日本は、元々1日24時間ではなく12刻!?(和時計)
機械時計が日本に最初にやってきたのは、1551年(天文20年)。宣教師フランシスコ・ザビエルによって伝来したとされています。その後も、諸外国からたくさんの人達が機械時計(西洋時計)を日本に持ち込んだそうです。その時計技術を学び、江戸時代に入って作り直したのが「和時計」なんです。(和時計と一言で言っても、櫓時計、尺時計、枕時計、懐中時計…など種類はたくさんあります)この和時計、西洋の時計と決定的に違うのが時間解釈なんです。西洋の時計は、今現在私達が使っているのと同じく、24時間ですが、和時計は12刻制なんです。(日出と日没によって昼と夜に分け、それぞれを6等分して十二支で割り振った時刻表示法です)さらには、夏と冬で変化する、昼と夜の長さを調節できるようにもなっていたんだとか。自然と共に生きてきた日本人が考案した、日本らしい時計です!その仕組みを、日本古時計保存協会の井上悦朗さんにじっくり伺います。 |