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(c)安野 光雅
  みどころ  
 


伊豆七島というと何故か一晩かかるところ、遠い島と思われている方が多いと思いますが、いえいえそんな・・・であります。東京港竹芝桟橋から高速船でわずか二時間半余り、とても近いんです。渡辺さんにとっても近くて遠い、初めての新島・式根島への船旅となりました。 (写真:初夏を前にしての島の風景は何故かホッとします。)

 



 











         
 


抗火石(こうかせき)

一寸変わったこの名前の石、火山活動によって出来た新島特産の石で、世界でも他にはイタリアのリパリ島でしか採れないというものだそうです。新島を歩くとこの石を使った住まいや蔵、鬼瓦など暮しの中のものが目に付きます。昭和50年代まで島の経済を支えるものの一つだったそうです。防音、防熱、防蝕という特徴を持つこの石、今でも色々なところで使われていて、焼き鳥やさんの防熱材や東京電力の煙突の内張りなんていうのもあるそうです。(写真上:大正時代からの採掘、加工会社が健在でした。 / 写真下:抗火石の採掘場、新島はこの石のせいでしょうか、砂浜など白い風景が多いようです。)


 

 





 










 
 


モヤイ像

イースター島でお馴染みの「モアイ」でなく島の言葉で「モヤイ」、この由来については放送を見て頂くとして、島の特産物である抗火石を使って島の新しい、新島ならではの名物を作ろうとした仕掛け人が石の工房の大後さん。彫刻作家や観光客にこの石で彫刻した作品を海岸沿いに並べて、新しい新島の風景を作りました。メイドイン新島に拘る大後さんのお話は尽きる事はありませんでした。(写真上:海岸沿いにはプロの作品のモヤイ像が並びます。 / 写真下:大後さんの工房では石の彫刻の体験も出来ます。)




 










 
         
 
新島ガラス

これも抗火石が作る新島の特産品です。抗火石はガラスの原料になる石英の含有率がとても多いということからこれを使って新島のガラスを作ろうと工房を開いたのが野田収さんです。鉄分が多い独特の緑がかった新島ガラス、野田さんの作品には色々な技法が使われ、中でも陶芸のてびねりの技法をヒントにした作品は独特の野田ワールドという感じがします。(写真:ギャラリーには重量感のある作品が並びます。)








 


 
         
 
漁業二題

1) 伊豆七島の海産物というと「クサヤ」が代表的なものですがその始まりはここ新島なんだそうです。江戸時代から続くクサヤ汁を代々守ってきたという池村さんの加工場をお訪ねしました。クサヤというとアジというのが相場ですが、ここではサンマ、トビウオという一般的なものからサメなんていうのもありましたがお味の方は渡辺さんの表情からお試し下さい。

2)二つ目はイセエビ漁です。伊豆半島の名物となっているイセエビの供給はここからのものが多いそうです。午前5時出港の船に乗せて頂いて同行取材となりましたが、とんでもない運命が待ち受けていました。前日小笠原沖を台風が通過したという情報があり海を見ると確かに波は凄そうだ・・・
「この程度なら大丈夫・・」という漁師さんたちに連れられてだったのですが、さてその結果は・・・まぁ、ご覧下さい。

( 写真:漁の後の網の整理と次の準備。近所の人も手伝うという「もやい」の仕事です。)




 

 
         
 
養殖場



式根島へ渡ります。

防波堤でせき止めらた中の生簀で育てられているのは12,000匹のマダイと一寸珍しいシマアジです。タイは2年、シマアジは3年かかるそうです。台風という自然の脅威と闘う養殖場の知恵をご覧下さい。(写真:防波堤の中に更に生簀があるこの風景、その訳は・・・)




   
         
 
地鉈温泉

式根島の観光パンフレットには必ず載っている海の中に湧く温泉ですが、文字通り地面を鉈で割ったような地形の崖を降りていく途中で又もや自然の猛威の痕を見ることになりました。波音、風の音を五感で感じられるという温泉につかりながら旅の終わりです。 (写真:初夏の観光シーズンになると沢山の人がやって来るそうです。)


   
         
 
都心から僅か150キロの東京都の島で体験する事になったそんなこんなの自然の持つパワーと素晴らしい海の風景、そしてその中で暮らす人々のパワーは
近くて遠いという実感を与えてくれました。着いた時と帰る時に感じる島の奥深さを今回も感じた旅でありました。



 
 
 
 
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