今回の遠くへ行きたいは、シンガーソングライターの故・河島英五さんの娘、河島あみるさんが初登場。自らも、生駒山麓で暮らしている彼女が、奈良に残る伝統的な音風景を訪ねて旅をします。馴染み深い奈良の町の、諸寺の鐘の音。鹿の鳴き声。そして父河島英五さんが校歌を作った小学校のある御杖村まで。秋の気配があちらこちらに感じられる奈良の山里は懐かしい日本の風景を思い出させてくれます。
宝蔵院流槍術 宮本武蔵ブームで注目を浴びた、奈良発祥の古武道「宝蔵院流槍術」を一目見ようと、奈良市中央武道場へ足を運ぶと、そこからは「エイー」という突きの声が響き渡っていました。この槍術は約450年の歴史があり、その特徴は「十文字鎌槍」を使用していること。左右に伸びた2枚の刃によって攻撃面、防御面にバリエーションが多く「突けば槍、薙げば薙刀、引けば鎌、とにもかくにもはずれあらまし」といわれた言葉は、真剣の穂先を見れば納得です。女性は入門できないという、その伝統的な古武道に、河島さん初挑戦です。