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(c)安野 光雅
 

みどころ

 
         
 

今回の旅先は福井県。「遠くへ行きたい」ではお馴染みのイラストレーター 本山賢司さんが、ちょっとレトロな町並みや、味のある職人さん達に出会う旅です。


 


 
         
 

焼サバ

サバは福井を代表する魚。県全域で様々な食べ方をされますが、最初に訪れた町、大野市で出会ったのは焼サバ。魚屋の店先でジュウジュウと焼いて売られていました。この辺りでは、江戸時代の頃より夏場の栄養補給を目的に「夏至の頃には一人一本サバを食べる」という習慣が今も残っているのだそうです。立ち寄ったお店、大亀屋さんではおばあちゃんが作るお惣菜も、焼きたての魚も店内で食べることができます。

 
焼サバにはビールがお似合い、ということで

お惣菜も充実してます

常連さんのおじいちゃんと共にとりあえず一杯
 
         
 

御清水(おしょうず)

大野は水の里。四方を山に囲まれている為、まわりから豊富な水が流れ込み、街のあちこちで水が湧き出しています。自称「大水飲み」の本山さん、柄杓付きの水汲み場に感激です。

 
「御清水」と呼ばれ名水百選にも選ばれた水場

本山さんいわく「甘くもなし硬くもなし、程よい感じですね」
 
         
 

豆腐屋

水がよい大野では、酒、醤油、味噌など水を使う職業が多いのだそうです。というわけで、
次に訪れたのはこの地で8代続く豆腐屋、鹿嶋屋さん。商売用だけでなく、大野では90パーセント以上のお宅が地下水をポンプアップして使っていて、そのおいしさも折紙つき。
いい水は何よりのご馳走ですから、うらやましい限りです。自然、豆腐の味も違ってきます。

 


建物は明治時代という鹿嶋屋さん

水は流しっぱなし。名水で晒された豆腐は余分なものが流れ落ち、本来の香ばしさと甘みがひきたちます

 
         
 

町屋住宅

古い町並みの保存に力を入れながら、新旧の良さをうまくミックスした建物も登場しています。商店街にある市営住宅は極め付き。正面はどうみても江戸時代の商家風、でも奥へ進み、横手へ回ると現代風3階建マンション!

 


からくり館のような建物、名づけて<町屋住宅>

 
         
  模型飛行機の魚屋

変わった魚屋さんを見つけました。店内には発砲スチロールの模型飛行機がズラリと吊り下げられています。魚正のご主人、山本秀夫さんが包丁一本で作るトロ箱リサイクル。孫を喜ばせようといろんな飛行機を作るようになって今にいたります。

 
専用の包丁一本で作り上げる飛行機、ふんわり、まっすぐよく飛ぶ!
 
         
  イモ車

大野の里山で今では珍しくなったイモ車に出会いました。水車の中にサトイモを入れて回転させ、土を落として皮を取るという道具です。人の手でやるより、ずっといい感じで皮が取れ、しかもエコで、手間いらず。この辺りのサトイモは上庄(かみしょう)サトイモと呼ばれる一級品。デンプン質が多いため甘みが強く煮崩れしません。お値段は普通のサトイモの倍近くもするそうです

 

水路の中に小さな水車、その中でコロコロとサトイモが回っています

ざっとこんな感じ。ついむきすぎてイモが小さくなっちゃった、なんてことはありません

 
         
  サトイモ料理

贈答品になったり、高級日本料理店で飾り切りにされたりする上庄里芋。「ぜひ地元で食べてみたい」という人は農協へ。予約をすると農協の調理室がレストランに早変わり、地元のお母さん達のサトイモ料理が食べられます。大皿にどっさり!という料理を想像していた本山さんでしたが、出てきたのはなんともきれいなサトイモのフルコース。これは昔、収穫の時期に作った感謝のお膳を模したもの。この地域では秋に、「報恩講(ほうおんこう)」という収穫祝いのお膳を囲む習慣があったのだそうです。

 
昔の食文化を次の世代にも伝えたい、と考えたのがきっかけのサトイモ料理
 
         
  石臼

福井の人達はソバを食べること、打つことが大好き。素人の同好会も沢山あり、しょっち
ゅう集まりソバをうつのだそうです。そんな手打ちソバに欠かすことの出来ないのがソバ
の実を粉にひく石臼。日本で唯一、切り出しから目立てまでを自分一人で行う石臼職人、
清水正生さんを訪ねました。日本各地のソバ屋さんや製粉所で清水さんの石臼が使われて
います。

 
近所からでる石は固く、粘りがあってソバとは相性がよい

手加減次第で、粗くも、細かくもなるといいます
 
         
  越前打刃物

JR北陸本線に乗って武生駅で下車。刃物で出来た龍が旅人を迎えてくれます。ここ越前武生は700年もの歴史をもつ打ち刃物の町。南北朝時代に京都から移り住んだ刀匠・千代鶴国安が地元農民のために鎌を作ったのが始まりといわれています。実は本山さんは大の刃物好き。旅先では必ず鍛冶屋さんを探すほどです。今回はこの道50年の大ベテラン、一点ものの特注品、特に大きな刃物を得意とする清水正治さんの仕事場にお邪魔しました。

 
ソバ包丁が鍛えられていく

取り出したるは一番長いマグロ包丁
 
         
  はじまりは焼サバ。そして、旅の終わりは越前ソバです。打ち手はなんと鍛冶屋の清水さん!清水さんはソバ打ちの名人でもあり、モットーは「刃物もソバも手打ち」だそうです。
   
         
  越前は人もいいし、食べ物も、そして自然も!
気持ちいい秋空の下、ソバ畑の中から旅の終わりです。

   
         

 

 


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