鰻(うなぎ)温泉
さて一般的に指宿といえば、有名なのは温泉と砂むし風呂。錦江湾に面した海岸沿いの砂浜には、リゾート温泉旅館が軒を連ねています。しかし地元の人たちが通う、知る人ぞ知る温泉集落が山の中にあるのです。それが、指宿市の中心から20分ほどの山間へ入った所にある鰻(うなぎ)地区。山に囲まれた「鰻池」のほとりにひっそりと佇む、戸数49、人口およそ90人の小さな集落です。放送ではご紹介できませんでしたが、この集落、実はかつて住人は「鰻(うなぎ)さん」か「福村さん」のどちらかだったそうです。しかし昭和30年代以降、若い人が就職で都会へ出るようになってから「鰻さん」という名前を恥ずかしがって、次々と改名。今残っている鰻さんは2軒だけだそうです。そんなお話も残る鰻集落ですが、ちょっと町を歩くと、家々の庭先から温泉の湯気が上がっているのが目に付きます。温泉はこの集落の人々の生活にとって、なくてはならないもの。その温泉を利用した暮らしの工夫を村の方々に教えていただきます。 |