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(c)安野 光雅
  みどころ  
 

日本全国どこを回っても、その土地にはその土地なりの歴史によって培われた古き良きものに出会うことが出来ます。今回の旅は新潟県。歩く好奇心山田吾一さんが暖かい陽気をお供に越後の技・味・芸を求めて歩きます。

 

 
         
 


ひとやま越えるとそこは、不思議の国でした。


一昔前にタイムスリップ。高柳町の荻ノ島地区には、昔懐かしい茅葺屋根の環状集落が今もまだ残っています。柔らかい日差しの中、時間がゆっくりと進むような風景の傍らからは、はしゃぐ子供たちの声が・・・。
近づいてみるとドジョウ捕りの真っ最中!田んぼの脇を流れる溝の中でさらいを片手にドジョウと奮闘する親子の姿に出会いました・・・・。で、ドジョウの取り方はというと、やはり昔ながらの二手に分かれての追い込み作戦。今では見ることがほとんど出来なくなった天然のドジョウもさることながら、絵に書いたような子供達の姿はほんとに心が温まります。しかし一番はしゃいでいたのは、途中から合流した白髪、短パン、長靴姿の山田さんであったことは言うまでもありません・・・・。

 

 

 


 
 


歴史を変えた大河津分水

新潟県は日本一の米所。誰もが知るこの事実は、そう遠い昔から始まったわけではなかったようです。それどころか昭和の初め頃までは、鳥さえも跨いでいってしまう「鳥またぎ米」と呼ばれる程だったそうです。
これを変えたのが、現在の分水町に造られた大河津分水の存在。信濃川は大きな恵みと共にしばしば氾濫によって越後に大水害をももたらしました。これを防ぐために造られたのが新信濃川(大河津分水路)。川の本流が急激に曲がる現在の分水町辺りは、丁度信濃川本流が海に一番接近する地点でもあった為この地点から日本海へ人口の川を作り、本流に流す水一定量にコントロールしています。これによって、現在の米所の名が広まっていったんです。本流の倍以上の川幅を持つ分水路を目の前に山田さんは「とても人口の川とは思えない」と感心していました。

 

 

 
         
 


電子レンジにも使える蒸篭発見!

今までの常識を覆す「電子レンジでも使える蒸篭」。皆さん聞いたことありましたか?つくったのは、寺泊町で篩、裏漉し、蒸篭などの「曲げわっぱ」を作っている職人の足立さん。長年の試行錯誤の末に完成させ、科学技術長官賞をもらった「わっぱセイロ」を見せてもらいました。一見何の変哲もないセイロのようですが、お話を聞くにつれその試行錯誤が明らかに・・・。
このほか煎茶道具の棗としても使用できる「抹茶ふるい」などなど。培われた伝統の技術を生かして取り組んだ新しい商品は足立さんの人柄の伝わるユニークなものばかりです。これは絶対ほしくなる事請け合い!見逃せませんよ!

   
         
 


純金神輿

燕市にはなんと13キロもの純金を胴のあちこちにちりばめた、純金神輿がありました。「純金神輿」というと想像してしまうのが、全身を金箔に包まれた金一色の姿ですが、この神輿は違っていて、箔を使わず金の板を伝統技術の技によって加工し、胴の部分に貼り付けて装飾したものです。中でも一番、目を惹くのが神輿の上に載せる鳳凰。柔らかい金を強化するため、ベースを銀で作り、その上に燕市伝統の鎚起と呼ばれる技術を使って加工した純金の板を幾十にも張り合わせて作ったというもの。本体はというと、彫金技術やウォータージェットと呼ばれる最新の技術など色んな技が盛り沢山!この燕市の職人の技を随所に使用して作った神輿は正に芸術品でした。
神々しく輝く、ちょっぴりアヒル似の鳳凰は番組で・・・。

   
         
 


後ろ面

加茂市には全国でも珍しい「後ろ面」と呼ばれる舞踊が伝わっています。「後ろ面」とは後頭部に狐のお面を付け、前や後ろを向きながら人と狐を一人で踊り分ける変化踊り。背中であたかも正面を見ているかのように見せる芸の事です。約10年間、継承者がいなくて途切れていたこの芸を20年前に甦らせたのは市山七十之助さん。
自分の芝居のヒントに・・と勘所を教えてもらう為に訪ねた山田さんですが・・・・果てさてどうなるのでしょう?

 

 
         
 
今回の旅で山田さんが出会ったのは、川によってもたらされた恵みや、それと背中合わせの試練によって育まれた粘り強い職人魂でした。いい顔に出会い、いい土地に出会ったそんなこんなの越後の旅です。
 


 
 
 
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