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(c)安野 光雅
 

みどころ

一日ごとに春らしくなってきましたね。季節の移り変わりを感じながら、今回は江戸、明治、そして昭和と、時をかける旅です。女優、萩尾みどりさんが、岡山県備中高梁を訪ねます、そこで多くの「なるほど」に出会います。
 
         
 

備中松山城

まずは、この備中松山城は、戦国時代に建てられた山城の中で、唯一天守閣が残っているお城です。なんとこのお城、常に人がいたわけではないそうです。御殿さまがいないときは、城を守る武士さえも山を下り無人になります。そこで取り付けられたのが、天守閣初の昔風オートロック!萩尾さんもオートロックに翻弄されます!

 

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活版印刷機

今も現役で使われている歴史的な遺産がある陶山伝五郎商店を訪ねます。そこで使われているのは、機械が大好きという萩尾さんも大興奮の、活字印刷機です。ドイツ・ハイデルベルグ社製で、陶山伝五郎商店に来て、もう40年になるのだそうです。活字印刷は、文字を拾い、文字を組み、活字をセットして印刷していきます。それぞれの工程には専門の人がいます。現在主流のオフセット印刷機にはできない印刷を、機械の立ち上がりから見学します。

 

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雛人形

高梁には、手仕事で有名な会社があります。ひな人形の喜峯を訪ねます。ここでは、雛人形の胴体部分を作っています。膨大な量の生地の中から、着物の柄を選ぶことから始まります。柄にはその時々で流行があるそうなのですが、人形作りはなんと2年前に始まるそうで、常に2年後の流行を考えて作るんだそうです。経済状況に左右されやすい生地選び、来年を予想することすら困難な今の経済不安、2年後を予想することは容易なことではありません。また、人形のポーズを決める「振り付け」の工程まで見学します。

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絵画修復

19年前に創設された、吉備国際大学を訪ねます。ここでは、古今東西の様々な美術品の分析と修復をしています。修復が必要な美術品は、人間では怪我人のようなものです。しかし、美術品は、切ることも、壊すこともできずに、痛いとも言ってくれません。そのため、光を当てることしかできません。X線などの、様々な光を当てて分析をしていきます。そして、絵画の「カルテ」を制作し、次は手術にあたる、修復です。
極細の筆を使いながら絵の具が欠けている部分を、補っていきます。主に油絵を修復している西洋絵画修復室で、修復に使用されている絵の具は、なんと水彩絵の具。「油絵に水彩?!」とびっくりする萩尾さん。しかし、そこには「本当の修復とは」という、長年の修復への経験と、絵画と作家への思いがありました。

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笹畝坑道

高梁はベンガラの生産地として栄えた町でもあります。ベンガラは、赤い顔料で建物の着色に使用されます。
ベンガラの原料が取れたという、笹畝坑道を訪ねます。ガイドの広兼さんの案内で、坑道の内部まで入っていきます。奥行きだけでなく、上下にも掘り進められた坑道を見ると、ここが豊かな鉱物産地であったことを実感できます。この坑道からベンガラができるまでを聞くと、ベンガラがこの地の産物になるまでには、多くの偶然と人々の努力が結んだものだと分かります。

 

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ベンガラ館

次は実際にベンガラを取り出す工程を見学できる、ベンガラ館を訪ねます。二昼夜や焼き続け、また石臼で細かくなるまで引き、乾燥させるなど、様々な工程を経て、ベンガラは出来上がります。建物の着色以外の使い道を聞くと、品質の高さが自慢の高梁のベンガラならではの、おどろきの使い道に、萩尾さんもびっくりです。

 

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時代を追うように旅した、備中高梁。街中に散らばった歴史の面影を拾うように旅をすると、それぞれが将来にどのように引き継いでいくかという人々の思いを見ることができます。歴史をなぞるように、未来を垣間見る旅。ぜひご覧ください!


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