番組からのお知らせ
番組データ集
ご意見・ご感想
(c)安野 光雅
  みどころ  
 

北海道の広さと自然に憧れているという白井さん、期待に胸ふくらませ(というやや当り前の言葉ですが)本当に、「わぁ〜北海道!!」という旅立ちです。自然を相手の人々の生活、自然の想像以上の厳しさ・・・観光だけじゃない北海道の旅をどうぞご一緒に。(写真:旅の終わりに自然の厳しさと闘った人々の物語を伺いました。)

 









         
 


幸福駅


この番組を毎週見て頂いている皆さんの殆んどは「おぉ、あの駅ね、廃線になってもまだあるのか?」と懐かしく思い出されるかと思います。昭和40年代道央への旅のコースには必ず入っていた国鉄広尾線幸福駅、途中にある愛国駅からの切符を手にやって来て、備え付けのノートに若い人たちが幸せの願いを書いていました。ブームが凄くなるにつれて、神社かと思えるほどに、お願いを書いた紙が駅の壁に貼られるようになりました。その後廃線となりブームは去ったのかと思いましたら、健在でした!今でも駅舎の前に売店があって「愛の国駅から幸福駅」の切符を懐かしい硬券で売っていました。日付はお望みに、というわけで白井さんがお願いした日付は?(写真:この切符、マニアには堪えられないかもしれません。切符模様があの国鉄時代のものと同じなのです。)

 







 
 
チーズ造り

えりもへの途中の町、大樹町でナチュラルチーズ造りでわが道を行くのは半田司さん。もともと酪農家なのですが、一時期牛乳が余って捨てて生産調整をするということがありました。手塩にかけて育てた牛のくれたものを、捨てるなんて・・・そこで思い立ったのがチーズ造りです。周囲からはそんな手間のかかるものはやめた方が良いと忠告を受けたそうですが、牧草の選択から牛の健康管理まで徹底的に拘って10余年。最近ようやく自分が食べたいと思うものが出来るようになったといいます。カビがする仕事に手を貸すという風の半田さんのお話と共に戴いたチーズは白井さんに強烈な印象を遺したようでした。(写真上:半田さんの、お話のときの優しい目、チーズの出来具合を見るときの厳しい目が素敵です。写真下:カビの具合で3〜8ヶ月、目の行き届く量しか造らないという「はんだメイドチーズ」です。)

 





 
         
 
黄金道路

お金を敷き詰めるほど大変な費用がかかったということでこの名前が付いたえりも岬への道です。日高地方といえばサラブレッドの産地、途中広大な土地で競走馬を育てる生産牧場を見学しました。生まれて2ヶ月という子馬がもうお母さんと一緒に走る姿は、競馬フアンならずともほれぼれです。写真はお見せしませんから、その姿はどうぞ、放送でご覧下さい。
     
         
 
ホーストレッキング

えりも町の鎮守様住吉神社の宮司さんの楽しみは道産子を飼って、皆と乗馬をすること。乗るだけでなく、町へやってきた人たちと乗馬の後のバーベキューで色んな話を聞けるのも楽しいといいます。時には人生相談もあるのでしょうか。乗馬が大好きという白井さんも参加しました。見事な手綱捌きです。牧場から海岸まで思いがけない風景です、馬に自信がある方はお訪ねしてみては如何でしょうか。(写真:自然の中のうらやましい楽しみの時間。「ここでしか出来ない事で時間を過ごすことを見つけました」という宮司手塚さんの言葉です。)
 


 
         
 
海の贈り物

えりもの海は今、タコ、ボタンエビ、ツブガイの最盛期、この後サケマス、ウニ、コンブと続きます。揚げられたばかりのヤナギタコ、勿論まだ生きているのですが、そのメスの珍味を戴きました。「これはここに来なきゃ食べられないね」というものです。わざわざ行ってでも食べたい味だそうです。その正体は・・・放送でどうぞご覧下さい。そしてこの時期もう一つの海の贈り物はコンブです。夏の解禁までは「拾いコンブ漁」といって根からとれて海に漂っているコンブを拾うのです。水温4度という冷たい海に入って20〜30分、背中一杯に背負ってウエットスーツを着た人たちが上がってきます。解禁でもないのにコンブが干してある風景が見られるのはこの拾いコンブなんですね。だから日高コンブは一年中獲れるという訳です。(写真上:水揚げされたヤナギタコ、さて珍味は?  写真下:朝になると潮の流れの良い磯に皆が集まってきます)




 
 
         
 
えりも岬の緑を守る会

今年はえりもに植物を植え始めて50年、5月には記念の集会が全国から人々が集まって開かれるそうです。森がよみがえる事で海もよみがえるというこの方式は最近海を豊かにする運動として行われていますが、このえりもはそのさきがけでもありました。先程のコンブも全く獲れなくなった時期があったんだそうです。明治、大正に始まった開拓の中で山や岬の森が裸同然なり、土地が砂漠のようになってしまい、赤土の土地では作物は育たず、海は赤く濁りました。魚は沿岸から姿を消し、コンブは育たなくなりました。50年前自分たちの土地を以前の姿に戻そうと、漁民たちが起ち上がりました。木が育つための地面に緑を取り戻すために草を植えるも、すぐ流れてしまい・・・そのときの並でない苦労を奇跡とも言っていいくらいの見事によみがえったクロマツの林を歩きながら、リーダーを務めた飯田さんご夫妻にお話を伺いました。人間は自然によって生かされているということを、お二人のお話から聴き取って頂ければと思います。(写真:まだまだ、緑を増やす運動は続きます。かつての広葉樹の森を甦らせるのが夢だそうです。観光客の方も植林が出来るそうですので、皆さんも如何でしょうか。)


 
 
         
 
「えりもの岬は、何もない春です・・」で有名になった土地ですが、ここを離れるわけにはいかんと、起ち上がった人々によって、その姿を変えて来ているえりもの町、自分が食べて満足するチーズ造りに拘る人の住む町・・・広大な自然の拡がる北海道は、いつの時も自然と人間のそんなこんなの関係を肌で感じさせてくれる土地であります。「お目にかかった人々の笑顔が眩しく感じられました」という白井さんの旅の終わりの言葉、放送をご覧になった皆さんは如何でしょうか。

 
 
         
 
 
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