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(c)安野 光雅
 

みどころ

日本神話のイザナギノ尊、イザナミノ尊。この2神から日本のすべては誕生したとされています。と、こんな事をいきなり言われても馴染みがないかも知れないですが、そう思った皆さん!今回はそういった普段あまり聞くことがないけど、聞いていけばなるほど〜、と思える神話巡りの伊勢・熊野の旅です!
もちろん伊勢えびも食べちゃいますよー!
旅人は、考古学にも造詣が深い写真家の関口照生さん。
さあ、神代の時代にタイムスリップ!


 
         
 

日本最古の神社の祭典!
〈花の窟(いわや)「お綱かけ神事」〉

熊野市には、世界遺産にも認定されている日本最古の神社、花の窟神社があります!
この神社、祀られているのはイザナミノ尊。(日本神話ではイザナギノ尊の妻であり、日本の国土を生んだ、国生みの女神とされています)驚くべきはご神体で、なんと岩そのものなんです!(その岩、高さ70mもある大きな崖のような岩壁、まるで人間の顔のように見えてくるんですから不思議です)そしてここで毎年春(2/2)と秋(10/2)に行われる秋季大祭が「お綱かけ神事」。日本一の注連縄(長さ約180m)を岩の頂上から国道をまたぎ、七里御浜の海岸線まで引っ張り、それを訪れた人々でピンと張り、最後は塔に引っ掛けて結ぶという日本最古の祭り!何でこのような神事が行われるのか?どのような意味があるのか?郷土史研究家の三石学さんに解説していただきます!

 


イザナミノ尊の御神体です。

 
         
 

日本最大の祭典!
伊勢神宮の式年遷宮と御神宝

イザナギノ尊から生まれた天照大神を祀る伊勢神宮は、1300年の歴史を感じさせる、神さびたアトモスフェアいっぱいの佇まいです。
そして日本最大の祭典!伊勢神宮の式年遷宮…式年遷宮とは、新しいお社を造って神様にお遷(うつ)りを願うことで、20年ごとに同じ形の社殿を東西交互に新しく造り替える一大行事。62回を数える次回の遷宮は平成25年なのだそうです。(正確には平成17年から数々の行事が行われています。詳しくはhttp://www.sengu.info/index.htmlをご覧ください)
この遷宮では社が新しくなるばかりでなく、なんと神様の御装束神宝も新しくされるのです。(その数800種類、1600点にも及ぶんだそうです)この新しく造りかえられ、お下げされた元御神宝が神宮徴古館に展示されているというので、さっそく訪ねてみます!
その時代その時代ごとの匠たちが造りあげた至極の御神宝の数々。
その目に焼き付けてください!(伊勢神宮・内宮の1/20模型もあります)

 


有名な宇治橋です。

そして内宮の石段。

 
         
 

旧暦を重んじる人達
(月時計と旧暦カレンダー)

今では馴染みが薄くなってしまった旧暦。つい一昔前までは、全ての日本人が旧暦で生活していたというのに・・・不思議なものです。(かく言う僕も、すでに旧暦には馴染みがないのですが)伊勢神宮のすぐそばのおはらい町には、こうした日本人が忘れかけている旧暦の素晴らしさを伝ようと、矢野憲一さんを始めとして町ぐるみで旧暦を見直そうという呼びかけを行っています。そして平成19年7月、新しい名所が誕生しました。
「五十鈴茶屋の月時計」です!時計の横に月の満ち欠けを実際に見て取れるようになっているのです。そして旧暦の刻になるとアナウンスが流れるという仕組み。(例えば、今は午の刻で、月は寝待月、のような)矢野さんが言うには、例えば七夕は7月7日ですが、その時分はちょうど梅雨で月は見えない、しかし旧暦ならば大体1ヶ月遅れなので、梅雨も終わってバッチリ月が眺められます、と言います!(確かにそうですね!)そして何よりも、今はこうして1日1日忙しく追い立てられる毎日、もう一度暮らしの原点に戻って自然と向き合って暮らすのがゆとりが出来て楽しめるのではないか、と、矢野さん。
ここ最近月を見上げたのはいつだったか、と自分に問いかけてみました。

 
中央の丸が月の形を表しています。(左隣に時計があります)

 
         
 

やっぱり伊勢えび!

10月2日は伊勢えびの解禁日!
その日、さっそく磯崎漁港を訪れ、早苗丸船長の向井哲史さんに揚がって来たばかりの伊勢えびを見せてもらいます!エビ刺し網で捕る伊勢えび。複雑に絡まっているため、網から外すのが一苦労なんだとか。(頭のひげや、脚が続けて3本折れてたりしたら商品の価値がなくなってしまうんだそうです)手伝う関口さんも真剣な顔で丁寧に外していきます。出ました!活きのいい伊勢えび!(跳ねてます)
向井さんがひげが折れてたりして商品にはならなくなった伊勢えびを調理してくれたのですが・・・美味い!甘い!最高です!
そして極めつけ、関口さんも初めてという伊勢えび料理…とは!?

 
うーん、活き造り!
 
         
 

多気町の特産!伊勢いも!

三重には、言わずと知れた伊勢えびや松阪牛、知ってる人は知っている伊勢うどんもありますが、多気町の伊勢いもという芋の存在を知っている方は少ないのではないでしょうか。形は一見ジャガイモのようにゴツゴツして見えるのですが、長芋やヤマトイモのように、主には擦って食べる「とろろ芋」なんです。そしてこの伊勢いも、多気町でしかとれないんだとか。森下さんによると、多気町でとれた種芋を多気町以外の畑に持って行って植えると、その年には伊勢いもが出来るけど、そこからまた種芋をとって作ろうとすると出来ないんだそうです。つまり、多気町の畑でしか作れないとか。(土の養分が違うんでしょうね)
栄養価は満点で、消化も大変良い伊勢いも!婦人会の皆さんが調理してくれました。
なんと言っても、やっぱりとろろご飯が最高!
本当につるつるっと入っていく。(美容にも良くてお肌もツルツルだそうです)
関口さんのおかわりにも納得!です!

 


関口さんと森下さん。関口さんが持っているのが伊勢いもです!

 
         
 

締めは汐湯!

伊勢市を流れる勢田川沿いには、「汐湯・おかげ風呂舘」という銭湯があります。この銭湯、普通のお風呂のほかにも汐湯という海水の露天風呂があるんです!
元は、二見浦のそばで営まれていた海水温浴場が、100年前から姿を消してしまったんですが、それを酒徳さんの手によって復活させたんだそうです。酒徳さんによると、昔は事初めには禊をする習慣が伊勢にはあって、冬でもその禊ができるように海水温浴場が出来たんだとか。(関口さんの「やさしい気持から生まれたんですね」←その通り!)
それでは、旅の垢をゆっくり海水で落としていただきましょう!

 


関口さんの裏に見える建物がおかげ風呂舘です。

 
         
         

美(うま)し国伊勢と評される伊勢・熊野。この地は食べ物も豊かで美味しく、また自然も雄大で素晴らしかったです。そして古来からの伝統を重んじ、日本人本来の暮らしが根付いていました。と、カッコつけてしまいましたが、結局美味しいものも食べられて、大自然が見られて、おまけに汐湯まで入って…満足満足大満足の旅でした!


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