番組からのお知らせ
番組データ集
ご意見・ご感想
(c)安野 光雅
  みどころ  
 

久し振りの倉敷への旅です。番組初登場の越智さん、ゆっくりと歩いてみたかったという望みが叶って、白壁の土蔵や蔵屋敷が並ぶ白と黒の美しい町並みとそれを陰で支える主役たちにも会えて、倉敷通になりました。
 やはりこの番組を陰で支える、ロケには行かない、編集や選曲などのスタッフの間からも「倉敷も改めてこうやって見ると行ってみたくなったね」という声が上がりました。皆さんも見終わった後はきっと・・・
 余談ですが、この回のナレーションを録音しているときに、「雅子様、内親王ご出産」のニュースが飛び込んできて、スタジオのあちこちで作業が中断、モニターの前に人だかりがしていました・・・

 


 
         
 


白壁の美観地区

今から33年前、倉敷市伝統美観保存条例が制定され、美観地区が指定され町並み保存が始まりました。300棟近い土蔵や蔵屋敷があり海鼠漆喰の修理、保存にはとても手が掛かるわけですが、この仕事が出来る左官屋さんも少なくなって、年に五棟が精一杯とか。つまり全部を終えるのに60年、その頃になるとまた最初からということになり、「町並み保存は大変なんですよ」という左官屋さんの言葉が印象的でした。(写真上:修理を終えたばかりの土蔵の前で / 写真下:海鼠壁の中はこんな風に四層になっているのです)

 




 
 


はしまや呉服店

創業が明治2年という大店。文化庁に文化財登録原簿というのがあってここはしまやの建物五棟が岡山県第一号の有形文化財として登録されています。お店は昔のままで今も見ることが出来ますが、屋敷の奥の米蔵は再生され、「夢空間はしまや」というサロンとなり、ギャラリー、コンサートホールを兼ねた喫茶室になっている。(写真:はしまやの漬物蔵(手前)と米蔵(奥))

 




 
         
 
古民家再生工房

はしまやさんの再生をしたのは岡山県で設計事務所を主宰する六人の建築家グループで作るこの工房。重要文化財を保存修復という時間を止める作業でなく、古い民家の中から現代建築に通ずるものを探し出して、建物を再構成することによって現代に甦らせたいという主張を持つ仲間たち。倉敷の町にその仕事の幾つかを拝見しました。日本料理屋さんから中華料理屋さんまで古い民家が見事に生き返っています。(写真:はしまやさんの壊れかかった納屋を再生した工房の事務所)

   
         
 
動く木彫り動物

これを作っているのは画家の杉田さん。美観地区を水彩画で残すかと思えばイコンを描くテンペラ画家でもある杉田さんがいま楽しんでいるのは動く木のおもちゃ。写真に見えるのはブルドックとラッコ、これらがどういう風に動くのかは見ていただくのがなにより・・・美観地区の真ん中にこの杉田さんをはじめ日本、ヨーロッパのクラフト作家のおもちゃを展示、販売するお店もあります。
   
         
 
大原美術館

倉敷といえば大原美術館、私事ですが修学旅行ではじめて行って、一堂に納められた泰西名画にしばし感動したこと(教科書で見たものが本物として目の前にあるのですから)や入口の前での記念写真を思い出します。創設者大原孫三郎の孫に当たる理事長大原謙一郎さんに必見のこの一点、そのエピソードを伺いました。それがどの作品であるかは番組でのお楽しみで・・・これも余談ですが、ここを訪れる人の60%は西洋絵画のある本館だけ見て帰ってしまうそうですが、現代絵画の新館、中国美術の東洋館、陶磁器、版画、染色などの工芸館と夫々に素晴らしい作品が展示されていますのでゆっくりとどうぞ・・・( 写真上:この入口で写真撮った人いますよね / 写真下:工芸館の中庭)

 

 
         
 


なんとなく知り尽くしたかなと思っていた倉敷、改めて越智さんという若い女性の目で見てみると、意外な発見もあった。そんなこんなの、もう一度自分で確かめる旅に行きたくなった倉敷でした。

     
 
 
Copyright(c)TVMANUNION,Inc.,YTV
Allrightsreserved.