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(c)安野 光雅
 

みどころ

 
         
 

何故旅に出たのかと問われれば、「どこどこに行ってみたい」「思い出を作りたい」「元気になりたい」「新しい出会いがしたい」などなど、人それぞれあるかと思います。
さて、今回の旅人・俳優 原田大二郎さんは還暦を過ぎても元気いっぱい。その元気の素は「笑う事」から来ているように思います。今回は、そんな元気の素を与えてくれるたくさんの人の笑顔に出会う旅。旅先は最近話題の宮崎県。鹿児島県と接する南西部のえびの市・小林市・綾町・そして都城市の4市町村を巡ります。暖かい春がもうすぐそこまでやってくるのを告げるように、春風に吹かれて原田大二郎の宮崎県の旅が始まります。

 



 
         
 

えびの市

吉都線に乗って、えびの駅に降り立った原田さん。駅舎の古さとその雰囲気に感動しながら「なかなかこういった駅は今見ないよね」と霧島の山麓にあるえびの駅から旅の出発です。
さて、田んぼ沿いに歩いていて最初に出会ったのは、田の神さあ(たのかんさあ)と呼ばれる手造りの石像。豊作祈願の神様として何百年も前から地元の人に大切にされてきました。

 

市内には約150体の田の神さあが残っています。
 
         
 

田植え狂言

神社の春祭りに奉納される「田植え狂言」のリハーサルにお邪魔しました。
演技派な地元の狂言師の二人にびっくり。
台詞は何を言っているのかほとんど聞き取れないので、「外国語を聞いていたみたいだ」と原田さん。子供〜大人までがこの練習に参加。見ている大人はほとんどがやった事がある経験者。アドバイスが横から飛んできます。

 
狂言の主役、牛といっしょに
 
         
 

手造りコンニャク

この地方では昔から木を燃やした灰を料理に役立ててきました。
コンニャク作りもそのひとつ。樫(かし)の木の灰から灰汁(あく)を抽出し、その灰汁でコンニャクを固めます。今回は地元の仲良しおばあちゃん2人に作り方をみせて頂きました。
中間キミ子さんと原屋敷マスエさんの二人のコンビが生み出す笑いに、腹を抱える原田さんとスタッフ一同。20代の頃から大の仲良しというお二人の間には、いつも笑顔がこぼれます。歳をとっても元気にいられるのは、やはり「笑う事」から生まれているようです。

 


手でまるめて、釜でゆでて出来上がり。プリプリです!

 
         
 

農機具

九州地方全体の農業を影から支える農機具メーカーを訪ねます。約200種類の鋤(すき)や鍬(くわ)をつくる日の丸農機具刃物さんでは様々な地形や土質に合わせた農作業の道具を作っています。「いかにトラクターが全能でも細かい作業に鋤や鍬はかかせない」というお話が印象に残りました。こちらでは損得を考えず「欲しい」と言われれば一台であっても作っているのだそうです。

 


 
         
 

製材屋

地元にそだった大木で作るテーブルやオブジェを扱う木材加工所では、「どうやって運び入れたの?」という巨大な置物に出会いました。木目をどう出すか、が技術者の腕の見せ所。製材の仕方ひとつで木はいかようにも生まれ変わるのです。

 
巨木オブジェの重さは2トン。さて、どうやって運びいれたのか? 実は屋根をかける前にクレーンを用いて入れたのだそうです。

 
         
  木刀

旅の後半は都城市を訪ねます。都城は江戸時代、薩摩藩の支藩、4万石の城下町として栄えたところ。昔から武道が奨励され、今も武具の製造が盛んです。中でも木刀は全国シェア90%以上、年間10万本というから驚きます。
時代劇にも多く出演の原田さん。さすがと言えましょう、流派の詳しさにスタッフもびっくり。

 

機械では大まかな形を造るだけ。最後は様々なカンナを用いて手作業で仕上げます。
 
         
 

さすが武道の町。都城市には弓道場が15か所もあります。
高校の頃に弓道をやった事があるという原田さんも久しぶりに弓を手に。
一緒に練習をしていた方たちに拍手を頂ける、なかなかの腕前、「気持ちよいものです」と
大満足の原田さんでした。
道場の後は親子で弓を作る弓師の南崎さんの工房へ。200以上あるといわれる工程の全てを一人の弓師が執り行うという伝統の技を拝見します。

 
竹に巻きつけた縄の隙間にクサビを打ち込み、微妙な手加減で弓なりに曲げていきます。

 
         
  宮崎というと、なんとなく海のイメージが強い場所ですが、今回は山の恵みを利用した食文化や道具の文化をじっくり拝見し、宮崎の懐の深さを感じる旅となりました。
自然から受ける恩恵を大切に、そして賢く使う生活の知恵。自然への感謝を忘れない穏やかな生活をうらやましく思いながら深い緑の森とお別れです。
 

 
 

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