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(c)安野 光雅
 

みどころ

今回の旅、場所は三重県。旅をするのは写真家・関口照生さん。実は、ちょうど1年ぶりの旅で、場所も同じなんです。三重には関口さんの探究心をくすぐるものが多くあるんです!というわけで、前回は神話にまつわるものが多く登場しましたが、今回は古来の伝説にまつわる逸話を紐解いていく旅。どこまで真実に近づけるのか…これをご覧になって確認してください!
 
         
 

伝説から史実へ(徐福伝説)

皆さん、徐福を御存知でしょうか。徐福とは、約2200年前、秦の始皇帝の命を受け日本に渡来したとされている人物です。そしてその命とは、不老不死の薬を探すということだったんです。日本にやってきた徐福は、この地で不老不死の薬を見つけたのか!?伝説では、徐福は日本に残り、農耕や漁法、紙すき等、数々の技術を伝えたとされています。と、ここまでの話は伝説で…それが伝説ではなくなろうとしています。(もう伝説ではなくなっているのでしょうが)!?発見されているんです、諸々と。ここからの詳しい話は、前回は日本最古の神事、花の窟(いわや)神社の「お綱かけ神事」でお世話になった、郷土史研究家の三石学さんにお話を伺いましょう。(徐福が渡来したことを裏付けるもの!?も出てきます!)

 

じょふく
ここは熊野市の波田須町にある「徐福の宮」で、関口さんの隣に写っているのが、三石学さんです。

 
         
 

九孔の鮑伝説

僕は恥ずかしながら初めて知った事なのですが、鮑には吸水の為の穴が開いているんですね。(大体3、4つで、5個でもまれなんだそうです)さらに、その穴が九つ開いていると、不老不死の霊験があるとされ、和歌山県の那智大滝の滝つぼには、その九孔の鮑が沈んでいるという伝説があるのです!(江戸時代には、霊験にあやかって不老長寿になりたいと、那智大滝にやってくる人も多かったそうです)まさか伝説ですよねえ…伝説ですよ…まさかねえ。関口さん、御確認お願いいたします!(決して滝つぼに入るわけではありません)

  那智大滝です!
那智大滝です!
 
         
 

塩っ辛くて「しょっから」

漁業が盛んな鳥羽市の畔蛸町には、「しょっから」と呼ばれる、魚の塩辛があるんです。
このしょっから、獲った魚になんの手も加えず、(血も抜かず内臓もとりません。するのはたて塩だけ。)塩を振り、あとは漬けること約3週間。自然発酵「しょっから」の出来上がりです。かなりの珍味だという事は言うまでもありません。(しょっからを作っている北川聡さんも、関口さんこれほんまに食べられるんかい、と心配されていたくらいですから)だがしかしそこは日本全国を旅してきた関口さん、こういう珍味が大好きなんだそうです。では、早速試食に移りましょう!(関口さんの、今か今かとしょっからを待ち望んでいる姿が印象的でした)

  ウルメイワシのしょっからです!
ウルメイワシのしょっからです!
しょっからの味やいかに。
しょっからの味やいかに。右に写っているのが、北川聡さんです。
 
         
 

嫁さん天国の村

阿児町国府(こう)。サーファーにとっては国府白浜がある事で有名なんだそうです。(事実、我々が撮影に行った時も、わざわざ大阪からサーフィンを楽しみに来てる方もいました。平日だったのに…そのくらい有名なんです!)その国府、白浜の美しさもさることながら、村自体も各家々がよく手入れされた槙塀に囲まれ、碁盤の目上に小路が通っていてとても整理整頓された村、という印象を受けます。それは、約400年前、大津波で村が全滅した時に現れた道念という僧が、この村独特の家屋配置と、隠居制度という特殊な制度で暮らすようになった事に始まるんだそうです。以来、村の配置や区画はほとんど変わってないそうです。(江戸時代の古地図と比較しても、まったく変わっていない事がわかります)隠居制度で嫁さん天国…どういうことでしょうか?上村惣太郎さんにそこんとこ、伺いましょう。

 

関口さんと上村惣太郎さん。なんとなくでしかわかりませんが、こうした手入れされた槙塀が各家々にあります。
関口さんと上村惣太郎さん。なんとなくでしかわかりませんが、こうした手入れされた槙塀が各家々にあります。

 
         
 

高校生のレストラン本日開店中!(まごの店)

奥伊勢・多気町には、日本で唯一無二、高校生が運営するレストランがあります。その名も「まごの店」。店名の由来は、このレストランのある五桂池ふるさと村の「おばあちゃんの店」にちなんでなんだそうです。営業日は休日のみ。それもそのはず、調理人は普段は三重県立相可高校の生徒なんですから。(この相可高校は普通科の他にも、生産経済科、農業土木科、食物調理科の4つの科があります)ただ、仕入れから調理、経営までその全てを生徒達が行っているという大変珍しいレストラン。まさに実地勉強の場。といってもその腕は確かですよ!「国際高校生料理コンクール」で銀賞を受賞する等々、受賞歴を挙げたらキリがありません。それを証明するかのように、休日ともなると、まごの店には開店前から長蛇の列が出来ています。うーん、一刻も早く食べたいところ…待ちに待って遂に登場です!関口さんが頼んだのは、松阪肉すき焼き茶漬け定食!うっ、美味そうです。

 

お店は円形なんですね。お客さんが外で待っています。
お店は円形なんですね。お客さんが外で待っています。


 
         
         

古来から伝わったものを受け継ぎ、それをまた更にアレンジ、進化させてきた日本の民。言うまでもなく、その強い生命力に脱帽します。壁にぶち当たったら、足元をしっかり見る。これこそ、今僕達がすべき事なのではないかと、改めて思い起させる旅でした。


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