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(c)安野 光雅
  みどころ  
 

先週の前編は如何でしたか。日本の仕事、生活はしっかりと次世代に受け継がれている様子を垣間見ることが出来ました。32年という月日は服装だったり、ソ連からロシアに変わった北の海の政治的な変化に具体的に見ることが出来ましたが、なにより、渡辺さんをはじめ登場人物の若さかもしれませんね。さて今週も、蒸気機関車のC5744に導かれての昔と今との出会いです。

 

 










         
 


C5744

1975年冬、北海道を最後に走ったSLの懐かしい姿をしばし番組の頭でお楽しみ頂きます。当時は最後部に行商指定車というのが連結されていて、車内で行商の人たちの商品のやり取りがされていました。SLの平行移動、ヘリコプターによる撮影と、迫力ある映像をお楽しみに。当時はそんなこととても無茶な!という2インチVTRを持ち出しての撮影でもありました。(写真:愛媛県西条市市民公園に飾られていたC5744との再会でした。)

 




 
 
千年釘

松山市の鍛冶職人白鷹幸伯さん、千年の材には千年もつ釘をと、素材の鉄に大変なこだわりをお持ちです。そんな釘を作る職人ですから、国宝クラスの修復再建ということになると、白鷹さんの釘はなくてはならないのです。薬師寺の西塔再建の時にもこの釘が使われたそうです。そして今は山口県の錦帯橋の修復に使う釘と鎹を、立派な後継ぎになった息子さんと二人で作っていました。釘の行方を追って錦帯橋へ・・・(写真上::職人の仕事には自由があるという長男の興光さんと / 写真中:父の作る和釘 / 写真下:息子の作る鎹)
 
 
         
 
錦帯橋

この3月に第一期の修理が終わった錦帯橋。ここに使う釘と鎹はこの橋が作られた300年前に使われたと同じ材の鉄でなくてはならない、とこれもこだわりを持つ棟梁の海老崎さんが白鷹さんに無理を言って作ってもらったという釘と鎹が一万本近く使われています。海老崎さんにも8年目というお弟子さんがいて、30〜40年ごとに架け替えるというこの橋の仕事はきちんと受け継がれていくようです。(写真上:一部架け替えが終わった錦帯橋 / 写真下:新しい橋の上で、お弟子さんと)
 
 
         
 
稲で稲を作る

という秋田県は八郎潟町に住む渡部勉さん。12年前にお目にかかったときは、森が森を育てると言うことにヒントを得て、米作りに使っていたのは全部自然物それも、ぬか・わら・米酢・焼酎と米に関わるものばかり。「何故か分からぬが、自然さというパワーが自然に稲の力を引き出してくれる、そんな気がする」と言っていた渡部さん。
そして今回、渡部さんの事務所には「微生物」の文字があちこちに見られました。「何故か分からなかった」パワーが微生物であったらしいと、渡部理論を広めるのに忙しい農閑期でもあったようです。(写真:おかずなしで、本当に、うまい!とこの後のおいしそうな渡辺さんの顔をご想像下さい。)
   
         
 
薩摩焼宗家14代沈寿官

慶長の役の時朝鮮に出兵した薩摩軍に連れて来られた朝鮮の陶工が築いた窯を守って14代の沈寿官さん。寿官さんのお話は歴史のこと、薩摩焼のこと、親子のこと・・・お話は尽きることのない楽しい出会いでした。それが26年前、今は15代目を継いだ息子さんが襲名披露の展示会を終えたところ、「作品に使っている技術は全て、薩摩焼の伝統的な技術ですから僕の仕事というよりは僕たちの仕事と思ってます」という仕事をはじめ、14代の含蓄あるお話もこの特集の旅の締め括りにとても相応しいものになったと思います。
 

 
         
 

改めて、見終わると、日本にはまだまだ知らないこと、伝えて行かなければならないことが沢山あることを思います。皆さんもそんな「日本」をこれからも、「遠くへ行きたい」と共にお楽しみ頂ければと思います

 

 
         
 
 
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