知らない土地で料理の素材を探す事がいつも楽しい旅となる、料理人森野熊八さん。今回は冬の東北、青森県八戸へ。海の幸、山の幸の豊かなこの地でどんな食材を見つけるかそして何よりどんな人に会えるか楽しみにご覧下さい。
せんべい汁 八戸では昔から食べていたというものです。材料はいまや南部地方の名物の代名詞にもなっているあの、南部せんべいです。25年前に取材した時にはこれは人に御馳走として出すもんじゃないと言われていたものですが、今では郷土料理の名物メニューになろうかと言う勢い。スープ付き即席パックも売り出されていて、長い間続いている番組だなと実感するのがこんな時です。これを考えついたのは、南部せんべい作り三代目という在家真幸堂のご主人、こねることから焼き上げる迄の工程をオートメ化した製菓会社が多い中で、手作りの味にこだわる研究家でもあります。まぁ、不思議なものです。でも、これを見ると、今度八戸に行ったらこの南部せいべいを買ってこようと思いますよ。
せんべい汁御馳走になりました。皆さんと記念写真。今週の写真は、お会いした皆さんとの記念写真にしました。