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(c)安野 光雅
 

みどころ

今回、阿藤快さんが赴いたのは栃木県です。
栃木といえば、日光東照宮。(まあ世界遺産ですから)いや、塩原温泉でしょ。
いやいや那須高原。いやいやいや宇都宮でしょ。と、このように栃木にもたくさんの行楽地があります。そして今回行くところは・・・先程挙げた場所には行きません。
今回は、意外と知られていない(と申しますかほとんど知られていないかも!?)食、技、伝統、を求めて旅します。一見地味だが奥が深い。まさに阿藤節の真価が問われる旅。軽い気持ちで見たら痛い目に遭いますよ??


 
         
 

耳のうどん?(耳うどん)

佐野市内を歩いていると、所々に耳うどんの文字が・・・耳?うどん?
阿藤さんはこれまでにも全国の珍しいうどんを食べていますが、(大分の旅では、鮑腸という1本がとても長いうどんも食べました)耳うどんとは一体全体どんな食べ物!?
こりゃあ食べるっきゃないっしょ。
(耳うどんの名前の由来は、それを食べることによって悪いうわさが聞こえてこず、近所付き合いがうまくいくという縁起良いものとして名付けられたそうです)

 


 
         
 

地蔵が歩き廻る!?(廻り地蔵)

小山市の中河原地区、ここは茨城の結城市と隣接している県境の地区です。
ここにはなんと、この地区の家を一軒一軒廻って歩く地蔵がいる!?との情報をキャッチ。(当然自分で歩くわけではないのですが)
中河原地区の総代・須藤和夫さんにお話を伺ってみると、約77軒からなる集落内をぐるぐる廻り(決まった順番があるそうです)、最終的に・・・終わりはありません。もうかれこれ250年以上廻っているそうです!(全国的にも大変珍しい風習ですね?)
幾度か補修はされているものの、立派なお地蔵様で、そのお顔は静かな笑みを浮かべています。それもそのはず、250年以上もこの地区を廻り歩いて守ってきたんですから。おかげで中河原は、長寿の地区として有名なんだそうです。(そのため他所からお参りに来る方もいるそうです)阿藤さんも、早速この20kg弱はあるお地蔵さんを背負って廻り、御利益にあやかりたいと思います!

 

 

 
         
 

皮から革に(栃木レザー)

栃木市にやってまいりました!栃木市は蔵の町として、とても美しい町並みで訪れる人を魅了しています。(僕は全然知りませんでしたが、実際に見ると意外な景観にビックリしました!)そしてこの町には、なめし革製造において全国トップシェアを誇る「栃木レザー」というメーカーがあります。(ちなみに、フィギュアスケートの安藤美姫選手のスケート靴の革もここのなめし革なんだとか)20以上もの工程と、熟達した職人さんの技によって、運ばれてきたばかりのまさしく毛付きの皮から、艶々の革へと変貌を遂げていく一端を拝見します。まずは水洗いからなのですが・・・これがのっけからすごい!大きな木の樽の中に原皮を入れて回して洗うのですが、圧巻なのは、洗い終えた皮が樽から流れ出てくる瞬間!
丸ごと牛じゃないですか!?考えれば当たり前の事ですが、いざ目の当たりにするとポカーンとします。そしてその後、背割りという洗った皮を2つに割いて脱毛をしていきます。その後いよいよ「栃木レザー」こだわりのなめし工程に入ります。ここではクロームによるなめしは一切行わず、植物の渋(タンニン樹液)を用いて皮をなめしています。そのため時間も手間も掛かりますが、環境に配慮し、この方法を貫いているんだそうです。タンニン槽の数だけでも160におよび、薄い液から徐々に濃い液へと浸透させていく・・・こうして皮から革へと変わっていくんですね。この他にも工程はまだまだまだ続きます。
うーん、変わってなんて奥深いことか、ビックリの連続です!


     
         
 

日本の夏の風物詩と言えば…葦簾!
(よしず)

今ではあまり都心部で見ることは無くなってしまったのですが、やはりまだ日本の夏の風物詩と言えば「海の家」の葦簾を連想される方もいるはず。藤岡町の渡良瀬遊水地は栃木、群馬、埼玉、茨城の4県をまたぐ遊水地として有名ですが、ほとんどの全域と言っても過言ではない区域が葦原となっています。この広大さには目を見張るものがあります。そしてこの町に住む田中逸郎さんは、そのヨシを使って60年以上もヨシズを作ってきた葦簾職人です!僕達ではまず見た事がない葦簾編み機(手編みの過程をそのまま機械化した、とても分かり易いローテク機です)を見せてもらいながら、出来上がった葦簾の良さを再発見。もっともっと日常生活に使われるべき代物だと思います。

 
葦簾編み機。初めてみる方も多いはず。かわいい機械です。

実際葦簾の裏に回ると日差しが遮られ、夏は快適です。
 
         
 

「やまずめぐる」の精神
(渡良瀬エコビレッジ)

再び藤岡町。この町で、17歳の頃から有機農法(農薬を一切使用しない農法)で作物を作っている町田武士さんを訪ねます。(町田さんが17歳の頃は、有機農法がまだ一般的に認知されていない時代で、最初は農家だった両親も反対したんだそうです)
町田さんは農作物の他に、今また新たに有機農法の和綿づくりも始めました。和綿は、もう日本ではほとんど栽培されなくなっています。それを、有機で栽培し始めて5年になるそうなのですが、最初はわずか40粒の種からスタートし、今では400坪にもなる和綿畑にまで増やしたんです。品種はイバラキ種。日本で育つ綿は雨が多いという気候から、外国とは違い下を向くんだとか。早速阿藤さんも和綿摘みを手伝います。(これが1つ1つ摘まないといけないので大変なんですね)
こうして摘んだ和綿でTシャツも作った町田さん(「LIVE EARTH」という地球温暖化防止を訴える音楽イベントでオークションにかけられ、一着、ン十万円という値が付いた程、大好評を博したんだそうです。さらには国産の有機和綿から機械生産の糸を作ったのは日本で始めてなんだとか。)、最終的には衣・食・住、すべてにおいて人間が本来あるべき姿を取り戻そう、全ては留まることなく回っている、まさに「やまずめぐる」(止まず巡る)の考えを実行しているんです。
最近では多くの若者も町田さんの「渡良瀬エコビレッジ」を訪れ、一緒に仕事をしたいと言って来るんだそうです。
最後はとれたてのおにぎりと漬物(勿論、米も野菜も有機栽培!)まで頂き、その抜群の美味さに、阿藤さんは心もお腹も満足満足!

 


阿藤さん、必死に綿繰りしています。(摘んだ和綿の種と綿を分ける作業です)隣が町田さんです。

有機和綿で作ったTシャツです。

 
         

旅の締めくくりは佐野厄よけ大師!
此度の旅の無事に感謝しつつ、次の旅への安全を祈願します!
さあ、次は一体どこへ行くのやら…阿藤流日本行脚の旅はまだまだ続きますよ!


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