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(c)安野 光雅
 

みどころ


 
         
 

昭和から平成の時代へと続いてきた番組がついに1900回目を迎えました。それなら「春の宴」をひらきましょうと、立ち上がったのがこのお二人。森野熊八・平野文コンビ。二人が日本各地を駆け回り、日本の旬の「食材」をかき集めお祝いの料理を作ってくれるそうです。番組が始まってから見れば、日本の「食」文化も様々に変化を遂げてきましたが、さてさて記念の宴にはどんな食材が並ぶのでしょうか。
海からの食材は平野文さんが、そして森や大地からの食材は森野熊八さんが担当し、お二人そろって東京駅から出発いたします。

 



 
         
 

宮城県 唐桑半島の牡蠣

宮城県は牡蠣の生産量が広島についで全国第2位。ここを昔、俳優の渡辺文雄さんが番組で訪れていました。そしてその時出会ったのが「牡蠣の森を慕う会」の畠山さん。海の生き物が育つのに欠かせない栄養分の9割が森の腐葉土を通ってきた水からの物だと、森に植林する運動を漁師さんと共に始めたのがその畠山さんです。植林運動を初めて、今年で満20年が経ちました。昔に比べて海はどうなったのか、そこで養殖される牡蠣はどうなったのか、畠山さんからお話を伺いながら、今が一番の食べごろと言われる牡蠣を持ち帰ります。

 



 
         
 

鹿児島県 屋久島

さてお次は平野さん、九州です。はるばる降り立った場所はというと、世界自然遺産でも有名な「屋久島」。しかし準備を始める平野さんの足には、やはり長靴が。山ではやっぱりないのですね?と声をかける暇もなく、颯爽と港へ向かう平野さんを追いかけます。
わざわざ屋久島までやって来た訳はというと、「首折れ鯖」というちょっと気になる名前を耳にしたからです。島の一本釣りの名人鞆さんの船に乗せてもらい、準備万端の平野さんが沖に向かって出発いたします。さてお二人、どんな鯖を釣ってくれるのでしょうか。
そして平野さん、なにか面白い物を見つけます。屋久島では昔から重宝されているという調味料、「さば煎汁」です。どんな物なのかは番組を見てのお楽しみにいたします。黒くて飴状の見るのも味見するのも初めての、スペシャルらしい隠し味になりそうな予感です。

 



 
         
 

京都府 京都市

ところ変わって熊八さん。やって来たのは「京都」。料理人として京都の台所はやはり外せないでしょうと、こちらも颯爽と歩いてまいりました。
京都市南区久世に向かいます。住宅地を抜けていくと、ある一画に水田が見えてきました。熊八さんお目当てのお野菜 京セリが、こちらの水田で栽培されているんだそうです。平安時代から作り続けられている伝統野菜の一つ京セリは、「京都ならではの白くて長い「舞妓はん」のような、べっぴんなんです。」と少し照れたように自慢げに話す山下さん。自分の子供を褒める時のお父さんのような、愛情一杯の表情で話してくれました。宅地化の波に押され、年々農家が減っているという現状の中、それでも負けじと愛情かけて育てられる京セリのお味に、熊八さんも感嘆の声。

 



 
         
 

大分県 冬磨iどんこ)

さて次に足を向けたのが大分県の国東半島。特産品「どんこ」椎茸を求めて、椎茸農家の巴田さんを訪ねます。「どんこ」は椎茸の中でもトップブランドで、笠の開きが小さく、肉厚なのが特徴です。まず巴田さんが案内してくれたのは、クヌギ山。実は大分県の椎茸農家さんは、ほとんどがホダギを作る事からしている為、山の手入れがかかせないのだとか。クヌギの林を育てる事から、椎茸が生えるまで17年の歳月がかかると話を聞いた熊八さんが言いました。「生まれた子供が高校生になるんだな」と。(分かりやすい!)
干し椎茸のどんこを作っている巴田さんの所では、「地室仕上げ」という方法を使い、最後まで目を離さず丁寧にどんこを生産しています。初めて見る椎茸の乾燥室に驚きあり、笑いあり。また自然の天候や湿度によって変わってくる笠の模様がなんとも奇麗で、「あ、世界に一つのどんこだ」と呟きたくなるような、大事に口の中に含ませて味わいたい干し椎茸を、大事に懐に抱えてお持ち帰りです。

 




 
         
 

熊八料理 in 屋形船

さて二人が日本各地で集めて回った食材はどんな料理となるのでしょうか?
おなじみの旅人を招待し、皆で1900回目の記念に乾杯です。
東京の越中島から屋形船で隅田川を上り、ちらほら見える桜を背景に皆それぞれの「旅」について語り合いながら、熊八シェフによる御馳走を頂きます。

 


 
         
 

昭和45年に番組が始まり、38年という年月が経ちました。第1回目から「遠くへ行きたい」を一本一本見ていけば、環境や文化や旅人の思想も含め、色んな角度からこれまでの日本に出会えるのだろうなと思います。そして番組企画の発端ともなる「ディスカバー・ジャパン」という言葉。そこに込められた「日本を発見し、自分自身を再発見する」というテーマは、平成の時代でもなくならない深いテーマですなと思います。1900回という回数の踏んできた時間を振り返りつつ、これからも「遠くへ行きたい」の日本の旅は続きます。
皆様どうぞお楽しみに。

 



 
         
         



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