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(c)安野 光雅
  みどころ  
 

毎回番組の冒頭で旅する人が、旅の主旨、目的、期待など私たちがいわゆる前説と呼んでいるものが語られます。毎月一回登場する渡辺さんの前説はいつも番組を見ようとする人達がナンだか期待をそそられるものを語るので、私も今回はどんなことをしゃべるのかな、と皆さんと同様に楽しみにしているのです。
で、今回は新幹線長野駅で乗り換えて小布施町へ向かう長野電鉄の車中からの前説となりました。(写真:小布施といえば栗の里として知られていますが、この栗林のほか色々な果樹栽培も盛んです。)

 










         
 


小布施丸茄子

渡辺さんが今回気になっていた物の一つが、この丸茄子。地元で消費されてしまうのでここに来ないと食べられないものだそうで、期待にたがわぬ茄子でありました。そしてご馳走になったのが、小布施のおやき。この茄子を使い赤味噌に砂糖を足してごま油で炒めたものを具にして、そば粉でなく小麦粉を使い、焼くのでなく蒸すというものです。それでも"おやき"。これを作っているのが、地元の農家の作った野菜などの産物が集められ来る「六次産業センター」何故「六次」なのか、聞いてみると成る程であります。(写真:みょうがの葉を巻いて蒸したものです。)

 













 
 
北斎が住んだ町

83歳のとき時の豪商高井鴻山に招かれて小布施にやってきて、鴻山に手厚くもてなされて、沢山の作品を残しました。その作品を集めた北斎館。その肉筆画が沢山あることでも、ここには一度行く価値はあるという人も居るくらいです。渡辺さんのお目当てもありました。他にも北斎の残した作品をこの町では見ることが出来ます。祭り屋台の天井画や岩松院という古いお寺の天井画。これはとても大きいので上を向いてみていると首が疲れるので、以前は畳に仰向けに寝て鑑賞するという方法が採られていたのですが、これだと皆さんがとても長居をすることになるのと建物の痛みが激しいので取りやめになって立って鑑賞するようになってしまったそうです。でも、これは首が痛くなっても一見の価値は十分ありますよ。(写真:北斎館の中にある屋台展示室へどうぞ)
 








 
         
 
セーラ・カミングスさん

小布施の古い造り酒屋に勤めるアメリカ人女性。長野オリンピックのボランティアスタッフとして小布施にやってきて、この町に魅せられて、この伝統ある酒造所で働くようになったというのですが、このセーラさんの活動力は半端じゃなかったのです。酒蔵の保存改修、町おこしイベントの次から次への企画提案そして実現させてしまうというエネルギー。このセーラ旋風でこの酒屋さんもそうですが、町も随分と変わったそうです。セーラ哲学を巧みな日本語とともにお聞き下さい。(写真:改装された庭でのお話は尽きることがありませんでした。)
 

 
         
 
中野土人形

中野市に住む奈良さん。先祖伝来の江戸時代以来の型を使って日本で数少なくなった土人形造りを続けていらっしゃいます。伏見人形によく似ていますがその訳が一寸面白いものでした。京都へ商いに行って、帰りに仕入れてきたという型なんだそうですが、売りに行ったものはナンだと思いますか?(写真:江戸時代以来の型が現役でした)


   
         
 
日本土人形資料館

全国の土雛、土人形を集めて展示しています。奈良さんの作品もここにあつめられていますが、一寸面白いのが写真の人形。「ふぐ乗り大黒」と呼ばれているものですが、"ふぐ"はあの魚のふぐです。金魚みたいに赤いものと隣の黒いものどちらも「ふぐ乗り大黒」なんだそうです。昔作ったものは赤の模様そして今はふぐらしく黒。さてその訳は?(海のない信州というのがヒントです〉(写真上:ふぐ乗り大黒 / 写真下:資料館の展示もなかなか楽しいですよ。)

 
 
         
 

旅の終わりは「すこしでも我が町が魅力的であるように、というこの町の心意気。そんな町柄がセーラさんのような人を呼び寄せたのかもしれません。でも、この町の佇まいはごく自然体、等身大。おかげで肩肘はらぬ、いい旅になりました。」という渡辺さんのエンディングの言葉に尽きるのですが、この町の魅力は、この町を訪れる人によって夫々のそんなこんなの楽しさを見つけて程よく味わえることかもしれません。
どうぞ、今回も貴方流の小布施を見つけてみて下さい。
 
 
         
         
 
 
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