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(c)安野 光雅
 

みどころ

 

 
         
 

音楽というものは人の心と心を結びつける本当に大きな力があるものだと、改めて感じさせてくれる今回の旅人は、二胡奏者のチェン・ミンさん。彼女が、旅をするのは長い冬を耐え忍び、焦がれた春をようやく迎えた、青森県は弘前市〜五所川原市。彼女の二胡の音色が、ちらほらりんごの花が咲き始めたばかりの津軽平野に、どのように響くのでしょうか…

 


今年は、例年よりすこし遅いという、りんごの花の開花。ですが、精一杯可憐に咲いて私たちを歓迎してくれているかのようでした。

 
         
 

ねぷた祭り

8月1日から7日まで弘前市で行われるねぷた祭り(ちなみに、青森で行われているのは、“ねぶた祭り”この二つのお祭り、山車の形からお囃子の掛け声まで、違いが多々あるのです)。弘前ねぷた祭りの山車を見たり、お囃子を体験したりが、一年中できるのが、ここ“津軽藩 ねぷた村”。観光では、本番のお囃子には参加できませんが、ここねぷた村では実際に太鼓も叩くことができます。チェン・ミンさんも、もちろん挑戦!彼女の元気いっぱいの太鼓の音に背中を押され旅の一歩を踏み出します。

 
迫力は想像以上!お祭りでは、約8メートルの高さのものが70台、町を練り歩くそうです。

 
         
 

ねぷたと中国

太鼓の音にのって、やってきたのはねぷた絵師、高木俊雄さんのお宅です。一歩部屋に入ると足元広がるのは大迫力のねぷた絵!実はこれ、今年、中国北京で行われる第10回国際旅游文化祭(世界各国のお祭りが一同に行われる文化祭)にて、日本代表として出陣する予定のねぷたなんだそうです。ねぷた祭り、実はこんなに大きなお祭りなのにその由来など謎が多くあるのです。「ねぷたの由来は?」「ねぷたの山車には、なぜ中国風の絵柄を描くのか?」などの疑問が、7年前の中国の訪問をきっかけに少しずつ分かってきている、と教えてくれる高木さん。チェン・ミンさんも「私より中国のこと、知ってますね!」と思わず感嘆してしまった、高木さんのねぷたよもやま話。みなさんも思わず「へ〜!」と頷いてしまうことでしょう。

 
「三国志 関羽奮戦の図」
 
         
 

下川原焼(したかわらやき)

今にも「や〜や〜ど〜!」というお囃子が聞こえてきそう!な、この人形達のたたずまい。津軽に昔から伝わる伝統工芸、下川原焼でねぷた祭り人形を作ってしまったのは阿保正志さん。実は阿保さん、8年前にここ弘前に戻り下川原焼の世界に入ったそうで、それ以前は北海道で馬の調教をやっていたという。そんな変わった経歴の持ち主である阿保さんの熱いお話をお聞きします。

 


津軽人にとって、ねぷた祭りは「燃え尽きるもの、津軽の心意気を見て
くれ!」(阿保さん談)人形の表情にもそんな気持ちが表れていますね。

 
         
 

津軽三味線

三味線!ということで、チェン・ミンさんも興味津々で伺ったのが、津軽三味線まんじ流家元、工藤満次さんのお宅件工房。津軽三味線の皮を張っているところを初めて見たという、チェン・ミンさん。天井には犬の皮がずらり。愛犬家のチェン・ミンさんは「全部犬なの〜!?」と、少し驚いてしまったようですが、津軽三味線は、硬い犬の皮でないといい音が出ないそう。さてそんな三味線、皮を張るのに米粒を使うこと、みなさん知っていましたか?(…ADの私(25歳・女)は知らなくて…本当に知らないことが多く無知であると、痛感してばかりの、遠くの撮影です)。そしてもちろん、津軽三味線と二胡とのコラボレーションもありますので、お楽しみに!

 


頭上にずらりと干されているのが…

 
         
 

喜良市(きらいち)小学校

弘前市から、津軽平野を車窓に眺めながら向かうのは五所川原市にある、とある小学校。そこで工藤さんと待ち合わせ、“あること”をしている子供たちに出会います。

工藤満次さんが、「地元の子供たちにこそ、津軽三味線の伝統を」と地元の小学校・中学校で教え始めて10年目。その中の一つ五所川原にある喜良市小学校の子供たちに教えに行くとのお話に、ご一緒させていただきました。ここでチェン・ミンさんが子供たちに二胡を聞かせるのですが…初めて聞く二胡の音色。子供たちは何かを感じてくれるのでしょうか?

 

 
         
 

スコップ三味線

演奏終了後のチェン・ミンさんに「“音楽”とは音を楽しむもの。これも立派な音楽です。今回とても勉強になりました。」と、言わしめたこのスコップ三味線。一体どんな演奏方法…そして音色なのでしょうか?本当に愉快です。いろいろ想像して放送をご覧ください!テレビを見ながら「あっ!ふふふっ!」となってしまうことでしょう。


 


ただのスコップではありません…か?「だんだんとスコップに見えてくる」と強気の発言は、スコップ三味線演奏家でもあるご主人の高橋弘行さん

 
         
 

竹の子

「変わった竹の子がある」ということで、山菜採りにご一緒させていただくことになりまして、「こんな竹の子が採れるんだ!?」と、一同びっくりしました!確かに一般の竹と、同じイネ亜科の植物。竹に竹の子ができるんだから、これにも竹の子ができてもおかしくないだろう、という想像は難くないのですが…全国津々浦々の地域にお邪魔して山菜を食べてきた遠くスタッフでは当然経験済み? いえいえ、そんな山菜百戦錬磨のスタッフでも、初体験でした。山菜摘みは宝探しと同じ。不思議な魔力にかかり「夢中になっちゃうね〜!」と時間を忘れて採った山菜と竹の子、いかがな味わいなのでしょうか?(何の竹の子かは、もちろん放送で!)

 

 


一番先頭に見えるのが、桑田さん(80歳)の背中。スタッフもついていけないスピードで…どんどん登って行ってしまうのです。「すごい」の一言でした。

これはぜんまい採りでの一枚。必死に摘んでいます。…御三人、撮影を忘れていませんか?!

 
         
 

今回の青森の旅では、旅人や津軽の人々から、音楽の持っている力、そして春を迎える喜びを教えてもらった、そんな旅でした。この放送時は、そろそろ梅雨入りを迎える、そんな時期ではないでしょうか?テレビから、みなさんの元に春の息吹が届きますよう、願いながら帰路につきます。

 


津軽富士こと岩木山を背に、青森を後にします。

 
 

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