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(c)安野 光雅
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旅人は、今回が「遠くへ行きたい」初登場となる重田千穂子さん。重田さんといえば「おしげさん」!NHKの人気シリーズ「お江戸でござる」「道中でござる」の和服姿がすぐ目に浮かびます。…が今回はもちろん洋服での登場、にもかかわらず行く先々で「おしげさぁ〜ん!」の声がかかり大人気でした。北アルプスを背にした城下町、松本。この町に受け継がれてきたゆかしい暮らしや慣わしを訪ねる初夏の旅です。

 


いつでも元気ハツラツの重田さん。バックは国宝松本城です

 
         
 

松本市立博物館

松本では七夕に七夕人形という大きな紙人形を作って飾る慣わしがあります。
昔から受け継がれてきたこの季節の風物詩。古い七夕人形のコレクションを松本市立博物館で拝見します。

 


七夕人形が人に代わって災難を受け負い、暮らしを守ってくれるという言い伝えがあり、本物の着物を着せたり、きれいな紙で工夫したりと、丁寧に作られています。

 
         
 

七夕飾り

七夕人形に特別な想いをかけてきた松本の人達は、人形へのお備えにも独特のスタイルを持っています。欠かせないのがきしめんのように平べったい麺「ほうとう」。他、旬の作物、煮物など。市内で理髪店を営む山崎さんのお宅で、昔ながらの七夕飾りの準備を見せて頂きます。

 
七夕の時期には市内のスーパーで「七夕ほうとう」なるものが期間限定で売られるそうです。きなこ、あんこ、ごまで和えてお供えします。


松本の七夕は月遅れで行われます。その頃になると市内のあちらこちらで見られる光景だそうです。
 
         
 

べラミ人形店

七夕人形のお店です。人形作家・三村和子さんとご主人の三村隆重さんは押絵雛の教室も主催しています。月遅れで行われる松本の七夕は、お盆の少し前となるため、三村さんは「七夕の時にはすでに天からご先祖様が降りてきている」といいます。その霊を慰めるために地元の女の子たちがちょうちんを持って町を歌い回る慣わしがあるそうです。



 
江戸中期頃に氏族の婦人達により作り始められたという押絵雛。明治末期に一度途絶えたものを「素晴らしい型があるのだから」と三村さんご夫妻が復元制作に取り組みました

教室は月に何度か日を決めて行われます
 
         
 

翁堂

蔵の町に三代続く和菓子の老舗です。蔵を改造したギャラリーがあり、和菓子の資料館になっています。落雁の型やデザインの本、焼印などが所狭しと展示されています。松本で昔から「ほうとう」と共に七夕のお供えとされてきた「七夕饅頭」を頂きます。


 
デザインの本もたくさんありました。その年の干支にちなんで「龍」の特集「兎」の特集なども。

蒸したて、焼印押したての七夕饅頭、中のあんこはお楽しみです。

 
         
 

道祖神めぐり

松本の道端でよく見かけるのが石に彫った男女二体の神様、双体道祖神です。仲睦まじい姿にはそれぞれのエピソードがあり、お賽銭や果物がお供えされています。いずれにしても、災害から人々を守り、家や、作物の栄えを、後押ししてくれますようにと作られたものです。


 
松本の道祖神の特徴は双体であるということ。向かって右側のものは「道祖」の後に男女一対の姿を彫り、「神」と読ませます。
 
         
 

ペルソナスタジオ

木工家、三谷隆二さんの工房です。木目を生かす作品は、すっきりとモダンな印象。うるしの特徴を様々にとらえ、仕上がりの色や艶に変化を持たせます。作品は器が9割、他に彫像も手掛けます。まるで画のような彫像。普段の生活の静かな時間によく馴染む、そんな三谷さんの作品の数々です。

 


 
漆器というより、うるしで仕上げる「木の器」という感じです

本の表紙を飾ることもある彫像。和紙をうるしではり、ペイントを施してあります。
 
         
         

今年、乗鞍高原も上高地も松本市になりました。更に奥行きを増した城下町、松本。懐かしさいっぱいの七夕行事にふれ、ご自分の子供時代の七夕を思い出される方も多いのでは、と思います。今も生活のすぐ側に神様が息づく信州の夏の暮らし……七夕の本番はひと月遅れの8月7日です。


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