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(c)安野 光雅
 

みどころ

 
         
 

ワハハ本舗の座長である俳優 佐藤正宏さんの今回の旅は、香川県の高松市と直島町。伝統の職人技を見せる高松と、現代アートの発信地として話題の直島町で佐藤さんはどんな巡り合いをするのでしょうか。色んな出会いが「切掛け」となり、想起した思いを掘り起こし、また色んな方向へと我が矢印が向かっていく、佐藤さんそんな旅をして参りました。

 


 
         
 

連絡船うどん

まず佐藤さんが降り立った高松駅。香川と言えば讃岐、讃岐と言えば「讃岐うどん」!と
鼻歌まじりに駅構内を歩く佐藤さん。さて早速見つけたのが「うどん屋」の看板。さすが讃岐だけれども、早すぎる!と思いつつ、それでも向かうはお店の扉。
「いらっしゃいませー」の威勢の良い言葉と相ままなって、目敏い佐藤さんすかさず店長に伺います。「連絡船ってなんの事でしょう?だってここJRですよね?」。。。。。。

 

 

 
         
 

栗林(りつりん)公園

そんな「連絡船うどん」の佐藤さんの疑問符に、威勢のいい店長からの心温まる返答を頂いて、お腹も心も一杯の佐藤さん。少し歩いて四国を代表する日本庭園のある栗林公園へと向かいます。江戸時代から100年の歳月をかけ造られた栗林公園を、造園課の高田さんに案内して頂きます。高松市の中でも一番交通量の多い大通りを隔てて、今なお守られつづける日本庭園の風景。江戸時代に描かれたと言われる図面を手に持ちながら、そうして代々磨かれ、守られつづけ、そして育まれている技に出会います。江戸時代から守り続けられる日本庭園 栗林公園には、自然と共に培われてきた日本人の美学が溢れています。高田さん「アートはアートでも、人間が関わり続けるアートですよね。」と一言。
奥深い「日本庭園」の文化に触れながら、高松に伝わる伝統工芸を訪ねに行きます。

 

 
         
 

讃岐のり染め

高松で創業以来200年に亘り技術を守っている大川原染色本舗を訪ねます。
佐藤さん、ちょうど「湯単」(ゆたん)という染め物の制作現場に立ち会います。「湯単」とは通常箪笥なんかにかける布の事をさしますが、こちらで作られていたのは、獅子舞の時に人が被る布の「湯単」です。獅子舞を思い浮かべると普通唐草模様を思い出しますが、ご主人 大川原さんが描いている模様は平家物語の那須与一。この地区のお祭りなどで舞う獅子舞の柄は、武者絵がほとんどで、地区ごとに「色」や「柄」の華やかさを競い合うんだそうです。人の手から描かれていく一本一本の線は、力強さと温かさを浮かび上がらせ、その染め上がった「湯単」のもつ独特の味わいに、惚れ惚れの佐藤さん。


 

 
         
 

讃岐提灯

香川の伝統工芸として有名なものの中に、もう一つ「讃岐提灯」というものがあります。
もともとは神社などに奉納する為の仏具の一つとして中国から伝わった讃岐提灯。そんな元祖提灯屋として有名なのが、三好商店さんです。伝統の提灯作りの技を基本に置き、様々な形の提灯を作る事を可能にした三好さんのお店には、うどんや雪だるま、そしてふぐなど、色んな形の提灯が吊るされて店頭に並びます。その秘密をご主人の三好さんに伺います。明かりを「灯す」という事を後世に伝えていきたいと話す三好さんの提灯には、夢があります。

 



 
         
 

直島町

高松港からフェリーで一時間。いよいよ噂の直島町へとやって着ました。
直島で一番に私たちを出迎えてくれるのは、さすがアートの島、草間彌生さんが作ったオブジェ「赤かぼちゃ」です。そのちょっと変わった出迎えに「空から落ちて来て、ここにボスッと埋まったみたいだな」と話す興味津々の佐藤さん。早速その「赤かぼちゃ」へと向かいます。

 

 
         
 

直島町ボランティアガイド

元々は美術館が直島に出来た事が「切掛け」となり、訪れる観光客を国内だけでなく海外からも迎える直島町。そこで欠かせなくなっているのが、高橋さん達ボランティアガイドの会がしている町案内。島内にポツポツとある現代アートの作品だけでなく、昔からの風景を今なお残す「本村地区」を歩き直島の歴史に触れていきます。
町案内の途中で佐藤さん面白いものを見つけます。「屋号札」と呼ばれるその表札には、
「うよんど」「のみ」に「きちだゆう」。その由来を高橋さんに伺いながら、各家々の持つ200年300年前に付けられた屋号の表札を追いかけていきます。さて、ご先祖様の話なんかしているうちに、ちょっとこさタイムスリップでもしたような、「天保の頃の喧嘩の話もするんですわ」と普通に話す高橋さんの表情がなんとも印象に残りました。

 



 
         
  空き缶アート

路地を歩いていてポコッと置いてある人形。ピースしてくれたり、指さして道を教えてくれたり、よく見ればなんとも愛嬌のある表情の空き缶人形です。
元々は製鉄工場で働いていたという児島さんも、「現代アート」というものが島にやって来てから自分にも何か出来ないかと探していた矢先に出会ったという「空き缶人形」作り。
飲み会の席で空になった缶を手に見つめていると、ふとその缶に「顔」が見えたんだとか。「いたって簡単なんだよ」と照れながら笑う児島さんにちょっと似た「空き缶人形」が、気持ちを和ませてくれます。

 

 
         
  スラグ陶芸体験工房

豊島の産業廃棄物を熱処理して無害化したガラス状の粉末を「スラグ」と言います。
元々はセメントに混ぜて強度を出すものとして使われているそのスラグを、焼き物の土の中に微粉末で混ぜ合わせ、強度を持たせるスラグ焼き。ここスラグ陶芸体験工房で、自分の作品づくりが出来ると聞いて早速佐藤さん足を運びます。
ちょっと図工の時間を思い出しながら、先生の桜木さんに見守られながら、佐藤さんの作品はムクムクと大きくなっていきました。

   
         
  いつの時代にも、人の「手」が生み出していく物には無機質ではない、何か「かよっているもの」を感じます。それが温かみと言えばそうなのかもしれませんが、「手」が動き「物」を造る作業自体の中に、知らずとも様々な「思い」が込められていくからなのでしょうか。それとも、人には想像力があるからなのでしょうか、感じる心があるからなのでしょうか?自然と伝統と現代美術に触れ、豊かな心で旅した今回の「遠くへ行きたい」を、どうぞお楽しみに。    
         
         




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