前回4月に北海道えりも岬で木を植える人たちに出会い、自然との戦いというか共存への道の厳しさを知ることになった白井さん、最近は一層自然への関心が強くなっていて、森とか川とかをテーマにした作品も多く、今回もそんな森とか水の話題を探しての旅となりました。で、旅先は水の町の郡上八幡、珍しい森の生態が見られる板取村。長良川に沿って走る長良川鉄道で郡上八幡へ。(写真:市内を流れる吉田川。夏休みになると後に見える新橋から子供たちが飛び込む姿が夏の風物詩となっています。高さ何mだと思いますか・・・12メートルだそうです!)
宗祇水 水の町八幡を代表する水場。町を歩くと毎日の生活に使われているこういう水場があちこちにあります。そして道の脇には小さな水路が流れ、いつも水の音が何処からか聞こえる町はとても涼しげです。(写真:思わず「こんな水場がまわりにあったら良いなぁ」と独り言。 )
古民家工社 これも伝承の拘りです。先人が作って遺した100年、150年前の古い民家を解体してその古材を新しく建てる家に再利用して、昔の建物の雰囲気と技術を次世代のオーナーの人たちに伝えていきたいという三代目の山下さんです。全部を職人さんが作るのでなく、土壁塗りや簡単な木組みは施主に実際にやってもらって、家への愛着を強めてもらおうという試みもなさっています。150年経った梁や柱といった古い材料が次の150年へ・・・日本の伝統ここにあり!ですよね。(写真:磨くとすべすべした肌触り再び・・・)