能登半島の西側松本清張の名作「点と線」で有名になった能登金剛から能登外浦、海岸の風景も様々です。ちなみにこれは「夫婦岩」伊勢の二見が浦に似ているということだそうで、他にも全国に何箇所かありますね。
460メートルベンチ 増穂浦を望む海岸に作られた地元では世界一ということでご自慢の長〜いベンチです。
太陽が日本海に沈むのをゆっくり楽しめるそうです。
腰巻地蔵 北前船の寄港地として栄えた福浦の港を見下ろす丘の上にあります。その昔北前船の船頭に恋した遊女が船出を引きとめようと自分の腰巻をお地蔵さんに被せたところ、お地蔵さんがお怒りになり海は大時化、船は引き返し船頭は長逗留…とおなじみの話し。これにはその後の話しがありまして、北前船も下火になって来ますと、海が荒れては漁師が困る、というわけで腰巻地蔵にあることをして、海を鎮めるようにしたと言います。さて、その続きは…?
いしり 魚を原料にして作る調味料です。日本海地方で良く見かけるものですが、ここ門前町で出会った「いしり」には驚かされました。魚をすり身にするところから始まるのですが、画面で見るとさぞや臭いが凄かろうと思ったのですが、スタッフに聞いてみると「それがね、僕たちも恐る恐る工場に入っていったわけよ。臭わない、魚臭くないわけよ」「新鮮な蟹は蟹臭くないっていうじゃないですか、これと同じでね、獲れたての魚を使うので魚の臭いがしない訳…」まぁ、一寸ご覧下さい。
能州紬 能登の海の夕日に惹かれて、京都西陣から工房を移した紬作家上島洋山さんの作品を拝見しました。能登の浜辺に打ち寄せられた海草を煮出した液でまず絹糸を地染め、その糸を今度は草木染めして色糸を作ります。そして織は手すくい織というのが上島さんの作品の特徴…後はご覧頂くのがよろしいようで…
神社、寺院から織物、能登の味…興味のままに能登半島西海岸を歩いて纏めた藤田弓子風カタログ、皆さんもそんなこんなのページをめくってどうぞお楽しみ下さい。