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(c)安野 光雅
 

みどころ

 
         
 

今回訪れたのは、和歌山県田辺市。海に近づくと、吹き上げられた潮風が、山に近づくと奥深い豊かな森に熟成された木々の香りが漂ってきます。そんな豊かな風に終始背中を押されて旅をしたのは、タレントの林マヤさん。彼女の「あはは!」という笑い声が、海あり山あり歴史ありの紀伊熊野の空に響きます。

 


豊かな紀伊熊野の山々に隠されているものを探しに行きます

 
         
 

三段壁

今回の旅は和歌山の海の風を感じることからのスタートです。白浜町にある三段壁を訪れます。断崖絶壁の三段壁と、真っ青な海と空が創り出す世界は自然のでっかさを感じずにはいられません。そこに一人で立っていると真っ青な世界に一人で存在しているような・・・そんな気分を味わいながらの旅のスタート。なんだかわくわくの旅となりそうです。

 


 
         
 

なんば焼

このタイトルが指し示す「なんば焼き」とは?食べ物で、「南蛮焼き」とも表記するその実態は?右写真はその製造過程。一口食べたマヤさん(放送では一口ですが、その美味しさにマヤさんが何口食べたかは・・・秘密です。)、感想は「ぷりぷりしてて歯ごたえしっかり!」。この不思議な形の食べ物は一体何か、皆さんはお分かりになるでしょうか?


 
一見するとお菓子のような…
 
         
 

天神崎

私たちの“ふるさと”とはこのような風景ではないですか?と紹介したくなる場所が、田辺市に残っています。天神崎と呼ばれる岬です。ここを案内してくださるのは「天神崎を大切にする会」の玉井済夫さん。実は30年前、天神崎を別荘地に、という開発計画が持ち上がりましたが、民間の募金活動によって守られた日本におけるナショナルトラスト運動の先駆けといわれている場所なのです。そんな天神崎を少し探検すると・・・出てくる出てくる!トンボにオタマジャクシにヤゴにメダカ!まるで子どもの頃のアルバムの一ページから抜け出たよう。。。
本当に懐かしく美しい場所でした。しかし、美しい場所は努力をしないと守れないということに少し悲しさを感じることも・・・

さて、美しい岬の山を探検した後は、磯に出ます!ここでも玉井さんに、たくさんの海の住人を紹介していただく・・・はずが・・・玉井さんがあまりに熱中しすぎて、マヤさんもカメラもほっぽって!ということが多々ありました。地元に暮らす玉井さんも思わず少年に戻る磯探検!放送でぜひご一緒に!

 
かつては田んぼであったというこの沼地
「“泥で濁った水が、生き物を育むきれいな水” ということを今の子どもたちに理解させるのが難しくなってる」との玉井さんの言葉はずしんときました

ウニは口が下でお尻が上にあるそうで、私たちにはお尻を向けているんですって!

 
         
 

熊野古道

胎内くぐり
世界遺産、熊野古道のスタートは瀧尻王子から。まずは旅の無事をお祈りします。
そしてこの瀧尻王子の奥には、“胎内くぐり”とよばれる、女性が無事くぐり抜けられると安産するという俗信のある岩穴があるのですが・・・たどり着くまでもなかなか険しい山道。そしてその山道にもまけず、“胎内くぐり”にたどり着いたマヤさん。無事くぐることができますでしょうか!?(ちなみに、はりきって挑戦しました!25歳女AD・・・そして、玉砕しました。お尻の筋を痛め、なんだか心にも傷を負ったような・・・)

 


意気込むマヤさん!その後は…

 
         
 

小鷹網

本格的に熊野古道に向かう前にちょっと腹ごなし・・・そして、今はアユの旬!ということで、田辺市川湯温泉にてこの地方に江戸時代から伝わる、小鷹網という漁にご一緒させていただきました。漁をしてくださるのは達人小渕郁夫さん。網を広げた様子が小さな鷹に見えることから、小鷹網とよばれるようになったそうですが、達人小渕さんが狙いをすませ投げる網が鮎に襲いかかる様子は、本当に小さな鷹に見えました。

 
ワタまで美味なアユ。「水がきれいだからアユが食べてる苔がきれいなんだわ〜」との小渕さんの一言に納得
 
         
  熊野古道

発心門王子〜伏拝王子
ここから本格的に熊野古道を歩きます。案内していただくのは「熊野古道語り部の会」坂本勲生さん。坂本さんと発心門王子で待ち合わせをして熊野古道を進みます。発心門王子〜伏拝王子、そして熊野本宮大社へと向かう道々でお聞きする、楽しくも胸を打つ坂本さんのお話の数々。信仰の歴史を教えていただきました。今自分が踏みしめているこの道が、熊野大社を目指す人々が平安時代の昔から踏み固めた道であると思うと、同じように自分の一歩も古道の歴史になるのかと、深く心揺さぶられる思いがしました。

 

 
坂本さんのガイドは通常では絶対に気づかない様々なことを気づかせ、教えてくださる素晴らしいものでした

遥か昔熊野詣の道中に行き倒れた人のお地蔵様。お地蔵様に彫られた9月9日今回の放送日と同日なのは偶然なのですが…
 
         
 

熊野本宮大社

そして、いよいよ熊野本宮大社に。実は熊野本宮大社、明治22年の水害時まで熊野川・音無川・岩田川の3つの川の合流点にある「大斎原(おおゆのはら)」と呼ばれる中洲にあったのですが、残った3社殿を山側に移し、現在の形となりました。ここは日本を始めたといわれている、イザナミノミコト・イザナギノミコト・スサノオノミコト・アマテラスオオミカミの四神が祀られているのです。その四神の社殿は立派でありつつ、質素で優しい雰囲気が漂っていて、心落ち着く空間は、本当に長く大変な道のりを歩いてきた人々を迎え入れる場所にふさわしい神聖さをたたえた場所でした。

 
静かな境内は時間がゆっくりと流れているように感じます
 
         
 

皆地笠(みなちがさ)

夏の暑さは蒸し風呂のようで、冬の寒さも厳しい熊野の参拝道。その旅路を少しでも楽なものにと、昔から重宝されてきたのが皆地笠です。これは檜で編まれた笠で、軽い上に、雨も日差しも通さないという優れもの。歴史も古く千年前からこの皆地で作られてきたそうです。そんな皆地笠の作り手は、現在、芝安男さん(86歳)ただ一人。弟子希望の若者も多く訪れたそうなのですが・・・最後の皆地笠職人となってしまった芝さんのお話をお聞きします。(そして、お話と同じくらい印象に残っているのが、最後に握手していただいた芝さんの手。厚みがあり柔らかく、そしてあったかい手で、職人の、そして芝さんの人柄が現われた本当に素敵な手でした)。

 

坂本さんの手によって丁寧に、一定のリズムで編まれてゆきます
 
         
 

紀伊熊野には古い歴史と美しい自然。そして、それらを大切にしている人々の想いが生きていました。千年という途方もないはるか昔が、確かにそこにあったのだと感じることができた今回の旅。少し不思議な気分の残る旅となりました・・・

 
本宮大社跡には大鳥居が立っています。昔は川を渡らないとお参りができなかったそうです
 


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