番組からのお知らせ
番組データ集
ご意見・ご感想
(c)安野 光雅
  みどころ  
 

出雲といえば神話の里というイメージですが、近年は出雲を中心に色々な遺跡が発見されて、それも出土したものがどうやら半端じゃないようで、日本の古代史が変わるんじゃなかろうかと素人の私たちは思ってしまうほどです。かと思うと一方で若い人たちが伝統を継承したり、復活させたり、近未来はこれだ!みたいな研究がされていたり・・・と出雲路は古代から現代までとても忙しいのです。渡辺さんはこれを時間軸の旅と表現して旅の出発です。

 










         
 


出雲大社

「古事記」にも記されご祭神が大国主命、ご存知日本を代表する古い神社ですね。で、ここの境内から3年前とんでもないものが発掘されたのです。「古代史が変わる?」と新聞紙上を賑わしましたからご記憶の方もいらっしゃると思います。現在の神殿は江戸時代に建てられたものなのですが、言い伝えではもっともっと高かったという話がず〜っとあったんだそうです。書庫を広げるため地下室の工事をするため境内を掘ったところ、杉木の柱が出てきたのです。それも半端な物でなく・・・どのくらい大変なものかはどうぞ、放送で確かめて下さい。言い伝えの話の証明みたいな物が出てきてしまうと歴史学はどうなるんでしょうか。(写真:丸いタイルがその柱の大きさです。久しぶりに出雲大社へ行かれた方は一寸驚かれるかもしれません。)

 













 
 
荒神谷遺跡

旅の順序と離れるのですが、19年前斐川町の山裾で大量の銅剣、銅鐸、銅矛が発見されました。農道の工事をしていたら・・・銅剣358本、銅鐸6個、銅矛16本。銅鐸文化の大和、銅剣銅矛文化の北九州とされていた二つの文化圏のものが、同じ場所からしかもこんなに大量に発見ということになりましたから、この地にはかなり大きな王国があったという想像がかなり現実味を持って浮かんできます。歴史の知識をほんの少し持って出かけると古代史に登場する土地は更に奥行きが深く見えてきて想像をふくらませるのが楽しいですね。(写真上:斜面に発見され時の状態で銅剣のレプリカが置かれています。 / 写真下:日本で発見された一番古い銅鐸の復元品です)
 









 
         
 
一式飾

一寸変わった江戸時代後期から伝わる伝統の、なんといったらいいでしょうか、独特のオブジェです。一式というのは生活用具の中のどれか一種類だけを使ってという意味で、人形などのオブジェ飾りを作るのです。例えば陶器一式というのは、茶碗,花瓶、箸置き・・・陶器を使ってチャップリンだったり野茂投手だったり神話の大蛇退治などを作ります。削ったり割って部分を使うのはダメ、接着剤はダメ針金で留めるというのが規則。保存会の人々は窯元などに行くと、材料になる瀬戸物を探すのに、ひっくり返して見たり、捨てられている失敗作を手にして「これを譲って欲しい」などとお店の人を不思議がらせる事もしばしばとか。どんなものかはまぁ、これも見て頂くのが一番ですね。(写真1枚目:陶器一式 / 写真2枚目:仏具一式 / 写真3枚目:金物一式 / 写真4枚目:平田高校の生徒が製作中の野茂投手 ・・・出来上がりは放送でご覧下さい。とても似ていますよ)

 




 
         
 
生姜糖

平田市の江戸時代創業の和菓子屋さんの一点もの、これしか作らないという生姜糖です。作り方も炭火を使っての江戸時代からの技法そのまま。材料は砂糖と生姜の絞り汁。将軍家にも献上されていたそうです。生姜は一つの親から沢山の子が出来ますし、砂糖を固めるということで縁が固まる・・昔から縁起物とされても来たそうです。で、11代目の当主がこれ一点に拘って作っていられるのは材料の「生姜」が昔からのもので、香りが高くて繊維質が少ないという斐川町出西(しゅっさい)でしか出来ない出西生姜というのがあるから、昔からの味を守れていると言います。この出西生姜、一時期生産量が減ってしまってこのままではなくなってしまうかも知れないというので、農業をやる青年たちが土地の名産を絶やさないようにと、これも昔からの産物である綿花などと共に復活してきているそうです。使う事で作物を作る方も励みになるということでしょうか。余談ですがこの生姜とても美味しそうです。(写真上:ご年配の方はカルメ焼きを思い出されますか。カルメ焼きとは違って固まる前のあげどきが難しいそうです。 / 写真中:これから最盛期を迎える生姜畑 写真下:生姜でこんなに色々な料理が出来るのも繊維が細かいからのようです。)

 


 
         
 
ひまわり畑

斐川町の最近の目玉作物はこれ、ひまわりです。6年前にはじめられ100万本ともいう花が10月まで観光客の注目です。しかし目的は油をとることそれも食用油だけじゃないところがへぇ〜であります。ひまわり油でトラクターを動かすのです。植物油でエンジンを動かす軽油に代わるものというわけです。さてこれが動くかどうか・・・
ひまわりを収穫した後には麦を植えるのでだそうですが、ひまわりが出す菌根菌という菌が土を良くするのでとても良い相乗効果もあって農業組合ではエネルギー革命を起こすかというひまわりに燃えているようです。そしてひまわり油を使った料理も特徴があって美味しそうですよ。(写真:そんなに背が高くない採油用の品種だそうですが一目100万本の絶景でもあります。)
 

 
         
 

古代の大神殿を支えた柱からエンジンを動かすひまわり油まで神話の里という言葉でひと括りするには余りに範囲の広いそんなこんなの今回の出雲路の旅は色々なイメージがふくらむ時間軸の旅とはなりました。
 
 
         
         
 
 
Copyright(c)TVMANUNION,Inc.,YTV
Allrightsreserved.