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(c)安野 光雅
  みどころ  
 

新劇の劇団に属している俳優さんにとって旅公演はつきもので、劇団民芸に所属している樫山さんも日本全国を歩いているのですが、自分の興味ある土地でも公演が終るとすぐ次の所へと移動するわけですから、なかなか自分の好きな旅をすることが出来ないのが残念なのだそうです。というわけで、今回の旅は次の「遠くへ行きたい」の機会が来たら、そんないつかは行ってみたい、逢ってみたいの想いを遂げた旅でした。  五月からの「研ぎ師源六」の西日本への旅公演を控えて、大好きな絵本作家のいわむらかずおさんの絵本の世界がそのままあるという栃木県益子町へ・・(写真右:いわむらさんのアトリエ)

 

 


 
 
いわむらかずおさん


生まれ育った武蔵野に似た風景に魅せられて25年前に移り住んだという益子で、周りの自然からイメージをもらって絵本を描く生活を始めたいわむらさんの代表作は14匹のヒメネズミの一家が主人公のシリーズ。アトリエでのお話の後は、3年前に馬頭町に作った絵本美術館を訪ねるのを楽しみにして・・(写真右上:アトリエにて 写真右下:14匹のシリーズ 童心社刊)


 


 
 
 


イチゴ狩り


ここ、益子町周辺は栃木県でも有数のイチゴやメロンの生産地。現在イチゴ狩りの観光ハウスが107棟。12月から5月頃まで楽しめるそうですが、花が咲いてから実が赤くなるまでの精算時間が長いほど熟成度が高いという事で寒い時の方が美味しいそうです。ところで、ご存知でしょうか。ハウスの中にはイチゴが実を付けるためになくてはならない、或る昆虫がいるのですが・・(写真右:味は摘みたてが一番!)

 

 

 
         
 


陶芸家浜田晋作さん

益子焼の名を有名にした人間国宝だった浜田庄司さんの次男で、72才の現役。高校生の時にはもうなんでも作れたという、お父さまそっくりの風貌で「日常使いの器が一番」と語る晋作さんに、民芸運動の担い手だった浜田庄司さんの精神は引き継がれていました。(余談ですが、浜田庄司、柳宗悦、河合寛次郎らが唱えた民芸は民衆的工芸、劇団の民芸は民衆演劇芸術が語源というお話も出ていました。) (写真右:晋作さん製作の花器) 。

 



 

 
         
 
伝統工芸ニ題

週末や休日にSLが運行されている真岡(もおか)鉄道の走る真岡市に明治時代まであったという絹の手触りの木綿「真岡木綿」を復活させようと綿花の栽培から布にするまで全てを手作りで挑戦している、メンバーが全て家庭の主婦という真岡木綿保存振興会のみなさん。そして、江戸時代から知られた烏山和紙の伝統を守って、手漉和紙を作り続けている福田弘平さん。無理なく皆さん自分たちの出来る範囲でこつこつと仕事を続けていらっしゃるのが印象的です。
 

 

 
         
 
いわむらかずおえほんの丘美術館:

アトリエのある益子町から北へ40キロ離れた馬頭町にいわむらさんが建てた美術館はあります。いわむらさんの絵本の原画が展示してあるのは勿論ですが、ここの特徴は何といっても、美術館の周りにある農場や畑、田圃、雑木林などです。これらは、昔私たちのまわりにあった里山の風景を思い出させてくれるばかりでなく、動物や植物と共存することの大切さを実感させてくれるので、子供ばかりでなく大人も楽しみながら自然と親しめるという所です。
   
         
  絵本作家いわむらさんに逢いに出掛けた樫山さんの北関東の旅は、里山の風景の中で自分たちの大切に思う仕事をしっかりと見つめながら、続けている人々との出会いを貴重なお土産に出来た、そんなこんなの美味しい空気をいっぱい吸い込んだ旅の四日間でした。      
         

 
 
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