久し振りの京都です。京都といえば伝統工芸、今回はその中でも手仕事、職人さん達が何百年もの伝統として受け継いできた手仕事を拝見し、又その職人魂溢れるお話を伺うことで、京文化の奥の深さを感じることが出来た、まさに「京都」であります。その前に・・・京都はいつもいろんな行事があちこちで行われていて、行く度に行事案内を調べるのが楽しみでもありますが、今回出会ったのは祇園をこよなく愛した歌人の吉井勇を偲んで行われていた「かにかくに祭」<かにかくに祇園は恋し・・・>というあの有名な歌にちなんで付けられたとか。(写真上:祇園白川にある歌碑 / 写真下:舞妓さんの撮影会のようでもありました)
真田紐 茶碗を納めた桐の箱などに掛けられている写真のような紐です。紐とは言いながらこれは縦糸と横糸で織ってあるんです。ご年配の方はご存知だと思いますが、よく八百屋さんや酒屋さんが前掛けを締めていたあの紐です。「木綿で丈夫で実用的なのが特徴・・」とおっしゃる工房の和田さん、しかしなんのなんの(今回はこの言葉の連発です!)京都ならではのその奥の深さは脱帽です。400年という伝統を守ってきた手仕事の知恵が一杯です。
組紐 真田紐と同じく奈良時代に中国から伝わったという色鮮やかな紐です。神社仏閣、茶道、華道、能狂言衣装など京都ならではの文化とともに継承されてきた伝統工芸です。中国や韓国では戦後全く途絶えていたそうですが、日本で作られたものを手本にその 技術を復活させたという一方、京都の組紐職人の戦後は厳しく、昭和22,3年頃は落下傘の紐を組み合わせて食べていたという苦労を越えて、今に受け継がれているその伝統への拘りが京都の文化を支えて来たんですね。まぁ、その影武者振りは放送でご覧下さい。(写真上:一番簡単な組台、432本なんていうのも・・・ / 写真下:お土産品といいながら、なんのなんの)
京都の奥の深さをまたしても知ったそんなこんなの今回の旅、渡辺さんの番組の〆の言葉を引用させて頂いて終ります。 「京都と言う町に通い始めて何十年か。しかし、決して勝手知ったる京の町という気持ちにはなりません。通っても通っても行きつくことのないこの町の奥深さ。通えば通うほど、気になることの増える町。どうやら私の襟首は、がっしりとこの町にとりおさえられてしまった様です。」