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(c)安野 光雅
 

みどころ

今回の旅人は番組36年の歴史そのもの、という方になりました。「長い歴史を持つというのはこういう事か・・・」であります。
池内万作さんは故伊丹十三さんの長男なのです!旅人が親子というケースは今までも幾つかあり、万作さんも小さい頃にお母さんと一緒に出たことがあります。しかし本人が一人で旅人を務めるのが親子二代に亘って、というのは初めてのことになりました。
このスケジューリングは特に意識をしたことでなく、フィールド派の好青年がいるというので、私たちが事前に会って意気投合して実現したのですが、撮りあがってきたラッシュを見て、彼の一寸した仕草やものの言い方などが伊丹さんにそっくりなところがあちこちにあって、思わず伊丹さんの旅の風景を思い出してしまったという次第です。
前置きが長くなりましたが、万作さんの雰囲気にぴったりの奈良県は十津川村、大自然とともに暮らす人々の生活を垣間見る旅となりました。

山を耕して天に至るの風景の連続に
「ありえねぇ〜」と呟くことしばしばの万作さんでした。

 
         
 

村の鍛冶屋

畑仕事、山仕事・・・人の使う鉄の道具の全てといって良いほど色々なものを作る田上昭三さん(77歳)新しいものから修理をしたものまで沢山の道具が春の仕事の出番を待っていました。で、こういう道具が現役という村の暮らしが本当に少なくなりました。

 


こういう風景の鍛冶屋さんも少なくなりましたね。

 
         
 

村の暮らし

大谷さんご一家のお宅にお邪魔しました。畑は「ありえねぇ〜」という急斜面。どのくらい凄いかは画面で確めて下さい。嫁いで一年半という若いお嫁さんの「最初はね、やっていけるかなぁ、と思って。不安はやっぱりありましたよ。でも、子供はのびのびと育つし、この景色を目の前にしたら、人生観変わりますよ・・・」という言葉がとても印象的でした。

 

 
種芋の植え付けのお手伝いと相成ったのですが・・・

谷を越えて向こうの山に行くのに未だ現役の「野猿」。これも「凄い、ありえねぇ〜」の万作さんでした。
 
         
 

木考品」

という看板の濱矢さんの工房です。間伐材など周りにある木材を使って色々な木工品を作っています。これもあれこれ書くよりも作品と会話をお楽しみ頂くのがよろしいかと思います。1000年の栂の木の一枚板のテーブルがさりげなく置いてあったりして・・・

 


工房の入口で廻っている水車、米搗き用とか。

愛着のある作品には値札の代わりに「高いですよ」のシールが貼ってあったりして・・・楽しい作品群です。

 
         
 

筏師

お隣三重県の北山村の北山川、山から切り出した木材を筏に組んで新宮まで流したという時代を伝えるのはゴールデンウィーク明けから観光用に行われる筏流し。当時の模様を伺いながら筏こぎ経験もしました。

 


最盛期にはこれが7連の筏下りになるそうです。

 
         
 

かづらアート

原秀雄さんのかづら工房。樹木に絡んでいるあのかづらです。かづらの作品というとこれを素材になにかを作り上げると思うのですが、原さんの作品は自然の中にある状態の面白いところを活かしてそのまま作品にするというものです。いわゆる民芸品とは違う原さんの作品をお楽しみ下さい

 
ダムに埋もれていた木の根っ子にこれも水の中から見つけた石ころのオブジェ。ちなみにこれは池内家に買われていきました。
 
         
         

時間が出来るとツーリングで山へ行ったり、街道を歩いたり、自然と遊ぶ池内万作さん。今回の旅も素直に驚いたり、感じたりのそんなこんながきっと何かを彼の中に遺して、世界を拡げてくれたかな、そしてそれが皆さんにも伝わったような気がする旅だったと思っています。



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