番組からのお知らせ
番組データ集
ご意見・ご感想
(c)安野 光雅
  みどころ
アルピニスト野口健さん初めての旅です。高校一年の時に冒険家植村直己さんの本を読んで登山の道に入ったという野口さん、旅のはじめは植村さんの故郷日高町からですが、旅のそこここに若いながら厳しい自然と闘って来た中での体験談がさりげない言葉で語られて面白く聞きました。ちなみに番組に登場した男性陣の中で31歳の野口さんは最年少かもしれません。
雪の但馬路での自然と人との野口さんの出会い、どうぞお楽しみください。

 
         
 

植村直己冒険館

JR山陰線江原駅で下車、兵庫県日高町。数々の単独冒険記録を立てて活躍、1984年マッキンリー単独登頂に成功した後の交信を最後に消息を絶ってしまった植村直己さんの記念館です。中には植村さんが使った装備や幼い頃の写真など約200点が展示されています。私たちが何の気なしに見ると「こんな装備で良くぞ」というくらいの質素さですが、野口さんの解説を聞いていると「そうか、こんな工夫をしていたんだ」なんていうことがよく分かります。一部を写真でご紹介しますが詳しくは放送で聞いて下さい。今年の春から次の冒険の準備に入るという野口さんの「来れて良かった」というコメントの裏には師匠と仰ぐ植村さんの記念館で何か期すものがあった様に見受けられました。

 

この竹ざお防止法で命が助かったという野口さんです。


北極犬ゾリ単独行で使ったダウン、ここにも工夫がありました。


 
 

但馬牛

この番組を長く見て頂いている方にはお馴染みかもしれませんが、全国の名牛といわれる牛の何割かはここ但馬が原産地というお話です。生まれて9ヶ月ぐらいで松阪、神戸などに出荷され、各地で何年か飼育され肉牛として仕上げられます。昔この地方では各家に牛舎があって家族同様に手塩にかけて育てたそうですが、今でも何軒かは昔ながらのやり方で飼育しているそうです。その一軒、青山さんのお話を野口さんと一緒に聞いて見てください。

 


植村さんが子供の頃の働く但馬牛です。植村さんも小学校時代学校から帰ると牛の世話をしたそうです。

 
         
 

温泉寺

城崎温泉の開祖といわれる道智上人が奈良時代に創建したお寺です。こちらには明治時代まで「古式温泉入浴法」という温泉を頂く時の作法があったんだそうです。副住職がいつのまにか途絶えてしまったこの作法を復活させようと活動なさっていました。で、野口さんもこの作法を教えて頂きました。単に良い気持ちでお風呂に入るのではなく
て「頂くという気持ちが大切なんですね」と、野口さん。ここでも厳しい自然と闘った人ならではの言葉がありました。

 
道智上人のお手という湯杓を頂いて温泉に入るのですがそこに書かれている言葉はまさに温泉の効用とされているものです。

城崎温泉は七つの外湯巡りが名物ですが、その一つが道智上人が行をしたところからお湯が出たという「まんだら湯」です。

 
         
 

コウノトリの郷公園

豊岡市はコウノトリの町として知られています。昭和30年代までは日本の各地で見ることが出来たコウノトリですが、ここ豊岡でも野生のコウノトリが段段に減って行って、気がついたら数えるほどになって遂には1羽もいなくなってしまったそうです。そこで兵庫県がもう一度コウノトリのいる里にしようと、保護繁殖の為の施設を作り、今懸命に繁殖飼育を行っていて現在114羽、この秋には試験的に放鳥してみようというところまで来ました。ここでも自然と人間との関係を語る主婦の話に感心する野口さんでした。

 
成鳥になると声を失うというコウノトリ、では鳥たちはどうやってコミュニケーションを取るのでしょうか・・・

農産物のシンボルマークです。公園の前の朝市で売られているのは無農薬、減農薬の野菜。自然に帰ったコウノトリたちが住み易いように、安心して餌を捕れるように、という環境作りをしているのです。
 
         
 

冬の山陰の味覚の王様

言わずと知れた「松葉がに」ですね。最後にはフルコースを頂いた野口さんですが、水揚げの市場、かに民宿、かに漁船・・・そこここで野口語録が加わっていつもとは一味違った「松葉がに」のお話、これもどうぞご一緒にお聞き下さい。
カニは新鮮さが命、水揚げされたカニは手早く等級別に選別されていきます。その種類幾つだと思いますか?これはその一つ「短足」?ですよね。

 

水揚げを終った漁船の中を見せていただきました。11月〜3月までの漁期は1週間ごとの仕事の連続・・・ちょっと聞いてビックリです。「松葉がに」が高価なのも頷くしかありません。

こんなフルコースを頂いた野口さん、ここでも成程のひとことが出ましたね。

 
         
         

 厳しい自然を相手に単独行を数々行っていて、難関を乗り切って来た男の経験から出る言葉。普通の31歳では出てこないだろうな・・・という野口さんならではのそんなこんなの語録の数々と共に、冬の但馬ならではの自然と暮らす皆さんのお話も楽しいものでした。昨年の台風災害の後が完全になくなった訳ではありませんが、全国から観光客の皆さんがお出かけ頂くのが何よりに励みになるのではないかと感じた旅でもありました。

Copyright(c)TVMANUNION,Inc.,YTV
Allrightsreserved.