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(c)安野 光雅
 

みどころ

 

 
         
 

日本全国の食材や郷土料理を訪ね歩く料理人・森野熊八の「遠くへ行きたい」の旅も、今回で16回目となりました。第一回目が1999年の放送なので、今回で8年目に数える事になりますが、どこまでも続く「食」の旅路を、太陽の日差しを浴びながら元気一杯の森野熊八が、熊八食堂の開店へと食材探しに今日も行きます。
今回の旅先に選んだのは、京都。京都市ではなく、日本海側の丹後半島へと出発です。京都という土地のイメージがガラッと変わった今回の旅。さてどんな出会いの旅でしょうか。

 



 
         
 

伊根町・シーカヤック

まず今回の旅の出発点となったのが、京都市内から2時間半ほどかかる丹後半島の伊根町です。初日から青空に恵まれて、日本海の透き通る海を眺めながら、アロハシャツを身にまとった熊八さん。「南国に来た気分だなー」と一言。3年程前から地元の有志の方々が始めたシーカヤックでの伊根湾巡りにさっそく参加。伊根町名物「舟屋」の町並みを巡ります。
二人乗りのシーカヤックで海側から舟屋の景色を楽しみながら、伊根町の歴史を伺います。波が静かな伊根湾では、昔は鯨や鮪にそして鰤を取っていたんだと、地元の永濱さんに教えてもらったり、仕事をしていた漁師さんと途中出会い舟屋へ上陸させてもらうなど、伊根の魅力に惚れ惚れの熊八さんです。

 

 
         
 

向井酒造

さて、そんな伊根町の名物「向井酒造」さんへとシーカヤックに乗ったまま連れて行ってもらいました。創業が江戸時代中期と、250年続くここの作り酒屋さんの酒蔵は海に面して立っており、船でお酒を買いにこれる用に桟橋が設置され、舟屋独特の魅力を持つ酒造さんなのです。シーカヤックで乗り付けた熊八さん、さっそくお店へお邪魔します。
店で熊八さんを出迎えてくれたのは向井酒造の女杜氏・向井久仁子さん。町では知らない人がいないという、その明るくて元気一杯のキャラクターで店の看板娘として有名人。そんな彼女と会ってすぐに意気投合の熊八さん。早速彼女が作ったアイデア一杯の日本酒を試飲させてもらいます。古代米で作った赤米のお酒や、イカ釣りの漁火をイメージした瓶に入れられたお酒などなど、海と近い町ならではの酒屋さんで美味しい日本酒を頂きます。

 

 
         
 

伊根町散歩

海の伊根町巡りを終えた後は、町中散歩を始めます。
小さな路地裏を気の向くままにのんびりと歩きます。潮風にあたる天日干しされる干物や、舟屋と舟屋の隙間から見える海面の波の形や、母屋の玄関に巣を作ったツバメの鳴き声や、時々すれ違う自転車に乗る人の後ろ姿など、どこか静かで時間の止まった町の景色が、普段味わう事のない心地よい不思議な気持ちにさせてくれます。

 



 
         
 

魚市場

朝6時半。カモメがザワザワと騒ぎ始め、町中からぞろぞろと人々が港へと集まって来ました。それにつられて熊八さんも眠い目をこすりつつ港へとやって来ます。沖の方から定置網漁を終えた船が伊根湾へ戻って来るのが見えると、地元の人々は片手にバケツを持ち船が到着するのを待っています。そのお揃いのバケツがなんとも気になる。気になる。。。
ここ伊根町の魚市場、どこか普通の魚市場とは違うようです。海が近い町ならではの魚市場で、地元の方々にある事を教えてもらいます。
料理人としては羨ましすぎる話と、熊八さんも大喜び。

 



 
         
 

へしこ

「へしこ」とは魚のぬか漬けの事。日本全国あちこちで「へしこ」は作られていますが、ここ伊根町でも昔から各家庭でこの「へしこ」が作られていました。今ではあまり家で作られなくなった「へしこ」を、伊根町漁協で作っていると聞いてやってまいりました。
伊根町では厳選した鯖を糠と天然の塩だけで一年漬けるという、昔ながらの作り方を今でも続けており、他に何も加えずに自然の旨味をたっぷり詰めて自慢の「へしこ」を作っています。


 



 
         
 

へしこの創作料理

「へしこ」は普通ご飯にのせて食べたり、お酒のアテとして食べられていましたが、もっと色んな食べ方があっていいんじゃないだろうかと、研究をされるようになったという、地元の奥様達の集まり「へしこクッキングクラブ」を訪ねます。
学校の給食のメニューにも「へしこ創作料理」が出たり、地元の子供達に公募して新しい「へしこ料理」を募集したりと、なんとも地元の「食」に密着している「へしこ」に驚きます。まずはお茶漬けにして味見をした後、自慢の料理を作ってもらいました。他の地方でも「へしこ」を食べた事のあった熊八さんですが、この創作料理もいたくお気に入りのご様子。
さて料理人の腕の見せ所、熊八食堂では「へしこ」はどんな料理になるのでしょうか?楽しみです。

 


 
         
 

飯尾醸造

天橋立で有名な宮津市にやって来ました。
材料から作り方まで本物のお酢を作るためにこだわりにこだわって純米酢を作るお酢屋さんがあると聞いてやってきました。100年以上に亘って純米酢を作る飯尾醸造さんです。
なかなかお酢の作り方なんて見る事のない熊八さんにスタッフ一同、ご主人の飯尾さんのお話に興味津々です。実際どうやって作られているのかを勉強しながら発酵蔵を巡り、酢酸菌膜を樽に浮かべるところや、発酵途中のお酢が入った樽を覗いたりと、飯尾さんからお酢作りの奥深さと自然発酵で作られる本物の純米酢の旨味を教えて頂きます。

 


 
         
 

万願寺甘とう

続いては舞鶴市へ野菜の食材を求めて向かいます。
ここ舞鶴には昔から京野菜として有名な「万願寺甘とう」という伝統野菜が作られています。昔舞鶴の万願寺という所で作られ始めた事から、この名前がついたとされていますが、見た目はピーマンをトウガラシのように細長くして、大きくしたような形。元々はこの二つの野菜の自然交配といわれていますが、さてお味のほうはいかがでしょう?
採りたての万願寺甘とうを、一番美味しい食べ方で何本も何本もたいらげる熊八さん。京野菜の味を堪能し、さていよいよ丹後半島での熊八食堂の開店です。

 



 
         
 

熊八料理

古代米のお酒に、酒粕、鯖のへしこに純米酢、そして万願寺甘とう。食材も揃って料理人森野熊八の腕の見せ所です。どんな料理に仕上がるのでしょうか?番組をどうぞお楽しみに!

 


 
         
  旅をして目にした舟屋の景色や、町ですれ違った子供達の後ろ姿が、帰路に着いても潮の香りと一緒にぷかぷかと脳裏に漂っているのがなんだかおかしい。でも初めて出会ったのに、遠い親戚に会いに行って帰ってきたような、そんな懐かしさが残る丹後半島の旅でした。番組をどうぞお楽しみに。    
 

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