番組からのお知らせ
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(c)安野 光雅
 

みどころ

番組からのお知らせにも書きましたが、今回からハイビジョン放送になります。風景、職人の仕事などが鮮やかな画面でご覧頂けるのでどうぞお楽しみ下さい。

マリさん、「遠くへ行きたい」では本当に久し振りの登場ですが、先日終了した愛知万博では主に外国向けのPRをする広報プロデューサーをしていましたからマスコミではお馴染みでした。という訳で名古屋には毎週のように通っていたのですが、実は名古屋のことは余り知らないのではないか、然らばそんな中から見残した名古屋を探しに行きましょう、と今回の旅とはなりました。

 
         
 

有松

名古屋市の外れ旧東海道沿いの町、広重の「東海道53次名所図会」にも絞りの名産地として描かれている400年の伝統を持つ絞り染めの町有松です。余談ですが、この町並みを撮影するのにカメラマンはひと苦労でした。電線、電話線、電信柱がアングルの中にどうしても入ってくるのです。保存されている町並みを撮影する時、最近はこんな苦労をすることは殆ど無くなりました。それなりの事情がある地元に暮らす人と思い立った時にやって来る旅人の違いでしょう、旅人は勝手に思うのです「折角、町並みが整備されているのだからあれが無ければ、もう少し情緒があるかもしれない」と。


 


やはり気になる電線です。

 
         
 

有松絞り

有松絞りは沢山の職人さんの手で分業で作られています。番組ではそんな一部分をご紹介しています。
 
「巻上げ絞り」街道沿いにある有松鳴海絞会館では絞りの歴史や作業を見ることが出来ます。一反を絞るのに50日は掛かるそうです。

「染め」です。
「糸抜き」二人で呼吸を合わせて引っ張ると、あっという間に糸が抜けます。一反は本当に見てる間です。

「湯のし」糸抜きした反物を絞りの風合いをなくさないためアイロンでなく蒸気に当てて手で伸ばします。

作品も拝見しました。こういう時にハイビジョン画面の威力を感じます。細かい仕事が鮮やかに画面に甦ります。
 
         
 

名古屋古流凧

350年の伝統を持つ名古屋の民芸品を復元制作している佐藤鯱風さんの工房にお邪魔しました。お話の後は近所の河川敷で凧上げも楽しみました。

 


「あぶ」(左)と「せみ」佐藤さんの作品です。蛤の貝殻に入ってしまうくらい小さい「あぶ」凧も拝見しました。

 
         
 

文化のみち二葉館

名古屋市ではお城から東側に残る屋敷町を整備保存して「文化のみち」という散歩道としています。そんな中に移築保存されている川上貞奴の旧宅です。貞奴は日本で最初に女優といわれた人で、波乱万丈の生涯の一部を知ることが出来ます。

 


和洋折衷の洋館作りの中は誠に見事であります。これもハイビジョン画面で見るとこの建物を作った職人の仕事を更に細かく見ることが出来ます。

   
 
         
 

ランの館

名古屋の繁華街大須観音の傍らに、1857年に開かれたロンドン万博の時に建設された世界で最初の鉄骨建築をモデルにした建物です。日差し一杯のアトリウムには年間に250種、2万株の色々なランが展示されるそうです。


 


鮮やかな緑のグラマトフィラムの仲間です。花弁がお人形の顔のように見える物や甘い美味しい香りのものなど、ランの愛好者でなくても大いに楽しめそうです。

 
         
 

徳川園

大名庭園、尾張徳川家伝来の蔵書が中心の蓬左文庫そして徳川美術館。緑一杯の庭園には滝も流れ(この滝の由来も興味深いものです)大都会の片隅のオアシスといったところです。

 
池泉回遊式大名庭園

徳川美術館、この中に今回の旅の大目玉「国宝源氏物語絵巻」があります。見せて頂いたのは複製ですが、11月に開かれる特別展で本物が見られるそうですから、これは最高の落穂拾いになるかもしれませんね。

特別展:「絵画でつづる源氏物語 10/1〜11/6」「国宝源氏物語絵巻 11/12〜12/4」

 
         
 

優雅な体験

徳川園では日を決めて「貝合わせ」「12単の着付け」など王朝時代の体験をすることが出来ます。

 
優に30分は掛かる着付けです。昔の人は毎日これを繰返すのは大変だなと思いましたら…答えは番組でどうぞ。

「貝合わせ」遊び方を伺いましたら、12単ならでは優雅な遊戯です。
 
         

 旅の仕方は色々あるものですね。マリさんにお願いしたときから万博がらみで愛知県で何か、と思っていましたが森ディレクターが考え出したのが今回の祭の後の見残したであろう名古屋の落穂拾い。未来をテーマにしたのが万博ならばこちらは日本の文化を振り返る旅、広報プロデューサーという未来漬けだったマリさんには名古屋で見つけたそんなこんなの文化はとても新鮮だったようです。

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