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(c)安野 光雅
  みどころ

ず〜っと気になっている風景や町、「遠くへ行きたい」の担当ディレクターはそんなものをいつも持っていて、旅先を決める時ヒントにすることがしばしばあります。今回の旅先も担当の森ディレクターの引出しの中の一つです。

新幹線で名古屋を過ぎて西へ向かうと、次々に木曽川、長良川、揖斐川と大きな川を渡ります。この濃尾平野三川を水上から一遍に渡ることが出来るらしい…

東海道53次鈴鹿峠の麓、関宿はお祭りの山車の見事さと同じ位素敵なのがその町並み…そんなことを一挙公開の旅とはなりました。


 
         
 

三大河川横断

昔の東海道は今の名古屋市熱田区で伊勢湾に出てお向かい三重県桑名市に船で着きました。41番目宮宿から42番目桑名宿まで七里の渡しと言われていました。伊勢湾にこの三つの川が合流する前の上流を横断出来る遊覧船が桑名にあります。揖斐川、長良川、木曽川が水路でつながっているのです。しかもこの三川それぞれ水位が違いますからこれを閘門という仕掛けで渡ります。一寸楽しい仕組みです。ヨーロッパでも大きな川が何処かしらで水路で繋がっていてこの仕組みで北から南までヨーロッパ大陸を縦断することも出来るようです。

 
明治34年完成の船頭平閘門。役割は写真から想像してみて、答えは放送でお確かめ下さい。


 
 


三八市

桑名の台所、字の如く3と8の付く日開かれる市で近郊の農家や漁師さんの手による新鮮な品々が並びます。桑名といえば『その手は桑名の焼蛤』で有名な時雨煮、大ぶりの物は外国産が多い中さすがお膝元、揖斐川で取れるという地元蛤がちゃんとお店に並んでいます。お吸い物、焼きはま、味噌汁などなど町の人たちは色々な料理法で召し上がっているそうです。ちなみに蛤の美味しい時期は「時雨」時なんだそうです。

 


出来たての桑名名物

 
         
 

漆工芸

この分野にもはまぐりに関わる仕事がありました。蛤香合です。昔の遊びの貝合せを模して漆で仕上げてあるもので、最近では飾り物としても人気のものの様です。こちら山本さんの工房の傑作は茶道具の「夜桜塗り」という棗。黒い塗りの中に桜模様が浮かびます。この仕事は是非画面でご覧下さい。

 

藤田さんの手にしている螺鈿も見事な仕事です。

 
         
 


手作り豆腐

こちらは手作りといっても昔ながらの製法でというのとは違って、誰でもがこれを使えば美味しい豆腐がわずか10分で出来るという不思議なお鍋で作る文字通りの手作り豆腐です。水と豆乳とにがりを入れて10分でつるつるの豆腐の出来上がりです。

 


桑名の窯万古焼きで作るお豆腐、この鍋に仕掛けが…

 
         
 

伊勢型紙

昔から鈴鹿市の白子で職人さんの手になる伝統工芸、小紋 , 友禅を染めるときに使う伊勢型紙。和紙を柿渋の液で貼り合せて燻製、更に柿渋の液に浸して天日干してやっと原紙の出来上がり。これに小紋などの模様を小刀で彫るのですが、この細かさが半端じゃありません、まぁご覧下さい。

 
型紙でこんな製品にトライしている工房もあります。
 
         
 

関宿

今回の旅のもう一つの気になる場所、関西本線関駅、東海道の47番目の宿場町です。重要伝統的建造物群保存地区に指定されている関宿の町並み、山車もさることながら、面白いのは「庵看板」という軒下にひさし付きで掲げられている看板です。江戸から上って来たときと京から下るときとで文字が違うのです。一寸した間違い探しといった所でしょうか、答えをお楽しみ下さい。

 
360年の和菓子の老舗、一子相伝で作っているのは唯一品「関の戸」だけ。 13 代が作るものを 14 代は包装するだけという秘伝のお菓子です。

 
         


気になる風景を確かめに行ってみれば、さすが旧東海道の道々、今昔の人に営みのそんなこんなに出会うことになりました。放送開始から35年目に入った今も、まだまだ知らないことに出会うという日本の奥深さを知ったような気がします。

皆さんの気になる風景はどんなところですか?


 

 

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