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(c)安野 光雅
  みどころ  
 


「八幡浜や宇和島に較べたら、上着一枚違いますのよ」というのは「何時もこんなに宇和町はこんなに寒いのですか?」思いがけない寒さに思わず口に出た質問に、一子相伝の一品だけを商う宇和町にある老舗の和菓子屋さんの女将の言葉です。「上着一枚…」という言葉、江戸時代からの白壁、漆喰の町家が残る宇和町によく似合うと思いませんか。
ひっそりとした佇まいの中に、ふるさとの味を探しいつもの熊八料理の食材にして、お世話になった方々にお礼に味わって頂こうという熊八シリーズ、何時の間にか11回目になりました。さて今回はどんな人々と食材に出会えるのか…(写真:山に囲まれた宇和町、南伊予と言うぐらいだから暖かい、と思ったら大間違い。日本の気候の微妙な違いを知ることになりました。)


 



 










         
 


えひめ町並博2004

愛媛県には宇和町だけでなく、大洲,内子と江戸時代からの町並みを残す町が幾つもあります。そんな町が集まって提灯による夜のライトアップや町の歴史ガイドなど沢山のイベントがこの春から(4/29〜10/31)各地で行われるそうです。その町並博に先だって宇和町で明治時代の結婚式の再現というのが行われました。これが寒かった!なにしろ結婚式が行われるのが夜、和ろうそくの灯りだけ、暖房とか電気が無い時代の行事の再現ですから当たり前と言えばそうなんですが、この夜は「コート一枚」違いました。
紋付羽織袴の新郎新婦役は3ヶ月前に式を上げたばかりのご夫婦、ご両家の関係者が見守る中での式の様子は放送で見て頂きたいのですが、珍しいということでテレビ、新聞とマスコミ陣も大勢来ての取材合戦。翌日の新聞に掲載された写真を見るとローソクの明かりの下とは思えない明るい写真。読者にあのローソクの下での緊張した列席者の雰囲気は伝わったのかしらん…なんて思いながら伝統行事を伝えることの難しさ、面白さを味わいました。(写真上:人力車や自転車で巡る町の散歩も白壁の町並みにとても似合います。  / 写真下:結婚式の会場となったのが江戸時代から続く老舗旅館。ここに六代の女将が200年以上守ってきたというものがあります。この旅館の名物として食卓に並ぶ物です。どんな物であるかはこれも女将のお話とともに放送でご覧頂きたいと思います。)

 





 









 
 


なまず料理


宇和町では昔タンパク源として盛んに食べられていた物だそうです。老舗料理旅館の4代目の若旦那がふるさとの味として残していきながら、ふるさとの新しい味にしたいと色々工夫をしていました。(写真:色々な工夫が加えられたなまずのフルコースです。獲ってきて、庭の池のきれいな水の中で一週間ほど置いたなまずは白身の美味しい魚に変身していました。刺身、蒲焼、柳川、たたき、雑炊…熊八さん、全てをご馳走様でした。)


 






 
         
 
魚すり身コロッケ

この辺りの名物じゃこ天のコロッケ風とでも言いましょうか、こちらは山を越えて宇和海に面した吉田町の名物です。ご夫婦が朝6時から作るもので、1日300個、毎日売切れだそうです。こういうのがその土地に行かないと食べられないという、まさにふるさとの珍味です。 (写真:ここへ来て熊八さん3度目の「美味い!」であります。)





 


 
         
 
ウド貝

同じく宇和海に面した明浜町での発見、ウド貝と言う不思議な生態の貝です。これはどこまでお知らせして良いものやら、迷いました。「それでは、ウドを獲りに行きましょう」といって皆さんが用意した物は輪ッか状になった縄だけ…!?状態です、とここまでにしておきます。(写真:浜に上がってきたのがこの岩。皆さん何をしていると思いますか?)
 


 
         
 
灰屋いも

これは作り方が理科のお勉強です。石灰岩の山が多い明浜町は昭和30年代まで石灰産業がとても盛んでした。その仕事に従事する人達を「灰屋さん」と呼んでいたそうですが、その灰屋さんが仕事の合間に作って食べていたのがこの灰屋いも。火を使わずにお芋を加工して食べるのです。どうやって作るのか…勘の良い人はお分かりでしょうか?理科の実験でやったことありませんか、水と石灰を混ぜると高熱を発して水蒸気が出て粉状の石灰が出来るという実験です…例によってお後は仕上げをご覧じろう、であります。 (写真:カメラはきちんと見ていたのですが、スチールを撮ろうと思ったら、はやこの状態。200度とも300度とも待つこと一時間半、さてどんな物が…であります。)
   
         
 
熊八料理

200年ぬかの漬物、ウド貝、魚のコロッケ、なまず、灰屋いも、食材が揃いました。どんな料理を作ったのかはご覧頂くとして、今回も地元でしか手に入らない材料を使っての熊八料理。お世話になった皆さんの召し上がる時の笑顔が何よりの励み。4日目にはもう皆さんにお出ししなければならないわけですから、熊八さんは大変ですが初めての食材に挑戦と言うのはこれはこれでなかなか楽しいんだそうです。(写真:召し上がった後の恒例の記念写真。何時もこの後皆さん熊八さんから攻守を代えて熱心にレシピの取材です。)
   
         
 
地元の人々の協力があっての旅、いつも地元の皆さんを和ませるのは熊八さんのかわいい(?)笑顔。今回も「へぇ〜」「美味しい!」「何ですか?これ」を連発しながらそんなこんなの食材を探しての熊八旅。「また、もう一回来たいところが増えちゃいました」という熊八さんでした。


     
 
 
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