番組からのお知らせ
番組データ集
ご意見・ご感想
(c)安野 光雅
  みどころ  
 

今回の堺の旅、京都に行ったような、瀬戸内海に行ったような・・・伝統工芸あり、秋の旬の魚の漁あり、大阪府第二の大都会にこんなにも伝統が色濃く残っていたのかという不思議な体験と発見の「堺・見学」です。(声を出して読んでみて下さい、担当の佐々木ディレクターは時々こういう遊びをするんですね〜)渡辺さんも「普段行きそうもない珍しい所への旅、いや〜面白かった」でした。

 



 
         
 


堺刃物


堺は今も昔も刃物の町として知られています。そもそもは、16世紀にポルトガルから伝来した煙草の葉を刻む包丁を作ったことが始まりだそうです。堺の刃物の特徴は鍛造、刃付け、研ぎが完全な分業作業で造られていて、それぞれに全てを最後は手作業で仕上げる職人の勘と経験未だにものをいう伝統工芸の世界です。   

○鍛造・・鋼と地金を合わせて包丁の形を造る職人さんの手元には下書きも図面   もありません。「五寸から一尺一寸皆目見当や、修業、修業後は勘を信用するだけやね」・・・次々と同じ大きさのものが鍛えられ出来あがってきます。 (写真上)

○刃付け、研ぎ・・鍛造されたものが刃物製作所で刃付け、研ぎの作業が行われ、刃紋の見事な包丁が出来上っていきます。取材をさせて頂いた森本さんの工場では二人の息子さんが刃付けの修業中、グラインダーで第一段階の刃付けが一人前に出来るようになるまでに「まぁ4,5年やね・・」研ぎの仕上げは森本さん微妙な手裁き、そして最後の切れ味の確認は「これじゃないとあかん」と頭を使う!のです。お手並は・・はい、放送で。  
(写真中上:手前はまだ一年目という修業中の次男 /写真中下:見事な光を放つ研ぎ上がりです。 )














○包丁の種類の多いことから、プロの料理人の殆どがこの堺の包丁を使っているそうです。写真の五本の包丁、いずれも裁くものは同じです。土地によって使う包丁の形が違うというこれらが何を裁くものかは・・はい・・

 









 
 


自転車製造

堺を代表するもう一つが自転車産業。堺で発達した元は鉄砲鍛冶の知識と経験。鉄砲を造る時の鉄を加工し、精密に仕上げる技術があったからなんだそうです。自転車博物館があって世界の自転車の歴史を見たり、隣接した広場では色々な種類の自転車に乗って遊ぶことも出来ます。(写真:世界最初の自転車、どう乗るかはご想像下さい。 )

 




 
         
 
堺線香

16世紀に中国から製法が伝わり堺で初めて作られたと言う線香、江戸時代にはここ堺は一大産地だったそうです。手作りにこだわる北村さんの手裁きは職人技そのもの。ところで皆さんのお宅にはお線香がありますか?最近はアロマテラピーに使う人も増えているそうですが、お線香の消費は何といってもお仏壇用。これがみるみる減っていて100年続いている手作りの伝統危うしかも知れませんというお話もありました・・・
   
         
 
かん袋

不思議な名前のお菓子です。名前の由来は秀吉まで遡ります。くるみ餡のお餅、これ一点しか作らないという400年の老舗で一服です。あの千利休も好んだそうですよ。(写真:かき氷をかけて食べるのも人気です )
 

 
         
 
大阪湾は好漁場

沢山の川が流れ込む大阪湾は季節ごとにいろんな種類の旬の魚が獲れるという意外な漁場で堺には170人の漁師さんがいるそうです。堺の漁師さんたちは海をきれいにする運動を率先して行い、年に二回堺の小学生たちを漁船に乗せて海の自然を見てもらって、きれいな海の大切さを子供時から知って貰うなど地道な活動をしています。大阪湾の海は漁師さんが作り守っている海なのです。火力発電所やマンションのすぐ側で定置網を揚げるという不思議な光景の海の幸をたっぷりと頂きました。土、日には漁師さんたちの市が立ち、その場で食べられるようにと七輪の貸出しもあります。

   
         
 


「近代化の波の中で両足をふんばって頑張っている伝統的な世界、この地の言葉でいえば、まさにド根性の人々との出会いまことに手応えのある不思議な旅でありました。」という渡辺さんの旅の終わりの感想が実感できたそんなこんなの堺の旅です。

     
 
 
Copyright(c)TVMANUNION,Inc.,YTV
Allrightsreserved.