがなによりという職人さんのお話をうかがうことが出来ました。
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1200年の伝統の奥深さを実感したそんなこんなの京都の旅で新世紀の新年を迎えます。
本年も番組共々どうぞよろしくお願い致します。
尚、番組へのご意見、ご感想、旅の情報などなどどうぞお寄せ下さい。 |
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