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(c)安野 光雅
  みどころ  
 

今回の遠くへ行きたいは、筑前琵琶奏者の上原まりさんが初登場。20年近く「平家物語」の演奏に取り組んでいる上原さんの旅の舞台は師走の京都。
京都の観光スポットには平家物語ゆかりの場所が沢山あります。見慣れたはずの京都の風景に、ちょっぴり歴史の色をつけるとまた違った味わい深さが生まれてきます。今回の旅のガイドブックは平家物語です。



 











         
 


祇園「祇園精舎の鐘



「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」上原まりさんの琵琶演奏で始まる今回の旅、はじめに訪ねたのは祇園にある長楽寺。
長楽寺は、平家物語のヒロイン建礼門院が剃髪を行なったお寺で、いつの頃からか「祇園精舎」のモデルと目されるようになった寺でもあります。このお寺で「諸行無常の響き」を聞かせていただきました。
長い歴史のあるお寺の鐘の響きは、旅の期待感を高めてくれます。


 








 
 
大原「寂光院」

建礼門院が晩年を過ごしたお寺、大原にある「寂光院」を訪ねました。
寂光院は平成12年、本堂が放火によって消失し、現在は6分の1の大きさの仮本堂が設置されています。今回は特別に新しく再建中の本堂を見せていただきました。
作業用の足場を登っていくと、行なわれていたのは寺社建築特有の「こけら葺き」の作業。屋根に登って作業を見せてもらった上原さんは、今までに何度もお参りしている寺だけに「わぁ!寂光院のお屋根に登っているんですね!」と大感激。
屋根のあの美しい曲線を作るためには?そしてさらに四季によって伸縮する木材をどの様に用いるのか?そこには様々な工夫がなされていました。めったに見ることの出来ない由緒あるお寺の建築現場では、遠い昔から引き継がれてきた匠の技が輝いています。
本編をお見逃しなく!!

   
         
 
「六万体地蔵菩薩像」


本堂消失の際、安置されていたご本尊の六万体地蔵菩薩像は、火達磨となり炎上しましたが全身が炭化しつつ(炭の状態)も、かろうじてそのままの原型を留めました。
現在は国の焼損重要文化財として特別収蔵庫に保管されています。


その後撮影させて頂いた、通常、一般公開していないお庭での上原さんの琵琶演奏、「壇ノ浦の合戦」。戦いの様子を語りつつ、打ち弾かれる琵琶の響きはそのすさまじさが心に響くものでした。
 










 
         
 
京普茶料理


京都のユニークな尼寺の一つ黄檗宗の閑臥庵を訪ねました。この閑臥庵で、修行僧の精進料理から生まれたという京普茶料理を頂きました。メニューはすべて中国語。「ヤンウー」と呼ばれる揚げ物や、炊き合わせ料理「シュンカン」など、色とりどりの料理が机いっぱいに並び上原さんも声のトーンが上がってしまうほどの喜びようでした。
京普茶料理の特徴はもどき料理。豆腐や野菜などをつかって、形や味までを他の料理に似せるものです。今回お願いしたのは「うなぎの蒲焼」。色つや形、まさに瓜二つ。肝心の味の方も・・・・確かにうなぎの味がするんです!こういうところにまで奥深いのがやっぱり京都ですよね。はんなりとした京風の味。
ロケの昼食を抜いて挑んだ上原さんの「美味しいー」の顔、見逃せませんよ!




   
         
 

この他には、三味線・琴・琵琶など和楽器の弦を作っている片岡喜三郎さんの仕事場や
平家の揚羽蝶や源氏の笹竜胆などに代表される「家紋」を描き続けている京染紋上絵師の中村光雄さんの仕事場を訪ねました。
お寺も、大原の三千院、高雄の神護寺、嵯峨野の祇王寺、化野の念仏寺など沢山巡りました。お話も風景も、見たい、聞きたい京都が盛りだくさん。「なるほど」を連呼してしまうようなそんな上原さんの京都の旅です。

   
         
         
 
 
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