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(c)安野 光雅
 

みどころ

 
         
 

2010年、明けましておめでとうございます!2009年は長引く不況、新型インフルエンザの猛威、世間を騒がせた殺人事件など重苦しいニュースばかりが駆け巡った年でしたが2010年はどうか明るい年になってほしいものですね。新年を迎え、来たる一年の幸せと発展を願って様々な行事を行うのが伝統的な日本人。新年第1回目の放送となる今回は、2010年の幸福を願って様々な縁起物を、俳優の篠井英介さんが訪ねます。旅先は愛媛県西部の山間地、大洲市・西予市・内子町。かつての大洲藩であるこの地方、幸せと発展を願う行事が、正月に限らず年間通じて非常に多いのです。そこで今回はそれらを全部先取りして、1年分の幸福を願ってしまおうという贅沢な旅。題して「伊予の歳時記 寅年に願いを」の始まりです!

 

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愛媛県内子町にて、2回目の登場となる篠井英介さん。

 
         
 

冬の瀬戸内海の○○漁

さて“山間地”と言いながら、旅の始まりは漁港から。もともとは盆地に開けた城下町の大洲ですが、2005年にお隣の瀬戸内海に面した旧長浜町と合併し、漁港を持つ町となったのです。そして冬の長浜の名物というのが・・・。それは、ご覧になってのお楽しみ、ということなのですが、瀬戸内海といえど、冬の海はやっぱり荒れるんですね。スタッフ一同、すっかり船酔い! さてさてそんな中、無事に獲物は獲れたのでしょうか・・・。

 

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たった一人で、船の操縦をしながら6キロにもおよぶ、延縄を流す漁師の石田さん。

 
         
 

城下町・大洲の散歩

漁を終えて陸地へ戻った篠井さん、大洲市の中心地である城下町を散歩します。大洲盆地をゆったりと流れる肱川(ひじがわ)が、大きく蛇行するポイントで河畔に聳えているのが大洲城。町の中にも明治・大正の路地や建物がそのまま残り、今も人々が生活を営んでいるのです。観光地化されることもなく、ひっそりと静かなその佇まいは、時間の経つのを忘れさせてくれます。そんな路地を歩いていると、民家と民家の間の狭い空き地に、ちょっと変わった屋台のお店が出ているのを発見。ここは一体、何のお店なのでしょうか…?

 

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肱川河畔に建つ大洲城。川原からお城を見上げることが出来るのは大変珍しい光景です。
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面白そうな屋台の店を発見!しかしお店の人が見当たりません…

 
         
  永長(ながおさ)の大わらじ

大洲市のお隣、西予(せいよ)市へやって来ました。山間地の多い愛媛県西部では珍しく、ここは田園地帯。刈り入れの終わった田んぼには稲藁が積んである光景を多く目にします。のどかな田畑の広がる永長(ながおさ)地区を歩いていると、前方にまたまた奇妙な物を発見!川を渡った橋の袂に、巨大なワラジらしき物が立て掛けられているのです。果たしてこれは何なのか…?さっそく地元の方に聞いてみます。

 

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篠井さんの身長と大して変わらない大わらじ、一体誰がこんな物を履くのでしょう!?

 
         
 

乙亥(おとい)大相撲

さて西予市の野村町には、全国で唯一、プロとアマチュアが一緒に相撲を取る“乙亥(おとい)大相撲”という行事が伝わっているのだそうです。毎年九州場所が終わった数日後に、幕下力士たちが到着するのを待って行われるのだそうで、昨年でなんと158回目だったという歴史の古い相撲大会です。相撲はもともと五穀豊穣を願って大地を踏み締める神事が起源ですが、この乙亥大相撲は江戸時代、旧暦10月の“乙亥の日”に起こった大火災を機に、防火を願って地元の神社に奉納相撲を行ったことが始まりとされているそうです。参加するのは大相撲力士のほか、アマチュア相撲をリードする大学や実業団の選手、地元の一般選手、さらに地元の小・中・高校生も加わり、2日間に亘って野村は相撲一色に染まるのだそうです。まさしく町を挙げての“縁起物”、昨年も12月1日・2日に行われて大いに盛り上がったようですが、地元・野村中学校相撲部の生徒たちはもう既に来年の大相撲へ向けて稽古中。その熱気溢れる稽古場にお邪魔しました。

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中学生といっても体重125キロ、並の大人では勝てない立派な体格です。立合った瞬間のぶつかり合いもかなり本格的。迫力の取組みは是非放送で!
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やはり稽古後の楽しみはこれ!皆でちゃんこ鍋を囲みます。
 
         
 

五十崎(いかざき)凧

さて愛媛県西部にはもう1つ、人々の幸せを願って行われる“縁起物”の行事が伝わっていると聞き、西予市のお隣、内子町へ。ここは江戸時代から、和紙や木蝋の産地として栄え、大洲藩の財政を支えたという歴史の深い町。そして和紙作りと共に盛んだったのが、凧作りなのだそうです。ちょうど新年を迎え、全国の空に凧が舞う季節ですね。しかし内子の凧が一斉に舞うのは、実は5月5日、端午の節句なのだそうです。内子町の中でも特に和紙と凧作りが盛んだった、五十崎(いかざき)の地名を取って“五十崎凧”と呼ばれるこちらの凧には、他の土地には見られない特徴があると言います。一体どんな凧なのでしょうか…?

 

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60年以上も凧を作り続けている奥島重利さん(80歳)に凧作りを見せていただきます。

 
         
 

凧合戦

さて内子町で毎年5月5日に盛大に行われるというのが、五十崎大凧合戦。およそ400年の歴史を持つというこの行事は、町内を流れる小田川をはさんで、およそ300の大凧が空中に乱舞し、凧糸に取り付けられた「ガガリ」とよばれる刃物で相手の凧糸を切りあうという勇壮な戦いで、子供から大人まで町中の人が参加して大いに盛り上がるといいます。
大凧合戦自体はちょっと時期外れではあるのですが、ちょうどお正月でもありますし、地元の方々に集まって頂き、大凧合戦を見せていただくことになりました!

 

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この大凧にも、内子町の人々の幸せを願う気持ちが込められていると言います。

 
         
         

「永長の大ワラジ」、「乙亥大相撲」、「五十崎大凧合戦」…時期は違っていても、それぞれの土地で、人々が幸せを願って古くから伝えてきた大切な行事です。それらの行事にいっぺんに触れられて、今年はおめでたいこと間違いなし!?そんな愛媛の旅を、是非お楽しみください。


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