新幹線「はやて」にはもうお乗りになりましたか?3時間足らずで八戸というのは、本当に早いです。新幹線が盛岡まで通じた時に、みちのくがとても近くなったことを実感しましたが、今回はさらに、です。今回はその「はやて」に乗って近くなった八戸を足場に、北東北の男たちの熱き想いを巡ります。
魚市場 八戸といえば有数の漁業の町、まずは魚市場にお邪魔します。底びき漁専門の第二市場。メヌケ、サメガレイ、オキハモ・・・ほかにも不思議な魚が並びます。そして、市民相手の小売市場は陸奥湊駅前市場。なんと、午前一時からやっているそうで、魚屋さん、料理屋さん、主婦たち・・・一日中にぎやかです。(写真上:なますで食べると美味しいというエイ / 写真下:オキハモ、ハモよりちょっと怖い顔)
南部細目組子細工 昔から木工の盛んな一戸町の建具指物師の長山さんの編み出した木工細工です。一見、伝統工藝の作品に見えますが、まだ10年という長山さん独自の世界です。ともかく凄い物です。まぁ、見て下さい。これ全て木を組合わせたものです、とだけ申し上げておきます。 (写真:さて、どうなっているのでしょう・・)・
漆掻き 岩手県浄法寺町は昔から日本一ともいわれてきた漆の町です。最近は安い中国からの漆が使われることが多いいんだそうですが、高級な漆器は仕上げ塗りにここの漆は欠かせないんだそうです。普通は梅雨時から秋にかけて、漆掻きはするのですが、冬にもこの仕事をしているという職人さんがいると聞いて訪ねました。漆の木は掻き殺しといって幹を掻いて漆を採ってしまった後は用済みとして切られてしまうのですが、最後まで自然の恵みは戴くという知恵はここにもありました。これもどう云うことかは、申し訳ありません、放送で・・・(写真上:氷の張った池から取り出したものは・・・ / 写真下:日本の職人さんが考案した仕事に合った道具の見事さにも脱帽です。)