宮崎美子さんの隠れた趣味が「石」集め、「石」探し。と言うわけで今回の旅は、宝石、貴石そして化石と、石にまつわる旅とはなりました。これに、東北は岩手県ですからお馴染みの宮沢賢治もからませてということになりました。実は、宮沢賢治も知る人ぞ知る、鉱物採集に熱中していたと言います。付いたあだ名が「石ッコ賢さん」、賢治の作品には30余りの石が登場するといいます。さて、番組にはどんな石が登場しますか、貴方も探せる石があるかもしれませんよ・・・
猊鼻渓舟下り 北上川の支流砂鉄川に侵食された石灰岩層が作りだす奇岩怪石の渓谷下りです。棹一本で川の流れを上ったり、下ったりですから、技術はもとより力もいるという仕事。観光センターたった一人の女船頭さんのガイドでの舟下りです。OLからの転身、二年目という千葉さん、二児のおかあさんの船頭振りとユーモアたっぷりの案内をお楽しみ下さい。(写真:お客さんの楽しそうな顔が何よりの励みという千葉さんです。)
仕上げの宝モノ捜し マンガン鉱山の旧坑道が観光用に公開されている所です。主な展示物は宝石類の原石。展示されている石は一トンとか65KGとかとにかく大きいのです。ですから原石の周りには囲いもありません、ということは重たくてとても簡単には持ち出せない重さであります。元坑道の中ですから、写真が撮れていませんが、見事な原石の山です。中でも見事なバラ輝石はちゃんと「マリンローズ」と言う名の装飾品に加工されて、お土産として売られています。
一寸欲にかられた?スタートでしたが、三億五千年前、二億年前、八千五百年前の石や化石類との出会いは、石への興味一杯の宮崎さんにとっては、図らずも地球の歴史を遡る旅、それぞれの時代からそんなこんなの貴重なメッセージそして宝モノを頂いた旅とはなりました。