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(c)安野 光雅
  みどころ  
 

この番組に登場する人たちの旅の動機は色々ありますが、今回益子さんのそれは「あの五島うどんをもう一度食べたい!」であります。 毎日でもうどんを食べたいという、大のうどん好きを自認する益子さんの向ったところは、長崎港からフェリーで二時間四十分五島列島の北部、上五島とよばれる入江の海岸線がとても美しい中通島。

 

 


 
 
五島うどん


中通島の船崎地区、五島うどん発祥の地といわれている所。その歴史は古く元寇の役のときに捕虜となった中国人から習ったといいます。少し前迄、集落のほとんどの人がなんらかの形でうどんに関わっていたそうですが、機械化に押されて手作りを続ける人はもう僅か。「手作りの伝統を守る人もおらにゃいけんし、昔と変わらん味を残すぬは生産量が少なくても残さなにゃ」と、うどんを作り続ける平岩さんご夫妻。朝の三時から夜七時まで仕事しても240食位しか出来ないんだそうです。忘れられないあのうどんの味は…


 


 
 
 


あごだし


上の手製うどんと並んで写っているあごだしスープ。五島ではなくてはならない味、すぐ目の前の海で獲れるとびうお(別名あごが落ちるほど美味しいからあごというんだそうです)を焼いて三日間ほど乾燥させた「焼きあご」でだしを採って麺つゆを作ります。だしを採った後も食べて美味しいという、昔から島では無くてはならないタンパク源でもあったそうです。漁期が六月から九月と短いため、一寸高価で手に入りにくいかも知れません。

 

 

 
         
 


農家民宿

今回お世話になった宿は農業体験が出来るという片山さんの民宿。丁度サツマイモのたねいもを植える時期ということで、畑に出て作業を一緒にやらせて戴いての農作業。その後は夕食の食材集め、山で山菜とり、海で貝とりそして五島灘でとれた魚が加わっての豪華な夕食となりました。片山さんのお話も美味しいおかずでした。

 



 

 
         
 
貝殻のコレクションではありません

写真の沢山の貝殻は島に住む岩崎さんが毎日海岸で拾い集めた貝殻の数々。これであるものを作ります。例によって、それは放送で見ていただくのが一番。「昔ほど綺麗な貝が採れなくなっているのが一寸悲しいかな・・」という岩崎さんの言葉、自然に恵まれている土地で環境の変わり様を語る言葉としてよく耳にすることが多くなりました。
 

 

 
         
 
頭ヶ島教会

隠れキリシタンの多かった五島列島、明治になって信仰の自由を取り戻したキリシタンの人々が取り組んだのが教会を建てることでした。現在、上五島だけで29の教会があります。それぞれに美しい建物ですが、これらの教会のほとんどが鉄川与助という一人の棟梁の手になるものなんだそうです。写真の石造りの頭ヶ島教会は与助の指導のもと、島の信者の人々が、昼は石運び、夜は漁と10年程かかって出来上がったものだそうです。内部にも工夫があってとても美しい教会です。
 
 
         
  「五島うどんがもう一度食べたい!」と出掛けた上五島の旅でしたが、伝統を守る人、自然を愛する人、歴史を守る人・・島で暮らす人々との語らいは、東京では味わえない焼きあごにも似た美味しい旅でしたし、バレーボール部の中学生たちとの出会いもあったりして、益子さんのそんなこんなの表情が楽しそうな旅でもありました。      
         

 
 
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