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(c)安野 光雅
 

みどころ

 
         
 

京の冬の旅、昨年に続いて2度目の仁科さんです。今回は着物姿がよく似合う仁科さんならではと言いましょうか、京都の職人さんの技が光る和装の世界がテーマです。今年は紅葉の盛りが例年より遅く、この旅の背景にはもってこいの紅葉の黄、赤が道連れとなりました。

 


紅葉の盛りが年々遅くなっているような気がしますが、皆さんのお住まいの地方は如何ですか。

 
         
 

京友禅の世界

着物の世界を少しだけお訪ねしました。京友禅というのは一人の職人さんの仕事で仕上げられるものでなく、10工程以上もあるという仕事が全て違う職人さんによる分業なんだそうです。そして着物が出来上がるまでには「染匠」という耳慣れない役割のまとめ役の方がいらっしゃるという事を知りました。デザインから仕上がりまでのイメージを作ってそれぞれの職人さんたちに伝えると共に出来あがる品物に責任を持つという、いわばプロデューサーの役割といった仕事でしょうか。

 
デザインの場合・こんな簡単なスケッチからイメージに合った作品が出来上がるわけですから、夫々の仕事ぶりを熟知した上で、職人さんたちはプロデューサーにとっては息ぴったりのスタッフといった所でしょうか。

仕上った着物の場合:「自分が納得したものを作りたい、納得した物が売れなきゃ、それでもいいんです」という仕事人魂、市川さんの作品です。


 
         
 

「染匠」の市川さんがイメージした反物がどんな風にして出来上がって行くのか、文様を染める「引染め」の早川さんの工房へ。

13〜14メートルの反物を一気に染める地染めを見せて頂きました。色の濃淡、ボカシの幅、刷毛裁きなど細かい職人技が求められるこの仕事を一人で仕上げます。色々な染めの技術を持つことで、難しい注文にもそれなりに応じられる様にするというのが、お父さんの方針で、後継ぎの早川さん「20,30になっても、40になっても若手という世界ですから…・」と。経験がものいう仕事ですから、と笑っていらっしゃいました。

 


反物を一気に染めるためには場所も必要ですし、技術も必要、というわけで後継者を育てるのは大変なことと伺いました。

 
         
 

摺箔(すりはく)

漆の蒔絵のような仕上げ加工の仕事です。染め上がった反物に金箔、銀箔、色箔などで文様を描く仕事。どうやって文様を描いて、細工をしていくのか…何十万円もする反物にナイフを使って文様を切り出していきます!!??まさに、職人技です。まぁ、その仕事ぶりを画面でとくとご覧下さい。

 


反物は一つ、絶対に失敗は許されない仕事です。

 
         
 

漆工芸

一寸変った漆細工です。未だ二十代の前田さんの仕事は和装だけでなく、洋服にも似合いそうな木工細工したものに漆工芸の象嵌や塗りの技術を施して、帯留めや指輪などのアクセサリーを作ります。伝統工芸に新しいイメージで挑戦する前田さんの口からは京都ならではの先輩たちの厳しさを伺いました。

 
黒檀に象嵌などで細工された見事な帯留めです。
 
         
 

匂い袋

お香を焚き込めるという手間が要らずに香りを楽しめるからでしょうか、京都旅行で女性がお土産に買う品物のベストスリーの一つとも言われるそうです。こちらのお店では自分の好みでブレンドする事が出来るということで、なかなかの人気の様でした。

 

 
仁科さんが詰めて頂いたのは、麝香。匂い袋というのは意外に長持ちするんだそうです。
 
         
 

半衿

再び和装の世界です。襦袢が汚れない様に襟につけるもので白い生地を使うのが普通ですが、これに様々な刺繍や文様を染めておしゃれをするんだそうです。

 

 
和装小物を扱って230年の老舗のお店にはなかなかユニークなものもありました。

 

 
         
 

旅の仕上げ

京都の旅の仕上げは「染匠」の市川さんの作品を着させて頂いて京の町を歩いて、その後は今習っているという「遠州流」の稽古場をお借りしてのお点前です。お茶席の和菓子には初冬にちなんだ「山茶花」「霜葉」「落葉」等の名が付いたお菓子が店先に並びます。今修業中で「ちゃんと出来たかしら」と心配していたそのお点前ぶりはどうぞ番組でご覧下さい。

 
演出助手の田中陽太郎が「光と影がイイでしょう」という密かな自信のショットです。
 

紅葉のシーズンという事もあって、新幹線は満員、町は観光客が溢れ、食事をするにも一苦労の今回の旅でしたが、チームの中では一番京都へ通っているという大貫Dの作戦勝ちでしょうか、京都の伝統を支える職人さんのそんなこんなの鮮やかな技と紅葉の季節の風が調和しての旅になったような気がします。

初冬と紅葉の終わりが重なって今年は今からこそ、京都の風情を楽しむことが出来るかも知れません。


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