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(c)安野 光雅
 

みどころ

 
         
 

7月に入り、まだまだ雨の多いこの季節ではありますが、晴れた日には夏の日差しが照りつけます。夏ですね!山へ出掛けませんか?今回の「遠くへ行きたい」は、山々に囲まれ、清流・久慈川が南北に流れる茨城県北部の旅。山を守るため立ち上がった愉快な男たちが作ったスゴイもの。86歳のおばあさんがたった一人で守り続ける伝統の技。歴史ある町に芽吹いた若い力。そんな俺たち・私たちのふるさと自慢を、落語家・古今亭志ん輔が尋ねます。

 


木々の緑が目にしみます。

 
         
 

袋田の滝

旅の始まりは、久慈川上流、福島県と栃木県と接する山間の町、大子町。この町の名所が、日本三名瀑のひとつ、「袋田の滝」。267メートルのトンネルを抜け観瀑台へ出ると、高さ120m・幅73メートルの豪壮な滝が目の前に。思わず息を飲むほどのスケールで、流れ落ちる水の音がお腹の底に響きます。

 


日本三名瀑のひとつ「袋田の滝」

 
         
 

奥久慈しゃも

大子町のもう一つの名物が、1983年に生産が始まった「奥久慈しゃも」。闘鶏で有名なしゃもです。その肉は昔から美味と言われてきましたが、気性が荒いため、群で飼育するのは困難でした。古くから闘鶏が盛んだったこの町で、食肉用の飼育を可能にすべく試行錯誤の末産み出されたのが奥久慈しゃも。さてさて、そのご自慢のお味とは・・・。

 
「奥久慈しゃも」。精悍なたたずまい。

その奥久慈しゃもを使った、大子名物「奥久慈しゃも弁当」

 
         
 

美和林業担い手グループ

さて、次なる地元自慢を探して向かったのは、常陸大宮市。「自分たちの山は自分たちで守る」をモットーに、地元の有志が20年前に結成したのが「美和林業担い手グループ」。これがなんとも愉快な山の男たち。ふるさとの山を守るために、皆さんかなり楽しみながら活動中!!まずは杉林の下草刈りをお手伝い。

 


急斜面での作業はかなりハード。

 
         
 

楽しい活動 その一

立派な木材となる木を育てるには、「木を間引く=間伐」という作業が必要です。斜面に生えた杉は、上へ上へと伸びる過程で根元の部分が湾曲してしまいがちで、「根曲がり杉」と呼ばれ間伐の対象となります。山の男たちの楽しい活動その一は、この「根曲がり杉」を利用しての、ある物の製作です。そのある物とは・・・根曲がり部分の形がポイントです。

 


左下にあるのが、根曲がり杉。

 
         
 

楽しい活動 その二

美和林業担い手グループの皆さん、こんなモノも作っちゃいました。それは木炭車です!!戦中・戦後の石油不足の時代には、この仕組みの車が町を走っていたそうですが、木炭車って、炭を燃やした熱で走るわけではないんですね。その辺の詳しい仕組みは番組で・・・。何はともあれ二酸化炭素を吸って、大きくなった木のエネルギーをもらって走る木炭車。木炭車が発生した二酸化炭素は、また木が吸って成長する。なるほど・・・循環してます。そんなエコ車「木炭車」ですが、エンジンを始動するのが一苦労。果たして木炭車の実力はいかに・・・。

 


木炭車「北辰2号」。

エンジンがかかるまで30分。でも皆さん楽しそう。

 
         
 

鯨ヶ丘

常陸大宮市のお隣、常陸太田市の旧市街は高い丘の上にあります。趣のある古い建物が並ぶこの町は、水戸と福島を結ぶ「棚倉街道」と、日立の海から塩を運んだ「塩の道」が交差する場所にあり、かつては盛大な市が立っていました。坂を上って町へ入ると目に付くのが「鯨」という文字。実はこの丘、「鯨ヶ丘」っていうそうなんですけど、なんで海から離れたこの丘が「鯨ヶ丘」と名付けられたのでしょう?

 


旧市街へ入る坂のひとつ板谷坂。

十王坂、通称だいこん坂。名前の由来は坂下の高校へ通う女子高生と関係があるらしい。真相は番組で。

 
         
  久自楽舞

鯨ヶ丘商店街にある「鯨ヶ丘倶楽部」。空き店舗を地元の人たちが手作りで改装したダンススタジオです。日が落ちるころになると、中から賑やかな音楽が聴こえてきます。地元のダンスチーム「踊狂(おどりクルー)」の女の子たちが、地元の祭囃子「久自楽舞」をヒップホップ風にアレンジして踊っているんです。この活動が拡がって、現代風「久自楽舞」を踊る若い人たちのグループが増え、今では夏祭りのメインイベントになったそうです。

 
鯨ヶ丘倶楽部。

久自楽舞の練習風景。みんなホントに元気です。
 
         
  雪村うちわ

常陸太田の伝統工芸「雪村うちわ」。室町時代の水墨画家、雪村が考案したといわれていますが、今では86歳の圷総子(あくつふさこ)さんがたった一人で作り続けています。竹を切ってから紙を貼り完成するまで約一年、圷さんがすべての工程をこなします。藺草(いぐさ)で竹を編んでいく手さばきが見事です。味わい深い「雪村うちわ」のお話を、圷総子さんに伺いました。

 
雪村うちわ。ひとつひとつ手作り。

圷総子さんは86歳。
 
         
  どぶろくの宿 農家民宿やまがた

北茨城市、花園川を川沿いに上って華川町花園、農家民宿やまがたへ。早速畑へいって茨城特産の常陸大黒豆の豆植え作業。田んぼにはオタマジャクシがいっぱいいます。

 
農作業日和。

自分で植えて、自分で食べる。常陸大黒豆は花もきれいで、花を観賞するのも楽しみのひとつだそうです。
 
         
  どぶろく作り

北茨城市で、構造改革特区の指定をうけて、どぶろくを造っているのは、農家民宿やまがたを含め三軒の民宿。どぶろく作りは意外と簡単。昔はどこの家でも作っていたそうです。きれいな水と、きれいな水で育ったお米を使って造ったどぶろくは素朴な味わい。ついつい杯が進んでしまいそうです。

 

自家製の米と、天然水で作ったどぶろく。
 
         
  浄蓮寺

華川町の山中、美しい茅葺きの大屋根が見事な古刹・浄蓮寺を訪ねます。

 
 
         
  茨城県は北茨城に、ふるさと自慢を訪ねた今回の旅。豊かな暮らしと、地元を愛する思いがあるからこその「ふるさと自慢」。自慢できるふるさと・・・良いもんですよね。   



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