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(c)安野 光雅
 

みどころ

 
         
 

今回は久しぶりに二人旅の「遠くへ行きたい」。「還暦過ぎの男二人旅」と題して新宿駅から出発するのは、写真家の浅井愼平さんにイラストレーターの本山賢司さん。二人は久しぶりに共通の古い友人を訪ねるため、新緑まばゆい季節を迎える信州を目指します。どこか少年のような二人の後ろ姿を、スタッフ総出で追いかけます。珍道中の始まりです。

 

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松本へ

新宿からあずさ号に乗って、向かうは松本駅。今回の目的地は古い友人が暮らす乗鞍高原ですが、「旅」は寄り道が大事だよねと、松本を巡り、安曇野を通って乗鞍高原を目指す事に。
写真家として、イラストレーターとして、旅のベテランが列車の中で語ってくれたのは、まずは列車が駅に入る時の「旅情」について。「旅にはそういう細かい事が大事なんだよね」とベテラン二人が語らいます。

 


 
         
 

松本 湧水めぐり

天守閣が国宝に指定される松本城の城下町 松本市は、北アルプスや美ヶ原の山々に囲まれた盆地です。市内には湧き水のわく井戸が随所に見られ、「水の町」としても有名です。湧水は地元の人にとっては家庭用の水として愛され、ペットボトルを片手に水を汲む人達とすれ違います。“鯛萬の井戸”に“源智の井戸”を巡って、湧水で喉の乾きを癒す二人。家の近くにこういう井戸があるのは羨ましいね、と話す二人をもっと面白い場所があるからと案内してくれる方が現れます。

 

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  川原石アート

湧水巡りの案内役を途中から務めてくれたのは、源智の井戸のすぐ裏手にある伊藤石材店のご主人 伊藤博敏さん。自宅の庭にも湧き水が流れ、6月中旬には蛍も出るとのこと。なんとも羨ましいお話を伺った二人が次に案内されたのは、伊藤さんが作る作品の並んだギャラリーでした。
石材店を営む伊藤さんは、海外でも評価の高い作家さんなのです。天然の石そのものの形を生かして創作される伊藤さんの作品は、大きな時間軸の中で生まれる「石」の持つ世界・形を、より一層深く感じさせるオブジェです。

 

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伊藤石材店の作業場にて
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伊藤さんの作品です。石からコインが溢れ出てきそうですね。

 
         
 

早春賦・草笛

所変わって二人が向かったのは、安曇野。北アルプスの麓に広がる安曇野平野を歩く二人が見つけたのは、「早春賦」の歌碑。そして聞こえてきたのは、どこか懐かしい草笛の音。「早春賦」は作詞した吉丸一昌が、春を待ちわびる安曇野の風景を詩にしたと言われています。早春賦の歌碑の前にすわる案内役の長瀬さんにお話を伺います。長瀬さんの吹く草笛に、耳をすます二人です。

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安曇野の平野を見下ろす長峰山より

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早春賦歌碑
 
         
 

チェーンソー彫刻

安曇野の観光名所「大王わさび農場」を訪ねた後に、道を歩いていて二人が足を止めたのは、廃材が並んだ広い敷地。木彫りの彫刻も並んでいるので、案内してもらう事に・・・。しかしここで二人は思わぬ新境地に出会います。ここのご主人、実はインターネット上の動画サイトで有名な人物だったのです。伴さんの作品が、ところ狭しと並んでいる倉庫に迷い込む二人。そこで二人が見た物は・・・。

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大王わさび農場でスケッチする本山さん

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彫刻家の伴さんに、なにやら作って頂きます
 
         
 

天蚕

次に二人が出会ったのは、日本原産の野蚕と言われる天蚕です。全国の野山にいる緑色の天蚕は、家蚕と違って緑色の糸を出し、古くから「幻の糸」と呼ばれてきました。クヌギなどの栗のなる木で生息し、飼育するのはとても難しいといわれています。そんな天蚕を初めて目にした二人、スケッチブックにカメラを取り出し、小さな生き物を観察します。擬態のように葉っぱにくっついた蚕の姿や、この命の作る繭糸で織られた反物の光沢の美しさに感嘆です。

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クヌギの葉っぱを食べる天蚕。何処にいるかわかりますか?
 
         
 

ペンション風のチムニー

さて、最後に訪ねる先は古い友達の待つ乗鞍高原。二人が長きに亘って親交を深めるのは、乗鞍で生まれ育った福島さん。その彼が、乗鞍でペンションを新築したと聞いてお祝いに訪ねます。山を切り崩し、全て自分の手で建てたという福島さん自慢のペンションを案内してもらいます。そして久しぶりの再会を祝うかのように、乗鞍の自然が3人を出迎えてくれます。山の神様と呼ばれる桂の大木に出会い、ニリンソウやミズバショウの花に触れ、心弾ませる3人の姿が、どこか山で遊ぶ少年のように映ります。

 

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完成した風のチムニーの前で、福島さんと
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山の神様 桂の大木の前で
 
         
 

いくら歳を重ねても、見るもの、感じるものに素直な心でいられる事。沢山の知識や経験を重ねながら、いつも純粋な気持ちで心揺さぶれる軽やかさを持てる事、それが人生の豊かさに繋がるのかなと、浅井愼平さんと本山賢司さんの旅を見ていて感じました。久しぶりの懐かしい友人と出会う事も、また一つ。次回の遠くへ行きたいどうぞお楽しみに。

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