会津本郷焼
その昔、現在開催中の愛知万博の会場から程近い瀬戸から伝わり350年ほどの歴史を誇る、東北地方では最も古い焼き物なんだそうです。
七代目が作る轆轤の作品も素敵ですが、お話は8代目を継ぐ息子さんの奥様
に伺いました。奥様の作る器は「ニシン鉢」という四角い鉢。会津にはなくてはならない道具で、山椒の葉が実るとこの鉢に沢山の葉と身欠きにしんを三杯酢で漬けるのがこの地方の季節の味なんだそうです。そしてこのニシン山椒漬を漬け終わると農家では田植えを迎え、皆さん一挙に忙しくなります。その時保存食として食べ頃になるのが「ニシンの山椒漬け」という訳です。
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