番組からのお知らせ
番組データ集
ご意見・ご感想
(c)安野 光雅
 

みどころ

 
         
 

第1978回は、2週前に放送した森野熊八さんの旅に続いて、番組放送開始40年目の記念番組・第2弾をお送りします。築地に暮らし、伝統の食材や料理には大いに好奇心のある平野文さんを旅人に、全国の「小京都の伝統の味」を巡る旅。今回はどんな町並みや食文化に出会えるでしょうか…


 

写真
大分県の杵築にて。高台の武家屋敷と坂下の商人街が一度に見渡せる、全国的にも珍しい景観です。

 
         
 

九州の小京都 大分県杵築

さて旅の始まりは、大分県の杵築から。ここは江戸時代まで国東半島の中心だった城下町ですが、明治に入って観光の中心が別府や湯布院へ移り、昔ながらの風情を残したまま観光地化されずに残りました。高台には多くの武家屋敷、坂下の谷筋には味噌屋、お茶屋などの商人町が広がり、今も人々が静かに暮らす杵築。まさに“知る人ぞ知る”小京都です。

 

写真
北台武家屋敷。今もその末裔が暮らしているというから驚きます。

 
         
 

桧曲輪

その坂下の商人町で、昔ながらの仕事を続けているお店を見付けました。明治10年創業という「萬力屋」さん。ふるい、せいろ、裏ごしなどの曲輪製品を作るお店で、作業場では3代目の岡本正人さん(81歳)と4代目の秀昭さん(58歳)がせいろ作りの真っ最中。桧の板を丸く加工し桜の皮で止めていくという、昔ながらの手仕事です。馬の毛を使った裏ごしという、非常に貴重な物も作られていて、これは番組でぜひ!

 

写真
3代目と4代目が並んでお仕事中。この秋には5代目が修行を開始するそうです。こうして小京都の伝統の技は伝わっていくのですね。

 
         
 

うれしの

杵築には何代にも亘って「伝統の食文化」を守っているお店がもう1つあります。創業からおよそ300年、元は杵築藩の家老や上級武士の会合などに使われる料亭だったという「若栄屋」さん。こちらの名物は殿様気分が味わえる豪華な「大名料理」ですが、中でも締めに出される鯛茶漬「うれしの」は、ご飯の上に“一子相伝”のタレで漬け込んだ鯛をのせ、杵築茶をかけていただくという逸品。杵築藩松平の殿様が召し上がって以来300年間まったく変わらないという秘伝の味とは、一体どんなものなのでしょう・・・?

  写真
16代目の若旦那、後藤源太郎さんは34歳。伝統の味を守ろうと後を継ぐことを決意したそうですが、ご苦労も多いようです…
 
         
 

山の小京都 兵庫県丹波篠山

さて次にやって来たのは、京都と県境を接する兵庫県の丹波篠山。標高500〜700mの山々に囲まれ、盆地の中にある城下町です。ここは昔から山の幸を京都へ送り出し、「京の台所」と呼ばれていたほど豊かな土地。はたしてどんな食材に出会えるでしょうか。

 

写真
周囲を山に囲まれた丹波篠山。

 
         
 

商店街の散歩

丹波篠山には昔ながらの商店街が残っています。荒物屋、駄菓子屋、八百屋、醤油屋などが軒を連ね、ノスタルジックな気分になります。そんな中、店先に「手造り松茸 1個100円」という値札が付いた、お買い得な松茸がてんこ盛りになっている商店を発見!?

 

写真
1個100円の松茸…?番組で確かめてみてください!

 
         
 

丹波黒大豆

 「丹波と言えば黒豆」「黒豆と言えば丹波」といわれるほどの丹波名物、黒豆。明治10年の創業以来、拘りの黒豆を扱っているのが小田垣商店さんです。品質・味・大きさともに一級品といわれる丹波の黒豆。ですからお値段もちょっと高め。ですが、それにはそれなりの理由がちゃんとあるんですね。と、納得のお話でした。

 

写真

 
         
 

丹波篠山料理

丹波の町の中心から車で30分ほどの山間に、こだわりの丹波篠山料理を供する食事処「いわや」があります。ご主人の岩本和也さんは自ら米や野菜を作り、取り寄せる肉や野菜も地物にこだわります。丹波篠山は黒豆のほか、松茸、山芋、栗、猪肉など名物が山ほどある土地。篠山が何故これほどの食の宝庫なのかは、番組で・・・。

 

写真
岩本さんが「日本一」と太鼓判を押す名物の松茸を、炭火で姿焼きという最高の贅沢!

 
         
 

四国の小京都 愛媛県 大洲

最後にやって来たのは、愛媛県の山間地・大洲。愛媛県最長の清流・肱川が蛇行しながら町中を流れ、その河畔にお城が建っているという風光明媚な城下町です。

 

写真

 
         
 

肱川の遊覧船

まずは肱川で小さな船旅を楽しみます。船頭さんが櫓で手漕ぎしてくれる遊覧船からは大洲城が眺められ、ゆったり気分。川の所々に籠が仕掛けられており、何が入っているかもお楽しみです。

 

写真
手漕ぎの小さな船に乗り込んで、小さな船旅に出発です。

 
         
 

サトイモ畑

エビやカニ、そして鮎と、川がもたらしてくれる恵は沢山あります。そんな川の恵が畑からも。それは大洲名物のサトイモ。何故、サトイモが川の恵なのか?川と共に暮らしてきた大洲の人たちに、お話を伺います。

 

写真
大洲のサトイモはデカイ!

 
         
 

イモ炊き

そして大洲の人たちが本当に楽しみにしているのが、秋の風物詩と言われる「イモ炊き」です。夕闇が迫った頃、大洲城の対岸の川原に続々と人が集まってきます。収穫したばかりのサトイモと、コンニャク、油揚げ、鶏肉を煮て醤油で甘辛く味付けした素朴な鍋を囲み、大洲城を眺めながら一杯やりながら、秋の夜長を楽しむのだそうです。会社の同僚、近所の人々、同窓会など、集まるグループもさまざま。大人から子供まで、大洲中の人たちが集まる社交の場と言っても過言ではありません。

 

写真
多い人はシーズンに10回も催し、最大で3000人もの人が集まるというイモ炊き。平野さんもお邪魔します!

 
         
 

日本全国の“小京都”を2回に亘って訪ねた今回の記念番組。一口に小京都と言っても、海辺だったり山間地だったりと、その土地柄は様々。手に入る食材も、その活かし方も使う道具も様々です。ただ小京都と呼ばれる土地には、それなりの歴史と、受け継がれている素材や味がきちんとある(一言で言って“ウマイ!”)というのが、今回の特集を担当した佐々木ディレクターの感想でした。古い町並みを散策するだけでなく、そんな食の伝統に触れる小京都の旅第二弾、お楽しみに。

 

写真

 
         




Copyright(c)TVMANUNION,Inc.,YTV
Allrightsreserved.