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(c)安野 光雅
 

みどころ


 
         
 

今回の旅先は世界遺産のある町、島根県大田市。その登録名称は、『石見銀山遺跡とその歴史的景観』。つまりは、遺跡だけでなく、“歴史的景観”も世界遺産に登録されたということ。その歴史的景観とは?少し勉強しつつの旅となりそうですが・・・初めて聞くような、見るような、面白い話ばかりだと、自信を持ってオススメします!
そんな今回の旅に向かったのは宮崎美子さん。ですが・・・(右写真)今度は何を見つけたんでしょうか!?カメラが回っていない時も、何かしらを発見し、覗きに行ってしまいます。この好奇心が、今回の旅でも発揮されております!乞うご期待!

 


 
         
 

龍源寺間歩

約600あるとされている石見銀山の間歩の中で唯一公開されている間歩、龍源寺間歩を歩きます。間歩とは、その昔銀を採掘するために坑夫さんが掘った坑道のことです。その600ある間歩の中で唯一龍源寺間歩が公開されている理由は、人が通れる大きさがあり安全である為。そうです、間歩はとても狭いのです。一間掘って出た銀鉱石の歩合によって報酬が決まったことから、間歩と呼ばれているということです。「人力の時代にどうやって掘ったんだろう?」と疑問に思ってしまわざるをえない、そんな地下世界が旅の始まりとなりました。

 


高さは宮崎さんでぎりぎりというもの
・・・さてどのくらいでしょう?

これが鉱脈に沿って掘られたもの。
手前にあるのはおよそ30×30のライト
どのくらいの大きさか、想像してみてください。

 
         
 

かおり本舗

龍源寺間歩を出て、山を少し下ると見えてくる小さな小屋が、今回お邪魔する「かおり本舗 中村屋」。かおり本舗さんではその名の通り、かぐわし〜“におい袋”を売っていらっしゃいます。しかし、それだけではありません。ご主人の中村司さんの、石見銀山情報と、愛情がものすごい!思わずどんどん引き込まれてしまいます。実際に鉱石を見せていただきながら、お話を伺ったり、外に出ての実演など、だんだんと宮崎さんが中村塾の授業を受けている生徒のように見えてきた・・・旅の一コマでした。

 
お聞きするお話は、どれも分かりやすくておもしろい!
放送できず悔しい箇所もたっぷりで本当に残念です。

 
         
 

竹下錻力(ブリキ)店

このブリキ店で売っているのは、カンテラ。ご主人の竹下佳嗣さんが、一つ一つ丹精込めて作っていらっしゃいます。このブリキ店の8代目だという竹下さんですが、おじいさんの代から、銀山にカンテラを納めていたそうです。今はお土産になっているカンテラですがその作りなどは当時のままだそうで・・・
代々続いてきたカンテラの歴史をお聞きしながら眺める昔ながらの灯は、頼りなく風に揺らぎながらも、しっかりと、今も昔も照らしていたのだろう、と感じる一時を過ごしました。

 


 
         
 

観賞用炭

炭と聞くと、どのようなモノを想像されますか?ここ大森の町には、変わった炭があるのです。そんな炭を作られている、内田治夫さんの工房を訪ねます。窯を覗かせていただくと、その中は真っ暗、真っ黒な世界。そこから出てきたのは・・・竹炭ですが、ご主人の内田さんが出してこられた缶の箱がポイントでした。その蓋を開けると、ふわふわした新聞紙の炭が!それに優しく包まれていたのは、見たこともない炭の形。その色が全て黒で塗りつぶされた“モノ”は、それが何なのか一瞬考えさせられます。それは、私たちが普段それぞれの色彩も特徴の一つとして“モノ”を認識しているということを、改めて感じさせてくれました。そんな不思議な炭の世界をお楽しみください。

 


この缶の中から何が見つかるのかは・・・

 
         
 

熊谷家住宅

大森の町で一番大きな商家が“熊谷家”。その建物は、平成10年に商人の生活の移り変わりをよく残す民家建物として、国の重要文化財に指定されました。指定された時は、ぼろぼろだったこの建物ですが、一般公開のための修復に活躍したのが地元の主婦達。熊谷家に一歩足を踏み入れると、彼女たちの作品が、そこかしこに飾られています。彼女たちの作品の存在で、重要文化財という堅苦しいこの建物の中に、温かく人の気配がしそうな空気が通り抜けているような・・・一体どんな作品なのかは放送にて。

 


お二人の前にある、何の変哲もないお鍋がキーですよ!

 
         
 

鏝絵(こてえ)

鏝絵とは左官さんが、土壁の上に漆喰を塗る際、鏝で仕上げる絵のこと。実は島根の西部は、石州左官さんという優秀な左官が多く輩出された所で、国会議事堂の壁などを手がけたのも、石州左官だったそうです。そんな彼らが地元に残したのが、家々の壁に施された鏝絵。13年ほど前に偶然一枚目を発見してから、調査を続けてきたのが「まちなみ探偵団」のお一人、福間祐子さん。案内されて訪れたのは、大田市仁摩町にある西往寺というお寺でした。ここには、鏝絵が三枚、ど〜ん!ど〜ん!ど〜ん!と並んでいます。その迫力もさることながら、細部まで凝った、彫刻のような装飾は、繊細で美しいものです。勇壮だったり、恐ろしかったりな鏝絵の世界へ引き込まれ、ぽかんと口を開けながら見入ってしまった私たち・・・そんな私たちを現実の世界に引き戻すように、聞こえてくる福間さんの面白いお話に「へ〜っ」の連続となりました。

 


鏝絵の前でお話されるお二人。(今回のHP原稿では、放送で見ていただきたいものばっかりで写真でほとんど紹介できないのが・・・残念です)

 
         
 

吉田屋

銀山から、12キロ。銀山を港まで運ぶ道となった、温泉津・沖泊道を往くと辿り着くのが、温泉津(ゆのつ)港とその港街。その通りの一角にあるのが老舗旅館吉田屋。経営者がいなくなったこの旅館に、現在女性たちが集まり、女将や若女将となって奮闘しています。彼女たちの原動力となっているのが「もったいない」という気持ち。その「もったいない」が、初めて形になった「もったいない野菜」の集荷にご一緒させていただけることとなりました。向かった先は、農家のおばあちゃんのところ。そこに集められていたのは、様々な理由で出荷できない野菜というのですが・・・どれも瑞々しくて、野菜の香りもたっぷりで、なぜ出荷できないのか?と疑問に感じるものばかりです。そんな野菜に囲まれて、おばあちゃんとの会話も弾みつつ、集荷を終えて帰った旅館で、女将山根多恵さんのお話をお聞きします。

 
「規格外の野菜を出すことは、いけないこと」という農家さんの意識があったといいます。
今ではこのおばあちゃん達のお野菜を余すことなく食べれているのだと思うと、なんだか嬉しくなりました。
 
         
  今回の旅では、宮崎さんも、スタッフも「へ〜!」「すごいですね!」の連続だったような気がします。教えていただいた知識に対してはもちろん、何よりも島根の人々が、世界遺産を始めとして、それぞれがやってらっしゃることに誇りを持ち、とても楽しそうに取り組んでいることに、尊敬の気持ちが湧き出てきたからだと思うのです。
島根県、そして石見銀山について教えてくれて、何倍も旅を楽しくしてくれる人との出会いを「遠くへ行きたい」で味わってください。

 

   
         
         



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